ママハピ

「気持ちの折り合いをつける」

こんにちは!チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 
前々回より、“愛でる視点を持つ”、“立ち直るきっかけを与える”についてお話ししました。
今回も、子どもの発達についての映像に出てきた2歳児の発達についてお話したいと思います。
そのビデオの中で、2歳の子どもが二人でブランコに乗っていました。
一見一緒に遊んでいるように見えますが、これは「並行あそび」と言って、
同じことをして一緒にいるものの交わってはいない2歳くらいの遊び方の特徴です。

 

ですので、よくパパやママから「うちの子は、なかなかお友達と一緒に遊べない」と相談を受けますが、2歳前後くらいであれば特に心配することはないのです。
映像の中ではその後、二人のうち一人がふと違うことに興味が湧いたのか、
ブランコを降りてどこかへ行ってしまいました。

 
その間に別の子がやって来て、空いたブランコに乗って遊び始めました。
そこへ、最初にブランコで遊んでいた子が戻ってきたのです。
当然自分が戻ってきてまたブランコに乗るつもりだったのに、
他のお友達がブランコに乗っているのを見て、その子は泣き出してしまいました。

 

 

ただただ、「かわりばんこ、じゅんばんこ~!」と言って、一生懸命自分に
言い聞かせながら泣いているのです。

 

 

きっと、順番にかわりばんこで遊ばないといけないと分かっているものの、
自分のブランコを取られてしまったことへの悔しい気持ちが入り混じって、
その矛盾がどうにもおさまらなかったのでしょうね。

 

 

「かわりばんこ、じゅんばんこ~!」と分かっているなら待てばいいのに、
その後そう言いながら先生のところへ言いつけに行ったのです。

 

 

先生もその様子を優しく見守りながら、その子の気持ちを受け止めてくれていました。
そこで改めて気付かされたのは、子ども達が何か気持ちに矛盾があったときに
先生のところへ行くのは、“癒されに来ている”という発想です。

 

 

その時に「そうか、そうか」と気持ちを受け止めてもらえたら、
なんとなく気持ちも落ち着いてきて待つことができたり、別の遊びを見つけることが
できたりと、先生に気持ちを癒されることで次へ繋がるきっかけになるのかもしれません。

 

 

大人だって納得できないことや理不尽なことがあったときに、
誰かに話を聞いてもらって発散すると気持ちが軽くなったりしますよね。
気持ちの折り合いをつけることはとても難しいことですが、
ちゃんと誰かに受け止めてもらうことで前向きに次に進めるということは、
きっと大人も子どもも一緒ですね!

 

以上
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

チャイルド・ファミリーコンサルタント

山本直美

 

 

**********************************

イベント・講座のご案内
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
●「子育て学講座」好評開催中!●
直近の日程:3月7日(水)10:30~
キッズデザイン賞受賞
詳細・申込:https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/13400
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

●CFC養成講座体験セミナー申込スタート!●
参加費無料お気軽にご参加ください!!
直近の日程:3月3日(土)10:00~
詳細・申込:https://www.reservestock.jp/page/event_series/30183
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

 

Facebookページでも、情報を発信しております。
https://www.facebook.com/kosodategaku/