ママハピ

運動会当日に「いきたくない」って言われたら・・!?

こんにちは。
子どもと毎日過ごされているママ達を応援しているコミュニケーションリーダーの式場敬子(しきばけいこ)です。

この季節は運動会のシーズンでした☆
この日のために練習を積んで、親子共に楽しみにして盛り上がっていたのに、当日になって
「いきたくない」”(-“”-)”
って言われたら・・・

まず
「えー---っ!」でしょうね・・
そして
「どうして?」
「あんなにたのしみにしてたじゃない」
「ばーばも楽しみにしているんだよ」
「うんどうかい終わったらお寿司食べようってお約束だったよね」
(お弁当もつくっちゃったよ~どうするのよ~;;;)
こんな展開になることも多いのかもしれません。

出かける時間も迫ってくるし、準備はまだ途中だし、なんとかして行かせようと躍起になる場面なのでしょう。
(我が家もそんなことあったなぁ・・)

大人でもそんなこと、あるのかな・・
「やっぱり行きたくないなぁ・・」と言いたくなる時・・

「いきたくない」という気持ちを持ったのは、その子にとっては事実。
ここをまず受け止めることができるのだとしたら
「そっか・・いきたくないんだね」
と、子どもが言ったことを確認する聞き方をしてみることができることの一つです。

子どもは自分が言ったことを否定されずに聞いてくれたことがわかると、気持ちが落ち着き、考えが先に進むことが多いのです。
もしかすると
「だって○○なんだもん」と、次に何かを言ってくることがあるかもしれません。

ある受講生さんのお子さんとの会話です。
親「うんどうかい、いきたくないんだね」
子「だって・・かけっこのとき、○○ちゃんがいるから・・(半べそ)」
親「○○ちゃんがかけっこの時にいるとイヤなんだね」(気持ちをくむ聞き方)
子「うん・・○○ちゃん、はしっているときにおしてくるの」
親「そっか・・走っている時に押してくるから心配なんだ・・」(もう一度気持ちをくむ)
子「うん・・」

この後、この子は「うんどうかいがイヤなのではなくて、かけっこの時に押されるのがイヤ」ということが自分でわかったので、少し気持ちが落ち着いて出かけたとのことです。

子どもが「いかない」と言った原因を突き止めるためにこの聞き方を使うのではなく、
今、その子が言ったこと、その子が持った気持ちをそのまま確認をする聞き方をすることによって、子どもは自分で考えて行動するきかっけとなることが多いのです。

それでも運動会に行かない選択をした親子もいました。
親は「練習風景を見れたからいいか・・・」と自分に言い聞かせながらも
「でも、やっぱり本番を見たかったなぁ・・」と未練もあったとのことです。

きっとずっと後になって
「なんでこの時の運動会の写真がないの?」なんて聞いてくるかもしれません。
(親は「だからさぁ~・・」という気持ちになるのでしょうね・・)

いろいろなことがあり、
お互いの気持ちを交差しながら子どもとと共に過ごして行く毎日☆彡

どのご家庭もそれぞれの思い出が重なって、懐かしく思い出す温かな時間がありますように・・

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親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子

□心理カウンセラー
□千葉県教育委員会「生涯学習審議会」「社会教育委員連絡協議会」「みんなで取り組む千葉教育会議」委員
□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1級
□教師学インストラクター
□アンガーマネジメント キッズインストラクター
千葉県市川市在住。3人の子の母。
自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。
自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの方々に講座や講演会を通してお伝えしています。
同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。
E-Mail: shikiba@oyagyo.jp
ホームページ: http://www.oyagyo.jp
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