ママハピ

保育園に入れなかったらどうしよう?

 

こんにちは!

子どもが感染症で登園できず、綱渡り生活の先月末でした。

夫と義母との連係プレーでなんとか乗り切った・・・

前向きワーママの高橋奈緒子です。

 

 

2月は多くの育休中のママ、ご家族にとって、大きな節目ですね。

新年度4月1日から保育園に通えるかどうかの通知が

届く月だからです。

「支給認定証」が2月中旬に届くのを、受験の合格発表と同じか、

それ以上のドキドキ感で待っているご家庭がたくさんあることと思います。

どうか、皆さんのお子さんが希望の園での

新生活をスタートできますようにと心から願っています。

 

 

今回のコラムは、そんな「ドキドキ」がとっても大きくて

気持ちが辛くなっている方のお話をきっかけに始めたいと思います。

 

 

「保育園の申込書類を出してから、落ち着かなくて。

10希望まで書いたけどどれにも受からなかったらどうしよう。

もっとたくさん書けばよかったか、

でも通えないところに決まるのも困るし。

考えても仕方ないのに、ぐるぐる考えちゃうんです」というお話しでした。

 

 

私の住む千葉県船橋市は、待機児童数が昨年秋には

全国ワーストNo.2 になってしまいました。

それだけ、共働き(希望の)家庭が集まっている

勢いのある地域だとも言えるのではと(空前向き?!)捉えていますが、

育休中の皆さんは、ドキドキを通り越して戦々恐々の心境と推察します。

 

 

どうやってこのドキドキ期間を乗り切り、

万一の場合に備えつつ、前向きに新生活をスタートさせようか、

一緒に考えられればと思っています。

 

 

 

話の流れはこんな感じ。

1.ドキドキ期間を乗り越えるには

2.保活で見えた、私の心

3.ほんとに保育園が決まらなかったら?!

 

 

 

1.ドキドキ期間を乗り越えるには

 

写真1だるま

 

 

たくさんの園を見学して回り、情報を集め、どの園を第一希望に書こうか悩んでいたときは

まだ気持ちを向ける先があったのでしょうが、

書類を提出してしまったら、あとは役所からの通知を待つだけ。

その待つ期間て、なんか落ち着かないものですよね。

 

 

その「気分」は、自分なりのストレス解消法をみつけて乗り切りましょう!

 

 

・気分転換する

そのことを考え始めそうになったら、何か別のことをする。

赤ちゃんと散歩に行くとか、お茶を飲むとか、簡単にできることを。

ヨガやバランスボールなど、室内で軽い運動ができるといいですね。

 

 

・好転を想定する

「決まらなかったら」ではなく「決まったらどうするか」を考える。

すぐに入園準備に取り掛からないといけませんよね。結構必要グッズがあると思います。

園によっても違いますので、まだこの時期に購入は早い。

決まったらすぐに購入できるように目星をつけておくとか、

どの園でも必要な服の記名とか、名前シール発注とか。

 

 

・いましかできないことをする

これまでの写真を整理するとか、育児記録をまとめておくとか、

平日ランチや赤ちゃん向けイベントを満喫するとか。

赤ちゃんのことメインで生活できるのはあと数週間。

育休中の今しかできないことをしておくのは、おすすめです。

 

 

 

2.保活で見えた、私の心

 

保活中って、産後で精神状態が不安定な中、

ただでさえ育児でいっぱいいっぱい。

それに加えて、自分の努力ではどうにもならないことで

自分も子どもも人生左右されるんだ!

というプレッシャーが重たくて、かなりストレスフルな状態だったと思います。

 

 

当時、同じ園を希望しているママ友が「ライバル」に思えてしまい、

彼女が気づいていない有益な情報を教えてあげようか、

教えない方が自分に有利かで、一晩本気で眠れずに悩んだことがありました!

もちろん結局は、教えましたが(笑)。あの時のことを振り返ると、

心が狭くなっていて、いつもの自分ではなかったような気がします。

いまとなっては笑い話ですが、コワイですね。

 

 

みなさんはパートナーや、仲間と気持ちを共有しながら、

前向きにこの期間を乗り越えられますように。

 

 

 

3.とはいえ、ほんとに保育園が決まらなかったら?!

 

写真2カードとリース

 

 

さて、気持ちの面のお話ではなく、

実際本当に決まらなかったらどうするのか、ということを考えておくのも、大切です。

 

 

できることは、現実的には2つくらいしかないのでは・・・

・認可がダメなら認可外。仮申込をしておく。

・育休延長の場合の対応を職場と話し合っておく。

 

 

地域やご家庭によっては、以下のような選択肢も

考えられなくは無いのかもしれません。

・祖父母や親戚にみてもらう(レアですが可能性ゼロではない・・・)

・保育ママを利用する(数がとても少ない)

・入れそうな地域に引っ越す(首都圏はどこも厳しそうですが)

・3歳なら幼稚園の延長保育を利用する(人気なのでこの時点ですでに、

多くの園で募集終了だと思われます。夏休み冬休みも注意)

・ママかパパが独立するなど、働き方を大幅に変える

(下準備ができていればアリか・・・)

・一時保育とベビーシッターを組み合わせる(費用がいくらになるのやら)

 

 

なんだか書いていて気が重くなってきてしまいました。

 

 

まずは、認可外の保育園を視野に入れるのが一番現実的なことでしょう。

 

 

認可=いい園、 認可外=わるい園

という単純理解はもったいないです!

認可外の園は自由がきくので、特色ある保育を展開しているところも多々。

認可園でも、ハード面は揃っていてもソフト面(特に保育士の質)が

難アリの園は存在すると思います。

 

 

0-2歳は認可外の保育所を利用し、

3歳で認可保育園や幼稚園に転園するのは、

よくある方法になってきています。

 

 

ただし、激戦の地域では認可外も、キャンセル待ちとか、

通勤と逆方向の駅にしかないとか、車で行かないとならない園しかないなど

かなり厳しいことも起こっています。

ママ一人で乗り切るのは物理的にもハードです。

パートナーが協力してくれないと、

成り立ちません(それは認可園に決まっても同じですが)。

 

 

ここでとても大切になるのが、

「我が家では何を大事にしていくか」をパートナーときちんと共有しておくことです。

 

 

認可園が決まらなかったときに、パートナーが

「え~!どうすんの?!」と言ったというご家庭があります。

⇒(ママの心の声) タニンゴトか~!!

 

 

「仕事やめてもいいんじゃない?」と言ったというご家庭も。

⇒(ママの心の声)その選択肢、私には全くないよ!

 

 

「スムーズに運ぶなら別に文句もなかったけれど、

負担が大きくなるならそれは困る。」

そういう本音がこの時点で出てくることがあるようです。

 

 

大きなすれ違いがおきていたことに、

この家族の危機状態に直面して初めて気がついた・・・

 

 

そこから、話し合い、分かり合っていければ

それはきっと絆が深まることでしょう。

でも、事前に話し合っておくことができることでもあると思うのです。

 

 

決まらなかったら、どうしようか?

そのことをきっかけに、お互いの子育てへの考え方や、

子どもを預けて働くことへの価値観、家族として大切にしたいことなどを、

話し合っておくことを、お勧めします。

 

 

船橋ワーキングマザーの会では、4月の復職を目指す方々のための

「復職支援講座」を2月20日(土)に開催します。

同じような状況のワーママ仲間と出会えるチャンス。

そして、パートナーと一緒に準備しておくことを様々お伝えします。

お近くの方はぜひお越しくださいね!

 

 

 

 

 

高橋 奈緒子(Nawoko Takahashi)

 

プロフ写真

 

◎ママハピサロン船橋 主宰
◎船橋ワーキングマザーの会 事務局代表
◎親学アドバイザー(一般財団法人親学推進協会)

 

・東京都出身、千葉県船橋市在住。
・教育関連機関での時短勤務中。
・「男子って…」が口癖の2男児の母。
・将来の夢は、ヤギを飼うこと。

 

船橋ワーキングマザーの会
地域のワーママ仲間づくりと子連れ参加できる学びの場
毎月1回(土日)子連れ参加できるイベント開催中。
船橋市市民公益活動公募型支援事業

 

 

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