ママハピ

「行きたくな~い(泣)」に上手くつきあうには・・?

こんにちは!

子育てをがんばっているママ達に、誰にでもできる声かけのコツをお伝えしている、コミュニケーションリーダーの式場敬子(しきばけいこ)です。

 

 

今回は、「明日学校に行かない!」と泣き出したお嬢さんと会話をしたママをご紹介します。

 

 

 

 

ママは次の日、用事があったので、お嬢さんには学校に行って欲しいのです。

なので、このようにお嬢さんに伝えました。

 

 

ママ「ママは明日、どうしても行きたい勉強会があるの。あなたが学校に行っている間だと安心して出かけられるので助かるのよ。」

(「行って欲しい」と言うのではなく、あくまで自分のことを伝えます。「わたし」を主語として伝えるので「わたしメッセージ」といいます。)

 

 

でも、お嬢さんにも行きたくないワケがあったのです。

お嬢さん「学校に〇〇ちゃんがいるからヤダ・・」

(ここは丁寧に聞きます。質問したり、提案したりはかえって逆効果になることが多いのです)

 

 

ママ「そっか・・〇〇ちゃんがいるからイヤなんだね」(「能動的な聞き方」といいます)

(子どもは、聞いてもらった、受け入れてもらったとわかると、どんどん話をして行くことが多いのです)

 

 

お嬢さん「そう・・・だってね・・・(〇〇ちゃんのことや、自分が不利な立場になっていることを話し出す」

ママ「そっか・・そんなにイヤなことがあるんだね。」「ただ、ママも明日ご用事があるし・・・どうしようか・・・一緒に考えてみない?」

 

 

ここから二人はアイディアを出し合います。

 

 

一般的には「じゃ、どうする?行く?行かない?」と、解決策から話を進めることが多いのですが、「どうして行きたくないのか」「どうして行って欲しいのか」の、お互いの思いや理由をしっかりと理解した上で、解決策に移った方が、お互いが満足のいく方法が見つかることが非常に多いのです。

 

 

アイディアは数多く出し、実行不可能なものでもよしとして、批判評価はしないという約束をします。(子どもからは思わぬ案も出てくることアリ♪)

 

 

アイディアが出尽くしたら、一つ一つについて、OKかどうかを二人で見て行きます。

 

 

ここのご家庭では、普段あまりおしゃべりをしないお嬢さんから、実にたくさんのアイディアが出されたそうです。

 

 

その中の一つには

「お気に入りのぬいぐるみと(学校で)心で電話する」というものもあったと聞きました。いじらしいですね・・

 

 

 

 

「どうする?コマッタ!」という時は話し合いのチャンス♪とも言えます。

 

 

お互いの思いがわかった上で「じゃ、どうしようか」と、一緒に考えて行くスタンスを持つことで、子どもも自分で考える力をつけることができます。

 

 

ポイントは、親が思うような解決法に引っ張らないように、同等な立場で話し合いに臨むこと☆

 

 

難しいなぁ~と、私も思いましたが

やってみると実に爽快感があります☆

 

 

子どもと楽しくコミュニケーションをとって、素敵な秋を過ごせますように・・☆

 

 

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親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子

□心理カウンセラー

□千葉県教育庁「生涯学習審議会」委員

□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員
□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1級
□教師学インストラクター
□アンガーマネジメント キッズインストラクター
千葉県市川市在住。3児の母。
自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。
自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの方々に講座や講演会を通してお伝えしています。
同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。

E-Mail: shikiba@oyagyo.jp
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