こんにちは!チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。
前回、聴覚障害の乳児が補助機器によって周囲の声を初めて聞くというお話をしましたが、
改めて子どもたちは、いつから“うれし泣き”をするのでしょうか。
感情発達のスタートは、生後まもなく「快」と「不快」からスタートすると言われています。
よく「赤ちゃんは泣くのが仕事」と言われますが、
お腹が空けば泣いて、お腹がいっぱいになれば泣き止む。
そして眠くなったら泣いて、うまく寝付ければ泣き止む。
体温調整ができず、暑ければ泣いて、心地よくなれば泣き止むなど、
つまり泣くという感情表現は、不快であることの意思表示と言ってもよいかもしれません。
そして年齢を重ねていくにつれて様々な感情が発達し、
「喜び」や「達成」、「怒り」や「恐怖」「嫌悪」など様々な感情を身に着け、
泣いたり笑ったりすることでその気持ちを表現するようになっていきます。
さて、みなさんはどんな時に“うれし泣き”をしますか?
試験に受かった時、頑張って人に褒められた時、サプライズでお祝いをされた時など、
色々な場面が想定できるかと思いますが、緊張をした後、ふと気持ちが緩み、
うれし泣きをしたという方が多いのではないでしょうか?
大人は自身の経験から、次に何が起こるのかをある程度想定しながら生活をしているので、
想定外に外的要因で気が緩むようなことがあると、涙腺も緩んでしまうのかもしれませんね。
子どもたちはいつも一生懸命で、目の前のことに真剣に向き合っています。
そのせいか子どもたちの涙、特に“うれし涙”には、つられて一緒に涙してしまいますが、
経験値の少ない子どもたちの涙には、“うれし涙”も“悔し涙”も本当にまっすぐな気持ちを感じます。
頑張った子どもたちが涙を流して素直に気持ちを表現する姿を、
大事に愛おしく見守っていきたいですね。
以上
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美
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