ママハピ

イギリスの子育てで驚いたこと5選

 

はじめまして! ルバートの川崎です。

 

私は、娘が3歳の頃にイギリスに住んでいました。

 

 

 

 

 

 

「お国が違えば育児も異なる」ということで、私が見てきたイギリスで、

育児にまつわり驚いたことをご紹介します!

 

 

 

 

 

第5位 保育園の持ち物がない

 

 

 

 

毎日、子供を保育園に送っていくのに、手ぶらです!

持ち物が一切ないのです!

汚れたとき用のお着替えに名前を書いてバッグに入れておいて置いておくだけです。

娘は当時オムツが外れていたので、

それ以外に準備をするものはありませんでした。

オムツの場合も一枚一枚に名前を記入することはなく、

お店で売られているパッケージの外側に記名して、

パッケージのまま保育園に持っていくだけです。

 

 

もちろん、

スプーンやフォーク類もお昼寝用のお布団も文房具類も水筒もタオルも持参なしです!

しかも、保育園で歯磨き指導もしてくれて、

その歯ブラシや歯磨き粉も支給してくれるのです。

保育料は園によっては日本より高い可能性もありますが、

親が荷物を全く準備しなくていいのはありがたいですよね。

 

 

イギリスに住む前後で娘を日本の保育園に預けていましたが、

手ぶらで登園というラクな方に慣れてしまっていたので、

玄関に用意した保育園バッグを置き忘れることもあり

ルーティーンになるまで大変でした。

 

 

 

 

 

 

第4位 子供服が安い

 

 

 

 

 

 

イギリスにもファストファッションのお店はあります。

人気でメジャーお店は、プリマークと言います。

元々お値段控えめなのに、子供服は大人のものと比べると異常に安かったです。

子供服が安いから大きいサイズを買いだめして

日本に帰国すると言っていた知り合いもいたくらいでした。

 

 

疑問に思って調べてみたら、イギリスは累進課税でした!

累進課税とは、日本でも時々ニュースになっていますが、

商品によって消費税率が異なる制度です。

 

 

イギリスでは税率が基本的に20%ですが、

食料品などの生活必需品は課税軽減対象で、基本的に無税なのです。

オムツなどの赤ちゃん用の製品、子供服、文房具、本なども同様に無税です。

税金がかかっていないから子供服がビックリするくらい安かったのですね。

 

 

ちなみにチャイルドシートは税率5%です。

ほかにも障がい者のための用品などは無税の場合もあり、

省エネグッズなどは軽減税率がきいていたりと、

食べ物以外でも一律に20%ではありません。

参考までに例を載せておきますね。

 

 

【事例】

[7%]家庭用燃料及び電力等

[0%]食料品、水道水、新聞雑誌、書籍、国内旅客輸送、医療品、居住用建物の建築、障害者用機器等

[非課税]土地の譲渡・賃貸、建物の譲渡・賃貸、金融・保険、医療、教育、郵便、福祉等

 

 

 

ちなみに、医療品は0%ですが、

病院にかかった時の医療費自体は無料で一銭もかかりません!

 

 

モノによって税率が異なると煩雑なのではと思われがちですが、

生活者としては制度として出来上がるとそういうものとして慣れてしまいますし、

何より育児に関する製品が無税だったり税率が低かったりするのはありがたいですよね。

 

 

 

 

 

 

第3位 ゴハンがテキトー

 

 

 

 

 

サンデーローストで有名なイギリス。

なので、日曜日はゆっくりして昼間は家で家族でローストビーフなどを

食べるというのが伝統的です。

ご飯がまずいというイメージがありますが、

近年はだいぶ改善されている印象です。

ただ、お店や食べるものを選ばないと、

悲しい気分になることも少なくありません(笑)。

 

 

大きな湖もあるような広々とした、市内でも大人気の公園内にあるカフェでの出来事。

カフェ自体それなりに広さもあってメニューもしっかりしていて、

イギリスの一般的なカフェ兼レストランといった感じです。

 

 

そこに娘と訪れました。

お子様メニューもあったので娘も大喜びでした。

大好物のチーズサンドイッチのお子様ランチがあったのでオーダー。

出てきたサンドイッチを見て若干驚きました。

食パンにバター(マーガリン)が塗ってあり、

間にシュレッドチーズが挟んであるだけなのです!

焼くなどもしておらず、ただ単に間に入れてあるだけなので、

その雑さに思わずクスッとしてしまいました。

 

 

シュレッドチーズって溶かしやすいようにカットしてあるものなので、

基本的に火を通すのでは?などとツッコミを入れたくなりますよね。

たまたま切らしていた?とも思ったのですが、

他のお店でも出てきたことがあるので、

一般的なのかもしれません。

もそもそしすぎるので、娘はあまり食べてくれませんでした。

その後、イギリスでチーズサンドイッチを頼むのは気をつけるようにしたというのは

いうまでもありません。

 

 

子供が夜ご飯を自宅で取るときは、

シリアルなんていうこともザラだそうなので、

イギリスの人々を見ていると、

日本の手抜きご飯なんて手が込んでると思ってしまいます(笑)。

 

 

 

 

 

第2位 子供の寝る時間が早い

 

 

 

 

 

ゴハンがテキトーというお話をしましたが、そのせいか(?)、

子供の寝る時間が異様に早いです。

未就学児ですと7時くらいに寝ます。

 

 

まあなぜそれが可能なのかと言いますと、

まず両親の帰宅時間が早いことと

第3位で挙げたように子供のゴハンがテキトーなことも理由にあるとは思います。

子供だけに先にゴハンを食べさせて、

寝かしつけてその後に大人はゴハンを食べたり娯楽をしたり

ゆっくりするといった感じです。

 

 

 

それを可能にする要因の一つに、

日本でいうNHKのようなイギリスの公共放送CBCの貢献があると思います。

Eテレよりも更に完全に子供向けで、

アニメなどの番組を1日中放映しているチャンネルにCBBCというものがあります。

 

 

なんと、午後5時になると、

「さようなら、太陽。こんにちは、お月様」という歌が聞こえてくるのです。

イギリスでは、一日中子供向けの番組を放送しているチャンネルが複数ありますが、

CBBCに限らず、これが一般的な光景です。

 

 

夏季は日が長くて夜でも明るいからなのか、

テレビが夜が迫ってくることを教えてくれるのです。

午後6時には、パジャマ姿のお兄さんやお姉さんが出てくるほかに、

チャンネルの人気キャラクターたちも次々に出てきて、

「おやすみなさい」を言ってくれます。

チャンネルによっては、「お片づけをしてから寝ようね」などと言ってくれます。

 

 

 

毎時の一連のごあいさつの後には、

アニメなどの番組が通常通り放映されています。

そして、午後7時前になると、絵本の読み聞かせのコーナーがあります。

スタジオで収録されているものだと思いますが、

出演者たちがいかにもそのままベッドに行きそうな臨場感があります。

その後は「おやすみなさい」の歌が始まり、

何の予告もなしに午後7時ちょうどでテレビはピタッと止まり、

「翌朝7時に放映を再開します」というテロップのみが画面に表示されます。

 

 

しばらく経つと、完全に黒画面になってしまいます!

初めて気づいたときは、テレビの電源が勝手に切れたのか、

テレビが壊れたのではないかと思ってしまいました(笑)。

 

 

国を挙げて、子供の身近なテレビやキャラクターたちを総動員して、

子供の早寝に貢献するという徹底ぶりのおかげか、

子供の睡眠を大事にしている印象のイギリスでした。

 

 

 

 

 

第1位 公共の場での授乳! 授乳するのも権利!

 

 

 

 

 

 

イギリスにもデパートなどには授乳スペースはありました。

がっ、公の場所で授乳している人もたくさんいます!

しかもっ、ケープなしで!

 

 

 

私が最初に見かけたのはカフェでした。

普通に座席に座って、ケープなしで授乳していました。

イギリスだけなのかどうかは分かりませんが、

スペイン人の友人もカフェでケープなしで授乳していました。

ヨーロッパはどちらかというと、オープンなイメージがあるのですが、

周りの人々も全く気に留めていない様子でした。

 

 

 

他に見かけたのは屋外です。

広大な公園などの野外で主に開催されるお祭りのようなイベントでも

外でケープなしで普通に授乳している方がいました。

芝生の上に座り込んで、授乳している人もチラホラいました。

 

 

 

イギリスの人に話を聞いてみたのですが、

どうやらイギリスでは「平等法」なるものがあり、

「どこでも気兼ねなく授乳するのも権利」のようなのです。

イギリスはとにかく人権を大事にするというところが、

何にでも徹底されているなぁと感じた次第です。

 

 

 

私自身が実際にケープなしで公の場で授乳するとなると躊躇してしまいますが、

どこでも授乳できる環境が整っていたり場の雰囲気が醸成されていると、

赤ちゃん連れでお出かけしやすくてありがたいですよね〜。

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか? お国が変われば子育てにまつわる慣習も変わる。どちらがいいとか真似できるとか一概には言えませんが、海外の状況も知っておくと、子育てがラクになることもあるかもしれませんね。