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働く2016/01/21

子どもを預けて働くのって、「かわいそう」?

 

日々があまりにもあっという間に過ぎていくので、ときどきカレンダーを二度見して確かめてしまうこの頃…みなさんは、いかがお過ごしですか?
ドタバタでも前向きワーママ、高橋奈緒子です。

 

さて今日は、ワーママが言われて“ぐっさり”くる一言
「子どもを預けて働くなんて…かわいそう」
について、書いてみたいと思います。

 

一度ぐっさりきても、「前向き」な私は、
そのぐっさりもバネにして、次の一歩を踏み出してしまいます!

 

1. ぐっさりに効く!名著『子どもへのまなざし』
2. 時代が変われば家族は変わる
3. ワーママの「幸せな子育て」テクニック」
という構成です。最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

 

 

1.ぐっさりに効く!名著『子どもへのまなざし』

 

写真1

「子どもを預けて働くなんて…かわいそう」

 

ワーママならおそらく皆さん、一度は似たような言葉を
誰かから言われたことがあるのではないでしょうか。

 

私自身はその類の言葉をきくと、
心の中でいろいろな思いが沸き起こります。

 

「そんな風に思われてしまうことの悲しさ、残念さ」
「3歳児神話を信じているのかな?まだそんな考えの人がいるのかとがっかり」
「自分の子育てへの自信が揺らぐ、心配になる」
「朝、預けるときに泣いていた日の子どもの顔を思い出して胸がきゅっとなる」などなど

 

仕事も子どもも大好きだから、
ワーママが一番自分らしい生き方だと
心から信じている私ですが、
どこかでステレオタイプな「いいお母さん」像と自分を比べ、
心が、ざわざわ…としてしまうのです。

 

でも、そんなときは、すぐに思い出す言葉があります。

 

「朝、保育園に預けて、夕方引き取りに行ってというぐあいに、
子どもと過ごせる時間がたとえ短時間でも、
あるいは休日ぐらいしかないとしても、
その時間に子どもとどう接するかがたいせつなのです。
そのときに、子どもが僕のお母さん、お父さんはこういう人なのだ、
といういいイメージをもてれば、それで子どもはうまく育つと思います。」

 

これは、児童精神科医の佐々木正美先生の言葉です
(『子どもへのまなざし』1998年福音館書店)。

 

子どもにとって大切なのは、一緒に過ごす時間の長さではなく、
その時にお母さん、お父さんがどんな姿であるか、
ということだといいます。
「量」より「質」が大切ということだと、私は理解しています。

 

私は仕事をするのが好きです。
働くこと自体も好きですし、
仕事を通じて行っていることにも愛着をもっています。
私の夫も、働くことや仕事が大好きな人なので、
共働きは私たちには合っていると思っています。

 

悩んだり、もやもやしたり、
落ち込んだりすることももちろんありますが、
それすらもいい会話の材料にして、乗り越えてこれています。
慌ただしい毎日でも、それが楽しくてやっているので、
家の中でギスギスした感じや殺伐とした感じはありません(たぶん…)。

 

家族で過ごせる時間は確かに短いですが、
その時間はあったかくて、エネルギッシュで、
笑いやほっこりした感じに溢れている
と、自分では思っています。

 

子どもって、とても感受性が豊かなので、
私や夫がこの生活を気に入っていること、楽しんでいることは
きっとひしひしと感じ取っていることと思います。

 

佐々木先生の言葉を信じるなら、
子どもたちにとって、
「僕のお母さん・お父さんは楽しく働いていて、
一緒に暮らしていて毎日楽しそうだ。
僕たちといるのが大好きみたいだ」
というイメージはもってくれていることと思うのです。

 

そういうイメージを持っている子どもたちは、
「かわいそう」という言葉とは、
だいぶ遠いところにいるな、と思うことで、
私は心のざわざわを、すっと収めることができています。

 

上でご紹介した『子どもへのまなざし』は、
保育者向けの講演会をまとめた書籍です。
出版されて20年近くなりますが、
多くの子育て中の方のバイブルになっている名著です。
ワーママへのエールにも溢れていますので、
まだ読んでいない方はぜひ手に取ってみてください。

 

 

2.時代が変われば家族は変わる

 

『子どもへのまなざし』の著者・佐々木先生は、
1935年(昭和10年)生まれ。
その佐々木先生のお母様は、「四六時中、働いて」いたそうです。
戦前のお母さんというのは、野良仕事に炊事、洗濯に大忙し。
両親ともに家にいるなどということは皆無だったそうです。

 

お母さんが家で手作りおやつを作って
子どもの帰りを待っている、という状態は、
工業化が進んだ高度成長期になって、
会社勤めの父親と専業主婦の母親という家族形態になってから、
つまり、ここ50年くらいの姿なのです。

 

むかしのお母さんは、忙しく働いていました。
生きること、子どもを生かすことに必死だった時代は、
親たちは余裕なく働いているのが日常でした。
働く=勤めに出る、ということではないですが、
生きる糧を得るため、生活のための活動で大忙しでした。
きっと、我々のおじいちゃん、おばあちゃんの世代はそうやって育てられた世代ですね。

 

そのおじいちゃん、おばあちゃん世代が戦争時代を生き抜いて、
私たちの親(団塊世代あたり)が高度成長時代を駆け抜けて、
そして、発展が行き詰った人口オーナス期に子育てをする我々に命のバトンが渡ってきました。

 

その間に家族の形、子育ての方法も大きく変わってきています。
自分が育った環境をモデルとして 思い浮かべることが一番しやすいので、
ついつい、そこを基準に自分の家庭をイメージしています。
お母さんが専業主婦だった人が多い我々子育て世代は、
まだ「ワーママ」はちょっとイレギュラーな生き方だと
感じている人もいて当たり前です。

 

ですがちょっと遡って話をきいてみれば、
きっと「女性が働くこと(育児以外の活動をしていること)」は
さほど特別なことではないのがわかってくるかもしれません。
おじいちゃん、おばあちゃんから、子ども時代の家族の話をきいてみたいものです。

 

この時代に合った家族って?
子育てって?仕事の仕方って?
そういう話を、夫婦で話し合って、お互いの感じ方・考え方を
すり合わせていくことが、とっても大切ではないかと思います。

 

正解はありません。
私たち夫婦の、家族の、価値観でいいのです。
時代に流される必要もありませんし、
過去のイメージに縛られる義務もありません。
まして人からどう思われるかは、検証する必要、ゼロです。

 

夫婦の、である必要すらないこともあるでしょう。
私らしく・彼らしく、いられる家族のあり方を
一緒につくっていけるといいですね。

 

 

3.ワーママの「幸せな子育て」テクニック
写真2

 

子どもが幸せな大人に育つために必要なのは、
幸せな大人に育てられること、だと佐々木先生は書いています。
(徹頭徹尾、佐々木先生推しで来てしまいました!)

 

親である私たち自身が「かわいそう」な大人でない限り、
子どもたちは「かわいそう」な存在になることはありません。

 

「幸・不幸」は人の感じ方ひとつです。
つらい境遇にあっても、感謝を忘れず幸せを感じられる人もいれば、
何の不自由もない暮らしをしながら、満たされない人もいます。

 

どうしたら子どもたちが幸せに生きていけるのかを考えると、
どんな時でも幸せを感じられる感性を育ててあげることが
必要不可欠だと気づきます。

 

そのために私が大切にしていることを3つだけご紹介します。
もっといろいろな工夫ができると思うので、
皆さんのやっていることもぜひ、教えてください!

 

・スキンシップ
できるだけ手をつないだり、頬を合わせたり、
背中をさすったり、マッサージしたりします。
お風呂では裸でのじゃれあいをします。
青年期になっても、肩をたたく、ハイタッチや握手をするなどの
スキンシップはしていくといいときいて、そうする計画です。
スキンシップによって愛情や安心を感じるホルモンが分泌され
安らいで満たされた気持ちになれるそうです。

(親子ともにメリット大!)

 

・話を聴く

 

子どもの話は最後まで聴きます。4歳と1歳男子ですので、
正直、意味不明なことが多いですが、できるだけ目を見て
否定せずに聴きます。一緒にいる時間が短い分、子どもが伝えたいことは
しっかりと受け止めてあげたいと思っています。
忙しい帰宅後でも、子どもは5分も話し続けることはありませんので
ちょっと膝に抱いて話を聴いてあげると、とってもリラックスした
表情になって兄弟遊びを始めたりします。

 

・笑顔でアイコンタクト
ちょっとしたときに、子どもがこちらの様子をチラッと見るときがあります。
そういうときに、目をハートにして(ラブな感じです、伝わるかしら?!)、
ニコッと笑顔を送ると、子どもが安心して遊びに戻ったり、
自分のしたいことに没頭を続けられるようです。
ママがどう見ているのかな?!と気にするところがあるようで、

そういう時に「見てるよ」の合図を送るようにしています。
褒めたり、叱ったりのどちらでもなくて、単に「ここにいるよ」
に愛情を込めるという感じです。

大きくなるにつれてその頻度は少なくなって
来た気がしますが、目が合ったらニコッは意識して続けています。

(これ、夫にも効果テキメン。笑顔が恥ずかしかったら、変顔でも?!)

 

 

 

いろんな価値観の人が周りにはいるし、
それはそれでいいと思います。
一様に一つのことに賛同する世の中もまた気持ち悪いものです。
周りがどう言おうと、
自分の家庭、自分の子育て、自分の生き方に自信をもっていること。
それが何より大切ではないでしょうか。

 

 

ぐさりと刺さる言葉があるということは、
そのことを自分が気にしているということ。
責められていると思わずに、自信を確認する機会をもらったのだと
捉えて、自分の考え方、あり方、やり方を確認してみたいものです。
揺らいで、宗旨替えするなら、それもよし。

 

しなやかに。
その時々の自分の気持ちを大切にしてくださいね。

 

誰かの言葉が刺さりすぎて困っちゃったときは、
ワーママ仲間に会いに来てください。
「船橋ワーキングマザーの会」の毎月のイベントでお待ちしています!

 

 


 

プロフ写真

 

高橋 奈緒子(Nawoko Takahashi)

 

◎ママハピサロン船橋 主宰
◎船橋ワーキングマザーの会 事務局代表
◎親学アドバイザー(一般財団法人親学推進協会)

 

・東京都出身、千葉県船橋市在住。
・教育関連機関での時短勤務中。
・「男子って…」が口癖の2男児の母。
・将来の夢は、ヤギを飼うこと。

 

船橋ワーキングマザーの会
地域のワーママ仲間づくりと子連れ参加できる学びの場
毎月1回(土日)子連れ参加できるイベント開催中。
船橋市市民公益活動公募型支援事業

 

 

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