ママハピ

お手伝いしたい気持ちを育てて、子どもの自信につなげる

ママやパパがお料理をしているときにお子さんが「お手伝いしたい!」と言ったら、チャンスです。ここぞとばかりに手伝ってもらいましょう。

 

料理のお手伝いに限らず、子育てをする上で大事にしたいのが「子どもが自分でやる」という気持ちです。すぐに手を出すのではなく、見守ることを意識してみてください。見守ることがお子さんの「自分でやりたい気持ち」を育て、自信につながります。

自分でやってみてできたときのお子さんたちの自信に満ちたキラキラとした顔は最高です。

 

子どもの「自分でやりたい」におすすめ!お手伝いしやすい米とぎ

わが家の長女は3歳。なんでも自分でやりたい時期で、よくお願いするのが、お米とぎです。

最初はお米をこぼしたり、ボウルからお米が流れ出てしまったりとうまくいきませんでしたが、見守りつつ、「水だけを流すんだよ」「〇〇ちゃんは上手にできるよ~!」と声かけをすることで上手にとげるようになってきました。

洗ったお米を、炊飯器に入れて、セットをした後の娘は「できた!」と目を輝かせています。「できた」という自信が娘にプラスになっていると感じます。

 

自分でやりたいけど、できないときには共感した上でフォローする

自分でやりたいと言いつつ、「できなかった〜!」と泣いたり、癇癪を起こしたりすることもありますよね。

そんなときには、一度「自分でやりたかったね〜」と共感した上で「こうやったらできるんじゃない?」「最初だけママと一緒にやってみようか」と言いながら他の方法を伝えるのも、いいと思います。

他の方法を伝えると、お子さんは「こうやったらできるかな」という発見があったり、「この部分は自分でできるけど、ここはできないからママに手伝ってもらおう」と子どもなりに、どうしたらできるかを考えるようになります。「できないからいやだ」ではなく、どうやったらできるかを自分で考えるきっかけになりますね。

できたときには、「できたね〜!〇〇はお兄さん(お姉さん)だもんね〜」とできた喜びを共有してください。褒めて一緒に喜ぶことが、子どもの自信に繋がります。

 

「自分でできた!」という自信でお子さんの自立心を育てよう

自分でやってみてできたときの達成感や、ほめられたときのうれしい気持ちがお子さんの自信になり、少しずつ自分ひとりでできることが増えていきます。できたという経験が増えると、「ひとりでやってみよう!」という自立心も芽生えてきます。

お子さんが「やりたい!」と言った時にはぜひ温かい目で見守ってくださいね。できたときにはきっと、「できたよ!」と自信に満ちたキラキラした顔になっていますよ。

 

 

【プロフィール】

中村 さゆり

管理栄養士/キッズ食育トレーナー

管理栄養士養成校での助手や特定保健指導など管理栄養士として多くの方に携わる中で、子どもの頃からの食育の大切さを痛感する。

現在は公立大学の食育推進室で学食を活用した食生活改善事業や食育に関する研究を行っている。

同時に、幼児~小学生向けの食育教室として、熊本市東区で青空キッチン熊本尾ノ上校を開校中。

ブログ:https://ameblo.jp/sayuri-shoku/

インスタグラム:https://www.instagram.com/aozora_kumamotoonoue/?hl=ja