こんにちは。キッズ食育トレーナーの福富ゆかです。
私は現役の保育士でもあり、こども園で現在は主に0〜2歳の子どもたちと関わっています。
こども園での実体験を元に、どうやってお子さんの好き嫌いに取り組んでいるかお伝えしたいと思います。
お子さんの「食べてみよう」という意欲や自信を一緒に引き出してみませんか?
みんなのお口がトンネルに変身!大好きなキャラクターや乗り物効果で一口チャレンジ
給食の時間、苦手な物とにらめっこしている2歳の子どもたちをよく見かけます。
そんな時は、お子さんの口をトンネルに見立てて、一口をお手伝いしてみて下さい。
例えば、「〇〇(キャラクター)が大好きな人参さんが、お口のトンネルに入ります!
ガタンゴトン!」と見立て遊びを取り入れてみます。男の子でも女の子でもトンネル効果
は抜群です!嫌だという意識から一転、面白い♡と意識が変わり、一口チャレンジにつな
がるのです。
慣れるまでは口に運べたら大成功!
一口チャレンジは頑張ってできたけど、時には飲み込めない事もあります。
「ごっくんしてごらん!」と伝えても、口に入れたままなかなか飲み込めない・・・。
そんな時は、「頑張ったね♡」「偉かったね♡」と声をかけ、「出していいよ」と切り上
げて下さい。大人は"せっかく頑張って口に入れたのに、あと少しだったのに“と思われ
るかもしれませんが、無理強いする必要はありません。無理して食べた経験が、その食材
を見ただけで嫌な思い出となってしまうお子さんもいます。
一口チャレンジは、口に運べたことに重きを置き、頑張ったお子さんを認め、褒める事で
好き嫌いを克服することにつながります!!苦手なものは、口に運ぶまで勇気が大変必要
です。ぜひ一口チャレンジできた時には、沢山ほめてくださいね!「食べられた」という
自信にもなります。
幼い頃から始める一口チャレンジが、やがて大きな一口に
幼い頃からの一口チャレンジは、苦手な食材と仲良くなる近道です。最初は食材のほん
のカケラからスタートしたのが、成長するにしたがって少しずつ大きさを変えて一口大を
食べられるようになった!と嬉しい声が聞けるようになると思います。
実際に、こども園の2歳のお子さんは一年前まではとにかく野菜が食べられませんでした
が、一口チャレンジのおかげで給食を完食できる日が随分と増えました。
好き嫌いは、多かれ少なかれ誰にでもあります。苦手なものをお子さんに勧めようとす
ればするほど、お子さんにもママにもストレスに感じてしまいます。ぜひ、お子さんと楽
しく一口チャレンジに取り組んで、「一口食べたらOKだよ!」と声をかけてあげて下さ
いね。きづいたら、びっくりするくらい食べられる食材が増えているかも知れませんよ。
~自己紹介~
福富由香 【ふくとみ ゆか】
・三姉妹の母(12歳・9歳・8歳)
・熊本県水俣市在住
・現役保育士
・幼稚園教諭
(社)日本キッズ食育協会 キッズ食育トレーナー
・青空キッチン水俣スクール主宰
社会人4年目の頃、難病の宣告を受けました。
大人になってからの食生活の改善に努めましたが
とても大変です。
幼い頃からの食の学びがいかに大切か、
「体は食べ物でできている」を掲げ
子どもたちへの食育を通して活動中です。
ブログ https://ameblo.jp/yuyurama/
インスタグラム https://www.instagram.com/m.yukafukutomi
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(社)日本キッズ食育協会 https://kids-shokuiku.jp/