働き方改革や女性活躍推進という言葉だけはよくきくようになりました。
子育て女性支援事業をして6年。1.5万人のママ会員さんやたくさんの企業さん
との接点がありました。
色々な考え方はあると思いますが、共働き世帯の方が多い時代、そして
女性も生き方として働くのが当たり前になっているいま、「娘が社会人になる
頃にはこんな社会になっているといいな」をまとめました。
働く子育てパパママの環境がこんな風になったら、働きたい人が居心地よく
働けて素敵だなと思っています。
1.預けたいときに柔軟に預けられる環境が整っている<託児インフラ>
預け先に困る待機児童はいなく、経済的に負担の少ない金額で子どもを任せられる。
保育園設立が難しい地域でも、格安のシッターなど、「保育園以外の選択肢」も
充実している。
顧客やキャリアに大きい影響のある仕事など、やむを得ない際に使いたい病児託児
やセーフティネットが充実している。
短時間保育でも柔軟に対応してもらえるインフラがある。
2.愛する子どもを安心して任せられる<託児の質>
家事育児は「女性がやらねば・やるべき」の呪縛文化から皆が解放されている。
女性だけが罪悪感を感じることもない。
保育士・教師、託児環境の質がよく、安心して任せられる。子どもたちも家庭外の
環境や集団で学ぶことがたくさんある。
3.1人負担の軽減<チーム育児>
1人でママが抱えて悩むのではなく、
チーム育児ができている。パパも当たり前に参加意識をもって家事育児に向き合って
一緒に喜びを分かち合える。収入差に関係なくお互いに尊重し合う。
お互い得意分野で歩み寄っている。そのために企業の生産性も高く、
全員が残業が少なくても成果が出る仕組みに努力がされている。
地域ママ友や上世代と一緒に、孤独に抱えなくてもよい子育てになっている。
助け合えて心身ともに健康に子育てに向き合える。
「自分も小さいときはこうだった」「子どもは国の宝」という意識のもと
子どもをあたたかい目で社会が見守り、交通機関や施設でもいやな顔をされない。
4.罪悪感なく成果を出せる<文化>
管理職の意識改革と、異なるライフスタイル・立場への理解が進んでいる。
制度があるだけではなく、使える文化とカバ―できる運営体制がある。
女性活用をしたくても予算がなく二の足を踏む企業にも、活用に対しての
助成金や補助金があるなど、女性活用に動機づけがあることで推進が進む。
長時間労働前提ではなく成果を出せる(最適配置されている)体制に努力が
されているので、介護・子育てしながら時間対成果に評価がされる。
5.柔軟に休めないと働けない、という教育環境ではない<専業前提から共働き前提へ>
教師の働き方改革と並行して、平日昼のお迎えや避難訓練、授業参観や集まりが
減って母親が調整する負担が減っている(パパでもママでもできる方が調整する)。
教師も親も働きやすく心の余裕が増えることで結果的に子どもたちに良い影響が増す。
幼保一体化などにより、働き方によって子どもに提供できる教育・保育の質に
差が出ない。
早く復帰しなければ売り上げが成り立たなく休みづらい、フリーランスや自営者
にも保証をつけるなど、多様な働き方に対応した社会保障・法制度が整っている。
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総合的に、どんな人も好きな時に産みたいだけ子どもを安心して産める社会に
なっていくのではないでしょうか?
まだまだ色んな観点があるかもしれませんがいかがでしょうか?
管理職も女性が多い等、コミットする仕事も年収も当たり前に性差ない環境から
会社員を退職し、初めての出産育児を通じて、まだまだ日本の文化が
時代の変化についていっていないことに何か発信できないかと感じた事が
起業のきっかけになりました。
1人でできることは小さなことですが、みんなで少しでもいい方向に改善
できる一助になれたら幸いです。
全ての親子のHAPPYを願って・・・
株式会社ルバート 代表取締役 谷平優美
<略歴>早稲田大学商学部卒業後、総合人材サービス会社で新規事業立上げ・執行役員
を経て、 株式会社リクルートエージェント(現リクルートキャリア)入社。
WEB企画・マーケティング、法人営業を経て退職。主婦やサロン講師をしながら出産後
はフリーで就職講座講師やキャリアカウンセリングに従事。
計10年転職支援・キャリア教育に関わった経験と、出産後に感じた様々な違和感に何か
発信をしたいと2012年に創業。2児の母。
2018年9月