ママハピ

こころと体を養う Happy親子薬膳~風邪にりんご~

最近めっきり寒くなり、いよいよ冬本番です。

前回は咳き込みに効く、「柿」をテーマにご紹介しましたが、今回は「りんご」です。うちには中学生の息子がいますが、昔から暑がりで、カッカしやすいのか 冬でも半袖半ズボン、エネルギーの塊のような感じでした。そして頭痛もよくありました。熱が出ることはあまりないのですが、余りうる熱量が上へ上へと行くタイプなので、発散させる工夫をしたものです。

 

 

 

中医学では、小さい子供を「純陽」といい「陽気のかたまり」ととらえます。陽気とはエネルギーの塊のこと。その塊は熱量が発生しますから、ちょっとしたことで 高熱があがったりします。なので、大人の風邪とちがい、熱性の風邪が多いのです。

こどもはおとなの小型版ではありません。内臓の成長が未熟なので、肺や胃腸の働きが弱いので、消化のよい食べ物を取り入れましょう。

 

このような子どもの熱性の風邪にはりんごがおすすめです。
りんごには冷ます力があり、嘔吐や下痢などの胃腸炎性の風邪にも効果的。

 

私も、子どもが小さいときにはすりおろしたりんごを食べさせていました。
すりおろしが面倒な方は、100パーセントのりんごジュースを水で薄めて飲ませてみてください。消化もよく、熱も冷ますので常備しておくと重宝します。

 

 

 

こどもの風邪がうつりそう・・・・な時にはぜひ「焼きリンゴ」を作ってみてください。
看病していて自分が風邪をもらってしまうことはよくありますよね。おとなはゾクゾクした風邪から徐々に熱を帯びてくることが多いかと思います。

 

りんごは温めると栄養価がアップすることでも知られています。
作り方は簡単です。皮つきのリンゴを半分に切り、芯の部分を切り取ります。そのくぼみに、バター、シナモン、黒糖を少々ふりかけて ラップをかけて電子レンジで 6分温めたらできあがり。

 

 

1日1個のリンゴで医者知らず。大人も子どもも風邪予防にいかがですか?

 


加藤和歌子
 調布市在住。AEAJアロマテラピーインストラクター、ハンドケアセラピスト、アロマブレンドデザイナー、JAMHA メディカルハーブコーディネーター、薬膳コンシェルジュ、アートクレイシルバーインストラクター
★出産後の体調不良がきっかけで 自然療法の素晴らしさを学び、アロマ&ハーブ、中医学に目覚め、様々なスクールで学ぶ。調布市内の特養でアロマハンドケア、自宅で「アロマ&薬膳食講座」の開催、活動の幅を広げていこうと現在も勉強中。アロマで「香り」を、ハーブで「色」を 薬膳で「食」を、五感で楽しむワークショップを開催中です