2020年に必修化が予定されているプログラミング。最近、プログラミングや
ロボットの教室もよく耳にするようになった方も多いのではないでしょうか?
今回は、なぜ今プログラミングなのか?子どもに何がよいのか?など素朴な
疑問をKU-MAプログラミングスクール講師の増田さんに伺ってみました。
Q.なぜ今プログラミングを学ぶことが必要になってきているのでしょうか?
====================================
プログラミングという授業が2020年から義務教育化されます。
デジタル時代に必須とされる”21世紀型スキル”を身につける方法の一つとして、
”プログラミング教育を幼少期から学ぶ”という事が大切だからです。
Q.実際にプログラミングを学ぶとつく21世紀型スキルとは何なのでしょうか?
====================================
”21世紀型スキル”とは、こんな力だとされています。
・創造力と革新性(イノベーション)
・批判的思考、問題解決、意思決定
・学習能力、メタ認知(認知プロセスに関する知識)
・情報リテラシー
・情報通信技術(ICT)リテラシー
・コミュニケーション
・コラボレーション(チームワーク)
・地域と国際社会での市民性
・人生とキャリア設計(生活と職業)
・個人と社会における責任(文化的差異の認識および受容能力を含む)
これからますます発達する情報社会の未来は、誰にも予想ができません。
それくらい世の中の進化の速度が速いのです。
「今の子供たちの65%がまだ存在していない職業につくだろう」とアメリカの
ある方が予想しました。
確かに1980年代の私も、まさかインターネットやスマートフォンが普及し、
これから単純作業はAIに任せるかもしれない、なんて時代が来るとは予想だに
していませんでした。
21世紀スキルとは、この進化速度が速い未来を生き抜くための必須スキルと
言われています。
ものすごく簡単にまとめると、社会やモノ、人、自己を分析/理解し、情報を
正しく、便利に使いこなし、人である利点を最大限に生かしつつ仲間、社会、
地球規模に目を向ける事ができる人材、といったところでしょうか。
Q.実際にスクールではどんなことをやっているのですか?
===================================
■”まずやってみる”ことが大事
当校では授業ごとにお題は出します。
特に考えさせるという事を重視しているので、事前に細かい説明は控えるよう
にしています。
■わからない事を質問してほしい
質問を考える事がとても大事です。
何に困っている、どこを悩んでいる、など質問事項を考える事で論理的思考力
を養う事ができます。
相手に自分の思っている事を”簡潔に、要点を絞り、正確に”伝える練習です。
物事を筋道立てて考えられるようになります。
また、質問をするという行為は自発性や、コミュニケーション能力向上にも繋がります。
■どんな学習ツールを使うのか
幼児、小学校低学年コースでは、キータッチをあまりしなくても、マウスの
ドラッグ操作など簡単な操作でプログラミングの基礎概念を学ぶ事のできる
ツールを使っています。
タブレット/PCを使ったScratch(Jr)、SPRK+、ロボット教材として
レゴ®WeDo2.0、レゴ® マインドストーム® EV3など遊びながら学べる教材です。
今後も様々な学習ツールなどが出てくると予想されます。
当校では、”これを絶対に使う”というような事では無く、その子にあった教材が
あればそちらを使うなど、型に捕らわれずに柔軟に対応します。
Q.それを通してどんな効果があるのでしょうか?
=====================================
プログラミングはボタン一つで結果が出ますので、成功した喜びや、失敗した悔しさ
などを短時間で何度も体験できます。
どうしたら上手く動くのか?などトライ&エラーを何度も繰り返すことで、問題解決
能力や論理的思考力などが身につきます。
また、デバイス系に強くなるので、これからますます出てくるハードウェア、ソフト
ウェア、電子機器など、使えれば便利、使えれば有利といったものを”正しく有効に
使いこなせる”ようになります。
また、インターネットなどを使い、情報を取捨選択する事ができるようになります。
Q.子育てをするママさんたちにメッセージがあればお願いします。
=====================================
20年後、世界がどのように変わっているか想像がつきませんよね?
20年前と今の違い以上に変わっていると思います。
我々人間に必要とされる能力も昔とは変わっていきます。
今プログラミングの必要性に実感がわかない方は多いと思います。
それは20年前にパソコンが将来必要になるから学んでおこう、と言われても
「何を言っているの?」と感じたのと同じです。
現実ITバブルは起こり、いち早く行動をした優秀な方々は大成功を収めています。
我々が日常使っている様々なサービスやアプリなどは、20年前には殆ど無かった
物です。
プログラミングを学びプログラムを書けるようになる事はゴールではありません。
プログラミングを学ぶ過程で習得できる様々な能力が更なる情報化社会で活きると
いう事です。
プログラミングを学ぶ事に損は無いと思います。
文章では伝わりにくい部分もございますので、是非一度見学にいらしてください。
▼夏休み特別企画はこちら 2018年8月23日(木)
限定10組【夏休み特別企画】ホットプレートで簡単手作りパン作り&ロボットプログラミングレッスン♪
▼第1・第3土曜はプログラミングスクール無料体験実施中
KU-MAプログラミングスクール 講師 増田慧
元動物看護士のITエンジニア。某大手企業ECサイト開発のプロジェクトマネージャー等として活躍。プログラミングの楽しさを子どものうちから知ってもらいたいと講師としても奮闘中。2児のパパ。