ママハピ

親も自分の成長を楽しもう

 

子育てって、大人が子どもに与えるものと思われがちですよね。

でも、私がこれだけ子どもに関わる仕事をしていても飽きないのは、

子どもは人間の本質をわかっているからなんですよね。

何気ないやりとりの中でハッとすることが多く、子ども に成長させてもらってるな
あと思います。

 

私が幼稚園教諭として働いていた頃、

ある日、個人的なことで悩んでいたので、しっかりもののゆきちゃんにたずねてみま
した。

「ねえ、ゆきちゃんって嫌なことがあったらどうするの?」

すると、「うーん。嫌なことは嫌だよね」と言いました・・・!!!

 

そうだよね。

私は【嫌なことはいけないこと】だと思っていたけど、そうじゃないよね。

早く解決しなきゃと思うことに捉われていたけど、

ちょっとした負の感情も味わって

向き合うことが人として大切だったね・・・そう、気づかせてもらいました。

子育てをしていて、

「自分ってほんとダメだな」と思うことはたくさんありますが、

そんな気持ちも否定しないであむあむ舌なめずりするように味わうだけでOKだと思え
たらいいな。

私たちはもう大人だから、人前でわんわん泣いたりはできないけれど、

「嫌なものは嫌なんだー!」って言えるのって、とってもすてき。

そう、ゆきちゃんが教えてくれました。

 

「自己肯定感のある子どもに育てたい」と大人は言うけど、

まずは、大人が自己肯定を持っていられることが、

子どもに伝わりやすくなります。

パパ、ママが心穏やかでいられるように。それもとっても大切なことなんですよ。

フレーベルは、「子どもが生まれたことによって母になる」と言いました。

ひとりの男性が父になり、ひとりの女性が母になる。心境の変化を受け止め、

女性の場合はめまぐるしく変わる身体の変化にも対応し、自分のことよりも子どもに
与えるようになる。

 

たとえば、ママ が家族の御飯だけを用意して眠るなんて、

とてもすごいことですよ。パパが朝の短い時間で、

必ず子どもと触れ合う時間を作ろうとされていることは、

しっかり子どもの愛着形成につながっています。

些細なことでも、こうして子育てをとおして自分を認めることで、

自分の存在の深いところで自分を認められるようになっていくんですよね。

親自身の成長、進化、変化していることを、子どもの成長とともに楽しんでまいりま
しょうね。

 

 

CFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)山本直美

 

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子育ては親の自己肯定感も育みます