緑が眩しい季節ですね。
親業訓練インストラクターの駒崎晴世です。
長女(23歳)、次女(16歳)、長男(12歳)の3人の子を持つ親。
初めてコラムを担当します。どうぞ宜しくお願いいたします。
昨年12月から今年の3月まで、千葉県松戸市主催で乳幼児のママ対象に、親業のコミュニケーションのコツをお届けする機会がありました。タイトルは
「イライラガミガミママからさようなら 心を通い合わせる聞き方話し方」
会場にいらした方に参加理由を伺うと
・子どもにイライラするから
・子どもが反抗するので困って
・2人目が生まれてから、つい、上の子に厳しくしてしまうので
・叱り方を知りたくて
・手をあげてしまうことがありどうしたら…と
・虐待しそうになる…
など、「今、悩んでいる」という方や
・やがてくるイヤイヤ期のために
・親になったときのために知っておきたい
と、「将来に備えて」という方。また
・夫の子どもへの対応が気になって
・夫が子育てに協力してくれなくて
という方も。
どうですか。皆さんの中にも同じことで困っている、悩んでいる、気になる…という方がいらっしゃるのでは?
じゃあ、どうしたらいいのか…。
コミュニケーションにはコツがある!
私たちは、「子どものためを思って」や「自分のことをわかって欲しくて」、日々いろいろな言葉をかけています。でもその言葉のかけ方や、かけるタイミングによっては、子どもに親の愛情が伝わらず、また、自分の言いたいことが理解されず、親子関係が悪化してしまうことがあるのです。
しかも、子どもの言語発達の促進や、考える力を育むチャンスを奪うことにもなる…。
だとしたら、残念ですよね…。
実は、「聞き方」「話し方」にはコツがあるのです。
親業では、子どもが困ったり悩んだりしたとき、子ども自身でその問題をのりこえていけるように手助けをする「聞き方」と、親もひとりの人間として自分の考えや気持ちを自己表現していく「話し方」をお勧めしています。
また、それぞれには効果的なタイミングがある…。
ポイントは親の正直な気持ち
子どもが困っているな…と感じたときは、子どもの気持ちに寄り添い聞く。
親が、困った…と感じたとき、ガミガミ言いたくなったときは、その理由や気持ちを話す。
効果的な対応を選んでいくポイントは、そのときどきの親の正直な気持ち。親自身が感じたことを大切にしていくのです。
そして、お互いのしたいことや、大切に思うことなどが対立したときは、「聞き方」「話し方」を意識することで、より親密な関係になれる。
親業の対応法を身につけることで、親子のあたたかな時間が増え、絆が深まる…。
そして、愛する我が子だからこそ伝えたい思い、親が大切に思う価値観が子どもの心に届いていく…。
親業のコミュニケーションは親子だけでなく、パートナー、自分の親、ママ友など、あらゆる人間関係に効果的です。
いかがですか。
もっと親業のことを知りたくなった!という方は、ぜひ、「親業」で検索してみてくださいね。
きっと、あなたの人生をより豊かなものへと導いてくれますよ。
◆親業訓練協会インストラクター 駒崎晴世
◇アンガ―マネジメントキッズインストラクター
◇学童保育指導員
◇親業サークル「タペストリー」代表
以前の私は、我が子、パートナー、ママ友などの関わりの中で苦しみを抱えていました。「親業」と出会い、親であることが「楽」になり、人との関わりを味わえるようになりました。
現在は、千葉県松戸市を中心に、親子を初め、人と人のあたたかな関係を広め、子どもも大人も輝ける地域、社会づくりを目指し、講座、説明会、講演会、執筆活動をしています。
駒崎晴世HP「親業で心晴れたら」http://oyagyo.web.fc2.com/index.html
駒崎晴世ブログ「心晴れた日に」http://ameblo.jp/watasi-anata-oyagyo/
親業訓練協会HP http://www.oyagyo.or.jp/
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