ママハピ

Happy親子薬膳~親子で食べてほしい、栗と蓮の実ごはん~

 

ようやく過ごしやすい季節がやってきました。
スーパーに行けば、秋の味覚が並んでいます。
きのこ、梨、さつまいもなど・・・実りの季節の到来です。
その中で、栗も出回ってきましたね。
我が家もこどもが小さいときは、公園に行っては栗やどんぐりを拾ったり「秋さがし」を一緒に楽しんだものです。

 

さて、そんな昔からふつうに食べられていた栗ですが、薬膳的には 腎を補う食材のひとつで、中国では秋から冬などに好んで食べられていました。(腎・・・腎臓だけでなく、生殖機能など広義の腎。次回に説明します)

【栗】
栗には脾の働きをアップするとともに、脳の活動を向上させる働きがあります。さらに、血のめぐりをよくするので、肌トラブルや、肩こり、生理痛に悩むお母さんにもおすすめです。からだを温めるので冷え性のおかあさんにもいいかと思います。

【ハスの実】
昔から王族に献上されるほど効能、栄養価にすぐれた食材として用いられました。月経不順、便秘、精神不安、疲労、胃腸の不調などに有効です。
ベトナムやタイでは、茹でて甘くしてシロップ漬けにしたり、飲み物にいれたりするそうです。ハスの花の花が咲いた後に収穫できるのですが、あの鮮やかなハスからこのような実ができるなんで不思議ですよね。

 

簡単に2つの食材を食べられる「焚きこみごはん」をご紹介します。
もち米がない場合でも、お餅を1個いれれば おこわのようにしっとり美味しいです。
栗の下ごしらえが大変という方は市販の剥き栗を使ってください

 

【栗とはすの実の炊き込みご飯】
市販の剥き甘栗1袋、米2合、きのこ少々、切り餅1個、めんつゆ(2倍濃縮) 50㎖、蓮の実少々(業務スーパーに売っていました) 塩少々

①お米をとぎ、めんつゆとお水を入れる
②甘栗、切り餅、きのこ、ハスの実を入れて炊飯器をオンにします
③炊きあがったらすぐお餅を全体になじむように混ぜ合わせます

 

ハスの実は手に入りにくければ、くるみでもいいと思います。くるみは栗と同様に健脳作用があるので、受験生に特におすすめです!

日々忙しくしているお母さんもお子さんも、イライラせずに簡単に秋の味覚を気軽に食べられると思います。

最後にハスの実のデザートのご紹介です。
季節の果物を砂糖でコトコト煮て、ハスの実のシロップ漬けをいれたものですが、ホクホクとした不思議な食感がやみつきです。

 

薬膳を勉強しなければ、手にとらなかったであろう「ハスの実」ですが、最近は我が家の食卓に頻繁に出るようになりました。普通のごはんに、ちょっと薬膳を採り入れるとまた味わい深いと思います。ぜひ、食べてみてくださいね。

 

加藤和歌子 調布市在住。AEAJアロマテラピーインストラクター、ハンドケアセラピスト、アロマブレンドデザイナー、JAMHA ハーバルセラピスト、薬膳コンシェルジュ、アートクレイシルバーインストラクター

★出産後の体調不良がきっかけで 自然療法の素晴らしさを学び、アロマ&ハーブ、中医学に目覚め、様々なスクールで学ぶ。調布市内の特養でアロマハンドケア、自宅で「アロマ&薬膳食講座」の開催、活動の幅を広げていこうと現在も勉強中。アロマで「香り」を、ハーブで「色」を 薬膳で「食」を、五感で楽しむワークショップを開催中です。

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