ママハピ

「息抜き」と「甘え」のすすめ

 

9月も中旬を過ぎ、すっかり秋の気配
本当ならとっても気持ちのよい季節ですが

長引く緊急事態宣言、外出の自粛

先が見えない不安が続くと
ストレスもたまり、じわじわと心も消耗してきます。

それは大人だけでなく子どもたちも同じ。

国立成育医療研究センターの調査によると
今7割の子どもが何らかのストレスを抱えているそうです。

育児中のママにとっても
気軽におしゃべりする場
ママ同士が交流する場
が減っていますが

子ども達も
友達との関わりが減り
親や先生にも
気軽に相談できないと感じているようです。

一番身近な家族が
子どもの表情やしぐさ
行動に目を配って
話を聞いてあげることが大事!!

でも、ママ自身がストレスをためて
心が心配や不安でいっぱいになっていたら
子どもの話を聞いてあげる余裕もないですよね・・・

なので、まずはママが息抜きすること
自分のケアをすることが大切です。

「大変な状況なのによくやってるよね私」と
自分をいたわって
短くてもホッとできる時間をとるように
意識してみましょう。

寝る前に一分間、自分の胸に手をあてて
心臓の鼓動を感じてみる。
その時、私がんばってるねっと声をだして言ってあげる
自分をぎゅっと抱きしめるイメージで

疲れたら5分でもいいから
ごろんと横になってみるのもお薦めです。

国立成育医療研究センターのホームページに掲載されていた
「こどもが考えた 気持ちを楽にする23のくふう」には

クッションに向かってさけぶ
すきなぬいぐるみを抱っこする
ふとんにくるまる
お母さんに、よしよししてもらう
おうちのひとにぎゅうっとする
家族の写真をみる

などいろんなアイデアが書かれていました。

ママ自身も自分が楽になれることリストを作って
(お子さんと一緒に考えても楽しそうです)
実践してみるのも良いですね

つらい時に親がきちんと休息をとることは
子どもにとっても
ストレスへの対処法を学ぶ機会になります。
8月に開催されたオンラインイベントで
(MMA主催 未来患者学)
明橋大二先生のお話を聞く機会がありました

明橋先生の子育てハッピーアドバイスシリーズは
500万部突破の大ベストセラーなので
お読みになったことがある方も多いかと思います。
(私も3冊持っています。)


(明橋先生のHPより画像をお借りしました。)

イベントでのお話は
「コロナ禍のハッピー子育てアドバイス」

コロナ時代に大切な3つのキーワードをお話されていましたので
ご紹介します。

1.自己肯定感
2.多様性
3.ランキングよりリンキング

自己肯定感は、私は生きている価値がある
私は大切な人間 と思えること

その自己肯定感が育つために大切なのが
2番目の多様性

いろんな価値観、特性、
学び方、生き方があるよ~と認めること

自分とは考え方が違う人のことを
責めたり、自分が正しいと思ってしまいがちですが

違いは違いであって
間違いではない、と考えられると良いですね

3番目は
ランキング(競争、順位)よりも
リンキング(結びつき 絆)が大事

そして
リンキングを作るためには「甘えが大切」

甘えをうけとめてもらうことで
他人への信頼(人を信ずること)と
自分への信頼(自己肯定感)が育つ

と先生はお話されていました。

甘えは、人と人とをつなぐ接着剤
という言葉が印象的でした。

お子さんの甘えをうけとめるだけでなく
「自分の甘え」もしっかり受け止めてあげたいですね

一人で抱えたり
我慢してしまいがちな方も多いかと思いますが

誰かに話すことで
心が軽くなることもありますね。

最後に明橋先生の言葉を

自立とは依存しないことではない
自立とは依存先を増やすこと
依存しない生き方は自立ではなく孤立

孤立するママが減って
心が軽くなるママが増えますように。。。

ママの笑顔は
子どものココロの栄養です。

 


中村恵美子
自然治癒力学校認定 月よみ師
親子心理学講師(勇気づけELMリーダー)

 

大手IT企業に20年以上勤務し、育児休暇を2度取得、短時間勤務で子育てをしながら働く経験をもつ。出産後は、仕事と育児に追われ、精神的・体力的に余裕がなくなると、イライラして感情を爆発させてしまう。そんな状況を解消したく、アドラー心理学をベースにした勇気づけ、親子心理学を学び、また自然療法をとりいれたセルフケアに興味を持ち、アロマテラピー、月よみを学びました。

現在は、月を読み解くことで、自分や家族の本質を知り理解していくこと、日常のもやもやを五感を使ってすっきり自分をメンテナンスすることを、お伝えしてます。

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