3回目の投稿です。
さて、今回からは「薬膳」について少しずつ 皆さんに薬膳のエッセンスを伝えていこうと思います。
みなさんは「薬膳」って聞くとどのようなイメージですか?
薬臭い、火鍋、難しそう… 私も学ぶ前は、中国の生薬ばかりを使ったマニアックな料理を想像していました。
でも、違うのです。
私たちが普段食べている食材すべてに何かしらの効能があり、季節や体調に合わせて オーダーメイドの献立を作ることが薬膳なのです。
もちろん、中国ならではの生薬を加えることでパワーアップすることはありますが、忙しい子育て中であれば、家族みんなで食べられる食材で 簡単に作りたいですよね。
今回は、薬膳を勉強すると必ずといっていいほど出てくる頻度の高い食材「ナツメ」をご紹介します。
なじみのない方も多いかと思いますが、原産は中国で日本でも昔から食べられていた果実です。
「健康の果実」とも言われて 中国や韓国では生薬として用いられています。
「毎日3個のナツメを食べれば歳を取らない」と言われるほど中国では3000年以上も昔から珍重されてきました。
ちなみに「ナツメヤシ」はデーツのこと。
ヤシ科の植物ですが ナツメはナツメ科の植物です。また「ナツメグ」でもありません。ニクズク科のスパイスのひとつで、ハンバーグによく使われますよね。 購入の時はお間違いなく!
このナツメの効能ですが、アンチエイジング、貧血、冷え症、PMSなど女性のトラブルを解消してくれる優れもの。また精神を安定させる効果もあり、特に子育て中イライラしがちのお母さんにはおすすめです。
食べ方としては、素朴な甘さがあるのでドライフルーツとしてそのまま食べる、お酒に漬け込む、お茶にするなど食べ方も様々。
私が1年中飲んでいるのが「ナツメ茶」。水からナツメを煮出して生姜のスライスを加えて飲むという方法で、ほっこりする甘さとピリっとした辛さが絶妙なハーモニーなんです。
栄養満点で多くの効果があるナツメ。忙しい女性の心強い味方です。最近は輸入食材屋さんや業務スーパーでも見かけます。見かけたら買って試してみてくださいね。
加藤和歌子
調布市在住。AEAJアロマテラピーアドバイザー、ハンドケアセラピスト、アロマブレンドデザイナー,JAMHA メディカルハーブコーディネーター、薬膳コンシェルジュ、アートクレイシルバーインストラクター★出産後の体調不良がきっかけで 自然療法の素晴らしさを学び、アロマ&ハーブ、中医学に目覚め、様々なスクールで学ぶ。調布市内の特養でアロマハンドケア、自宅で「アロマ&薬膳食講座」の開催、活動の幅を広げていこうと現在も勉強中。アロマで「香り」を、ハーブで「色」を 薬膳で「食」を、五感で楽しむワークショップを開催中です。