ママハピ

「“家族”と“ファミリー”」

こんにちは!

チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 

 

私たちは、チャイルド・ファミリーコンサルタントという肩書きでお仕事をさせていただくときに、“ファミリービルディング”の概念をベースにお話しすることが多いのですが、この「ファミリー」という言葉について、最近こんなことを考えていました。

 

現在は、「ファミリー」という外来語は既に日本語化しているところもありますが、一般的には日本語で「家族」と訳されることが多く、私たちも今まで広い意味合いで「家族」という言葉を使っていました。

 

でも、「ファミリー」の語源を調べてみると、本来の日本語の「家族」が表す概念とは少し違っているようです。

 

日本語でいう「家族」とは、婚姻の関係で結ばれた夫婦やその血縁関係にある人たちのまとまりである、という概念が強い一方で、海外では血縁関係にこだわらず、人として信頼関係で結ばれた関係や、家長の家族やその支配下で働く召使いを含む全ての人々に対して「ファミリー」という言葉を使うようです。

 

 

この「家族」という形がこれからはどんどん多様化して、色々な家族の形が増えていくでしょうというお話しは何度かさせていただきましたが、少し前に日本の制度も変わり、今後はこれまで以上に海外の方が家族と共に生活をしていく場面が増えていくのではないでしょうか。

 

特に介護の場面では、実の親子関係にあっても近くに住めない等、様々な事情により誰かの手を借りなければならない時代が来ています。そんな時、私たちが考える『7つのパイプ』の考え方はとてもわかりやすく、ある意味西洋文化の「ファミリー」の考え方に近い概念なのかもしれません。

 

 

一説には、「ファミリー」の”F”=Father、”A”=and、”M”=Mother、”ILY”=I love you
と俗説的に言われていることもあるようですが、本来「ファミリー(Family)」の語源は、ラテン語の「famulus(奴隷、召し使い)」だと言われています。

 

子育てや家族の成長には、血の繋がった「家族」以外にも沢山の周りの人たちの支えや応援があった方が、より豊かな関係が築けるのではないかと私たちは思っています。

 

家族の問題はとてもデリケートな話であるものの、情報や価値観が溢れる今の時代、本当の多様性が受け入れられ認められていくには、時代や今までの慣習による価値観を押し付けるのではなく、どの世代の人達も受け入れられるところから丁寧に変化をしていく勇気も、また大事なことかもしれませんね。

 

私たち子育て学協会も、ひとつの大きな「ファミリー」なのかも?!しれません。

 

 

以上
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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チャイルド・ファミリーコンサルタント

山本直美

 

 

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