ママハピ

「たくさん食べたね!」が増える、家庭で出来る3つの大作戦!

キッズ食育トレーナーの中井忍です。

 

 

我が家の長男はよく食べる子ですが、幼児期・小学低学年までは食が細く、幼稚園では先生に給食の様子を聞いたり、小学校に入ってからも心配でした。

 

 

実際に、栄養が不足するのでは?成長に影響があるのでは?

と悩みましたが、成長するにつれて悩みは解消していき、今では、まだ食べるの?

と逆の嬉しい悲鳴に変わりました。

 

 

そこで、少食のお子さんにお母さんが実践してみてほしい3つの行動をお伝えします。

 

 

1つでもいいのでやってみてくださいね!

 

 

  • 食事中の声かけを実況中継に変えてみよう!

食卓でのお母さんの笑顔、そして家族の笑顔は、食事が美味しくなる最大のパワーです。

つい食事のマナーが気になって、子どもに「こぼれてるよ!」と言うと、楽しいはずの食事が、お母さんの怖い顔や声で食べる意欲もなくなります。

 

 

そんな時、私が実行したのは、実況中継です。

肘をついて食べていたら「肘がテーブルについています!」

食べこぼしたら「こぼれています!」

と、実況中継風に伝えます。

 

 

そうすることで、一旦お母さんの気持ちが落ち着き、子どもも手を止めて確認します。

 

 

そして、「肘はテーブルにつかない方が食べやすいし、かっこいいよ。」「こぼさないで口に入れるとお母さん嬉しいな。」「上手だね!」と伝えて、たくさん褒めます。

 

 

それからは自分で気づくことが多くなり、食事中も笑顔が多くなりました。

楽しい雰囲気での食事は子どもにとって何より大切。食事中のマナーも少しずつ改善し、食事の量も増えていきました。

 

 

 

 

 

  • 好きな食べものをこっそり用意しておき、食べ終わったら食卓に!

サプライズは、誰でも嬉しいものです。子どもが好きな果物など用意しておき、食事を

頑張って食べたら食卓に出します。

 

 

毎回ではなく、たまにだからこそ、驚きや反応もお互い楽しくなります。

 

 

たとえ嫌いな食べ物があっても「サプライズがあるかも!食べてみよう」と思えるきっかになるかもしれません。

果物が好きな我が家の次男は、こっそり隠しておいた果物をいつの間にか発見!食事中に嬉しそうな顔をして急いで食べていました。

 

 

  • 食事は3食プラス2回の補食で考える!

少食のお子さんは1回で食べられる量が少ないので、3食で足りない場合は2回の補食で食事の栄養を補うようにします。

 

 

おにぎり、ふかし芋、バナナ、カステラ、サンドイッチなど、腹持ちの良い物がおすすめです。

10時・3時など、時間を決めてもいいですし、遊んだあと食事時間まで待ちきれない時にタイミングよく渡せるといいですね。自然に食べる量も増えて、食べる事にも慣れてきます。

 

 

 

 

 

「おいしいね、一緒に食べてみようか?」

「もっと食べよう」「たくさん食べたね!」

 

 

食卓に笑顔と楽しい時間が流れると、食事が何倍も美味しく感じられ、食も進みます。

そんな食卓での交流は、楽しい食の記憶として子どもたちの心の中に残ることでしょう。

今できる事、家族で食卓を囲めることをまずは楽しんでみてくださいね。

 

 

 

中井 忍(なかい しのぶ)

病院管理栄養士として勤務。結婚、子育てを機に家族が笑顔と健康になる食事に視点を変え、未就園児とママの親子クッキングを開催。食を通したコミュニケーションの重要性を改めて感じ、「自分で選ぶ・食べて元気」をテーマに食育教室を行う。

山口県下関在住 中学1年生 小学4年生の母。

2019年(社)日本キッズ食育協会キッズ食育トレーナーの資格を取得。

2020年5月 青空キッチン山口下関スクール開校。

 

Blog https://ameblo.jp/moremaman5050/

Instagram  @aozora.shimonoseki.warababy

 

(社)キッズ食育協会

HP https://kids-syokuiku.jp/