ママハピ

「〇〇しなさい!」だと、「親が怒っている」ことしか伝わらない?

こんにちは。

日常の中でできるお子さんへ簡単な声かけをお伝えしている、コミュニケーションリーダー、親業訓練協会シニアインストラクターの式場敬子(しきばけいこ)です。

 

 

「うちの子、野菜をぜんぜん食べないんです!」

「歯ブラシを嫌がってしまって・・・」

「帰ろうって言っても遊びが終わらないから、最後は『おいてくよっ!』って脅してしまう」

「他の子のおもちゃを取ってしまう」

親にとって、子どもがしていることで困ることはたくさんあります。

 

 

 

 

こんな時は、自分の視点を子どもから自分の気持ちに向けてみることができることの一つです。

「自分は何でそれがイヤなの?」

「私がどう困るの?」

「私はどんな気持ちになるの?」

 

 

あるママは、いつまでも帰らない2歳のお子さんにこのように伝えてみました。

ママ「あのね。〇〇くんがまだ三輪車で遊ぶって言うと(子どもがしていること、事実を言うとわかりやすい)、ママはこの後お家帰ってから、手を洗って、急いでお野菜を切って、お肉を炒めて、ご飯を炊いて、ぜーんぶ急いでがんばることになるから(ジェスチャー混じりで、小さい子どもからでもイメージして見えるように具体的に言うと効果的)、とってもあせって大変なんだ・・困っちゃう・・・」

(親業では「三部構成のわたしメッセージ」と言います)

 

 

するとこのお子さんは

「バイバーイ」と三輪車に手を振って、遊びはそこまでになったそうです。

もちろん、「わたしメッセージ」で伝えたからといって、いつも子どもが親の思い通りに行動を変えることはないのですが

 

 

「〇〇しなさいっ!」と怒ったり注意したりするよりは(この場合は親が怒っているくらいにしか伝わらないことが多いので)、「わたしメッセージ」で親の状況や気持ちを伝えた方が、親の事情がわかって、子どもが協力をしてくれる効果は期待できます。

大切なポイントは

「伝えたら」→子どもの言い分にも耳を傾けること♪

 

 

 

 

親も子も感情を持った一人の人間として正直に向き合うことが、よりよい親子関係を築くことへの大事な姿勢となります。

クリスマスももうすぐ☆

親子とも楽しく、素敵な時間を過ごしたいですね♪

 

 

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親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子

□心理カウンセラー
□千葉県教育庁「生涯学習審議会」委員
□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員
□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1級
□教師学インストラクター
□アンガーマネジメント キッズインストラクター
千葉県市川市在住。3児の母。
自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。
自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの方々に講座や講演会を通してお伝えしています。
同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。

E-Mail: shikiba@oyagyo.jp
ホームページ: www.oyagyo.jp
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