幼い子との毎日、あなたは幸せですか？

 

元気いっぱいの子に毎日があっという間に過ぎていく。片づけしてもあっという間に散らかる我が家。仕事から帰って来た夫のちょっと言いたげな顔を見ると、申し訳ないやら、『だってしょうがないでしょ！』と言いたくなる私。私だけの時間は子ども達が寝ているほんのわずかな時間。だから、寝ている子どもの顔が余計に愛おしい。そんな毎日が我が家も過ぎていました。その時『幸せ？』と聞かれたら、心のどこかの溜息を聞きながらもきっと『幸せ』と答えていたと思います。愛おしいわが子がいるのなら幸せのはずと。

 

 

 

 

イギリスにこんなことわざがあるそうです。

「一日幸せでいたいなら床屋に行け。一週間幸せでいたいなら車を買え。一か月幸せでいたいなら結婚しろ。一年幸せでいたいなら家を買え。一生幸せでいたいなら正直でいることだ。」

 

親業では自分の気持ちに正直に向き合うことから始まります。子どもの行動を見た時

『わたしは今何を感じている？』こんなふうに自分の気持ちに問いかけるという事を、親業を学ぶまでしたことがありませんでした。

親業では自分の感情に正直に、親だから、妻だから・・と役割でなく今いるありのままの自分と向き合っていきます。

『親業をうまくやり遂げる親は自分が本当の一人の人間だということをまず自分に許す』

（トマス・ゴードン著近藤千恵訳　『親業』大和書房刊）と書いてあります。

忙しい時や、疲れた時はママだってイライラするときもある。『遊んで～』『ご本読んで～』の声に今は答えたくない。掃除だってさぼりたい。食後、夫や子供達が楽しそうな時間を過ごしているのを羨ましく感じることがある。母だから、妻だから役割を果たそうと我慢することはありませんか？子どもの行動に対して肯定的な感情や否定的な感情を持つ一人の人間なのだということを自分で認める事。そして、子どももまた、一人の人間として尊重して理解し合うことで、お互いの幸せが見えてくるようです。

 

幸せって？

 

「わが子には幸せになってほしい」これは親の共通な願いでしょう。

では、幸せになるってどんなことなのでしょう。将来の子どもにとっての幸せは？

安定した収入があること？夢の実現？友達がたくさんいること？愛する人と結ばれること？幸せの形はたくさんありますね。それは人それぞれなのでしょう。隣の人の幸せと私の幸せとは違うように、子どもの幸せも親の幸せのかたちとは違うのかもしれません。子どもが自分で考えて自分の人生を誇りを持ってイキイキと生きて幸せになって欲しい。

幸せは自分が大切にしている価値観や望み、欲求が満たされる事がその尺度になっているのでしょう。それが何なのか自分で知ることです。

 

少し、ゆっくりと周りを見渡すと私たちの幸せは身近にもあり、源もたくさんあることを見つけることができそうです。

天気が晴れ！子どもが笑った！家族がおいしいと食事を完食！バスがすぐに来た！

子どもとのおしゃべり、夫とのデート、ママ友とのランチ！子どもの寝顔、などなど。ちょっとした幸せ意外と沢山見つかるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、自分の幸せと同じように子ども（相手）の幸せも尊重していきたいものです。

子どもの幸せの瞬間も見逃さず、

自分を主語に幸せなわたしの気持ちを表現するわたしメッセージを伝えます。（肯定のわたしメッセージ）

 

靴下が一人で脱げた！大好きなおやつを食べる、テストでいい点、おばあちゃんからの電話、クリスマス、誕生日、家族でお出かけの時。サッカーでゴールを決めた！

こんな時の声掛けは褒めるという評価でなくこんな言い方です。

 

靴下一人で脱げて偉いね　➡　靴下一人で脱げたね！嬉しいな！嬉しいね！

ゴール決めたね！上手くなったね　➡　ゴールを決めたね！パパも嬉しくてガッツポーズしたよ！

 

幸せの共有で子どもは親に喜びを与えることができると自分は価値があることを実感できる自己肯定感も上がります。

 

自分の否定的な感情もまた、自分の大切な価値観、欲求を正直に見つめ、なおかつ子どもの自尊心を傷つけない『わたしメッセージ』で表現することができますが、これは他の回で詳しく扱ってます。イライラしていたら、なぜイライラしているのか、自分のなかの悲しい気持ち、不安な気持ち、大事な価値観を伝える方法があります。そんな負の気持ちも大切なあなた自身なのでしょう。

自分の気持ちに正直に。それをどう表現すれば自分も相手も尊重できるのかも親業で学べます。子育てしているあなたが幸せであることが子どもの幸せにもつながる。あなたとあなたの大切な人の幸せを願う『親業』です。

 

 

 

 

親業訓練協会インストラクター　伊　藤　圭　子

看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー準一級

東京都大田区在住　2児の母（長女26歳、長男24歳）

お呼び頂いたら、どこへでも説明会、体験会、講演、講座に伺います。

親業は心理学と行動学に基づいたコミュニケーションプログラムです。

単にコミュニケーションのスキルだけでなく、自分と向き合うことで自己成長ができ、

自分の人生を自分が主人公で生きる為の必要な考え方を教えてくれました。

ノーベル平和賞に３回ノミネートされたもので自信を持って私たちはお伝えしております。

 

☆L・E・T（リーダー・エフェクティヴネス・トレーニング）トレーナー

企業でのリーダーのコミュニケーション通して生産性の向上を目指します

☆㈱交通道徳事業　代表取締役

☆大田区のNPOで保育サポーターとしても活動中

 

E‐Mail：　　keike.maple0330@gmail.com

ホームページ　www.oyagyo.or.jp