こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。
私は、週に1回19~20歳の若い生徒たちに講義を行っているのですが、
その生徒たちはまさに学生から大人になるその途中にいて、
少し子ども染みたことを言うこともあれば、こちらが思っている以上にしっかりしている面を持っていて、
いずれにしても驚かされることがよくあります。
先日、その生徒たちについて複数の方々とお話をする機会があったのですが、
やはり一人一人を思い出しながら、その生徒の「いいところ」を見つけて引き出してあげるのは難しい事だなと思ったと同時に、
先生という立場にいると、生徒をついついある一面だけで評価をしてしまいがちなのだと気が付いたのです。
もちろん一人一人の生徒それぞれに課題はあるものの、それ以上にもっといいところがあるはずなのに、
なぜかマイナスのポイントを見つけるとそのことから離れられない、行動や言動の全てがそこに紐づいていってしまう、
そんな会話を聞いていてなんだかとても胸が苦しくなりました。
特に先生という立場で子どもと接している場合、どのくらい覚悟を持って子どもたちを受け入れているのか?
子どもにはそれがよく分かってしまうと思うのですね。
よく大人が軽く「受け入れる」という言葉を口にすることがあると思いますが、
本気で「受け入れる」というのはどういうことなのでしょうか?
私は、特に幼稚園の先生をしていた頃、家に帰ってからも
「○○ちゃんが言っていたあれはどういうことだったのだろう」とか、「今日は泣き虫さんだったけどお家では大丈夫かな」など、
会っていない時にも気が付いたらその子どものことを考えている、ということがよくありました。
今もそうです、「今日は講義を欠席したけど大丈夫かな・・」とか「あの子は意外と頑張ればいけるのね!」とか。
私は会っていない時にその子のことをどれだけ思っているか?がバロメーターの一つになるのではないかと思っています。
よく考えると恋愛と同じですよね、好きだと気付く前に、気が付くとその人の話ばかりしていること、ありませんか?(笑)
そうやって相手のことを、ああかな?こうかな?と想いを馳せること、
それがその人の多面性を見つけて受け入れていくことにつながるのではないか、と思うんです。
もちろん子どもたちもですが、会社の部下や同僚でも同じことが言えるかもしれませんね。
時間を守れなかったり教えたことが出来なかったり、協力的でなかったり、
でもそうではない部分を見つけて光を当ててみると、今まで見えてなかった一面が見えてくる、そんな気がしています。
こちら側が、相手のどこを見ているか?どこまで受け入れてくれているか?
それによって相手もどこまで自分を見せてくれるか、変わってくるのではないでしょうか。
子ども達は、大人が自分のどこに光を当ててくれるかを、試していたりするものです。
自分の決まったフィルターだけで相手の一面を見るのではなく、人は多面体であるということを意識しながら、
価値観を押し付けず色々な面を受け入れると、自然と相手も心を開いてくれるのではないでしょうか。
チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美
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