ママハピ

食には興味と感謝の気持ちを育むチャンスに溢れている

 

私たちの生活の中で欠かす事の出来ない事の一つが「食」です。

お子様の中には「食」に興味が無いなど、悩みを抱えている方も少なくないと思います。

でも、「食」にはいろいろな方法で子どもたちに興味と、

感謝の心を伝えるチャンスがたくさん詰まっています。

 

 

【食べると良い事がたくさんあることを分かりやすく伝えてみる】

 

 

子ども達に中には「なんで苦い野菜を食べなくちゃいけないの?」とか、

「なんでお菓子だけを食べたらいけないの?」と思っている子どももいると思います。

 

そんな中、「お菓子ばっかり食べたらだめでしょ」とか

「野菜ももっと食べなさい」など伝えてもどうして駄目なのかわかりません。

 

なんの為に食べているのか分からないまま食べるよりも、

食べ物にはたくさんの栄養があることを分かりやすく伝えてみてくださいね♪

 

例えば、「お肉を食べるとお父さんにみたいに力持ちになれるよ~」とか、

「ご飯を食べると元気いっぱいの体にしてくれるんだよ~。

いっぱい食べるとお友達とお外でもいっぱいかけっこ出来るね」

 

「野菜を食べると風邪を引きにくくなるんだよ。ありがたいね。」など、

プラスの声かけがおすすめです。

 

食べ物には体を元気にしたり、大きくしてくれる栄養があることを伝えることで

食に興味と感謝を持てるようなります(^^)

 

 

 

【お手伝いは食への興味と感謝の気持ちを育む良い経験になる】

 

好奇心でいっぱいな子どもたちは、お手伝いをすることも大好きです。

子どもにとってのお手伝いは、今まで興味のなかった食に対しても興味が沸き、

また感謝の気持ちを育むとても良い経験にもなります。

 

お手伝いを通し、食に実際に触れることでどのようにして

ご飯が食卓に運ばれてきているのかを自分の五感で体験することが出来ます。

そうすると、いつも何気なくお皿にのっていた食べ物や人に感謝の気持ちを持ち、

一つ一つの食材への興味にも繋がります。

 

例えば、野菜を使う際は、一緒に皮を剥いたり、切る事で、「いつも食べている野菜は、

こうして誰かが皮をむいたり、食べやすく切ったりしてるんだよ。ありがたいね」と

伝えながら、一緒に切ってみるのも良いかもしれないですね。

 

また、お魚やエビなどには、皮を取る、内臓を取る、などたくさんの工程があります。

私たちには当たり前のように知識に入っていることですが、

子ども達はこのような工程を見るまでは知りません。

 

これも実際に体験することによって、こんなに大変な事をいつも誰かがしてくれていると

知ることができ、感謝の気持ちを育む一つの経験になるでしょう。

 

このように、私たちの周りには、農家さん、店員さん、家族など、

食に携わる人がたくさんいるおかげで食卓に運ばれている事を楽しく伝えてみると、

今後食べ物だけでなく、これから食に関わるたくさんの人への感謝の気持ちにも

繋がりますね。

 

実際に食卓に出てきた時は、一緒に料理したことを思い出しながら会話をし、

感謝をしながら食べるのもおすすめです。

 

きっとそれらを経験した後は、食への見方も変わり、他の食材は誰がどのようにして

作られているのかな?など、他への興味も沸いてくるチャンスにもなりますね♪

 

 

 

 

【食への興味、感謝の気持ちは将来の心と体を育む】

 

私たちは毎日何気なく三食食べていますが、この何気ない「食べる」という経験は

子ども達の将来の体と心を育む経験にも繋げられます。

 

幼児期の間に「食」に対して興味を持つことで、何を食べると良いのか、

将来の食を選ぶ力(食選力)を自然と身につけることができるようになり、

子ども達の将来の健康にも繋がります。

 

ある日私が講師をしている食育スクールで、ある一人の男の子が、

こぼしてしまった砂糖を捨ててしまわないといけなかった時、

捨てるまえに一言「無駄にしてごめんなさい」と謝っていました。

私は、それにとても感動しました。

 

このような感謝への気持ちは、食だけでなく、

これから出会うたくさんの人や物に対しても感謝の気持ちを持つことに

繋がることでしょう。

 

 

普段何気なく食べている「食」には、興味、感謝の気持ちを

育むチャンスはたくさん詰まっています。子どもたちに無限の可能性を広げる

そのチャンスをお母さんもお子様と一緒に楽しんでみてください(^^)

 

 

 

 

 

秋吉 瞳

日本キッズ食育協会認定トレーナ
大分県出身

 

過去の経験をきっかけに食が与える生活への影響の大きさに気づき、食は栄養を取り入れるだけではないと気付きました。

ゆっくりと食と向き合う時間を作るのは大変なこともありますが、食事を作ったり食べたりする時間を少しでも大切にすることで、普段の生活の中に小さな幸せを感じたりと、心にも栄養を与えられると信じています。

このような思いを幼児期から食育を通して自然と養って頂けたら、と思い食育活動を始めました。

食育は五感、想像力、社交性や人間力など多くの力を培うことができます。
体、育児、食べ物などで悩みを抱えている方達に、食育を通して少しでもお手伝いできるようにと活動中です。

 

ブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/hecky1103/

インスタグラム:https://www.instagram.com/akiyoshihitomi/