ママハピ

子どもが「お手伝いしたい」と言ってきたけど・・・

こんにちは。
新緑がまぶしい季節となりました☆
新しい環境に向かうご家庭もあるかと思います。

私は子ども達が小さい頃は、朝起きた時からとにかく「就寝」=「一日のゴール」に向かって過ごす毎日でした。
夕方からは特に気が急いてきて、夕飯の支度、食事とお風呂の時間が押し寄せてくるので、早く早くと自分も子ども達も追い立てていました。

そんな時に子どもが
「てつだうよ~」と言ってきたら・・・!

私の心と頭の中は瞬時にこんな思いが駆け巡ります;;;

「子どもが手伝う」→「手間がかかる」→「手順が狂う」→「時間がかかる」→「うまくいかないとかんしゃくを起こすかもしれない」→「なだめるのも手間だ」→「下の子も参入してくる可能性あり」→「よけいややこしくなる」→「夕飯の時間が遅れる」→「寝る時間にも影響する」

なので
「ありがとう。また今度ね」
というようなあいまいな返事をして、要するに断っていた記憶があります。

ある方がやはり、夕飯の準備で忙しい時にこんな会話を子どもさんとしました。
子(7歳)「ママ、ボクもおてつだいするよ」
ママ(えっ!と思い)「ありがとう。今は急いで用意したいからいいわ」
子(悲しそうな表情で)「ママ、たいへんそうだから・・・」
ママ(ハッとして)「そっか・・ママが大変そうだからお手伝いしようって思ったんだね」
子「うん・・」

この方は「この子はやさしい心があるんだ」とじーんとして
忙しくて大変な様子の自分を見て、小さい子なりに助けようとした気持ちがあることがわかったことが大きな気づきだと言っていました。
「手伝いたい」は「助けたい」だったのですね。
だとしたら、調理を手伝う以外にも助けてもらう方法を一緒に探すこともできることの一つなのでしょう。

この方は時間の余裕のある時に、子どもと一緒に料理をする時間を作ってみようという気持ちにもなったそうです。

子どもが「おてつだいしたい」と言ってきた元となっている気持ちを理解するだけで
忙しい時間の中であっても、お互いの心が和む瞬間を連れて来てくれるのかもしれません。

毎日を駆け抜けるように過ごされているママ達に
温かな時間が流れますように・・・☆彡

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親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子

□心理カウンセラー
□千葉県教育委員会「生涯学習審議会」「社会教育委員連絡協議会」「みんなで取り組む千葉教育会議」委員
□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1級
□教師学インストラクター
□アンガーマネジメント キッズインストラクター
千葉県市川市在住。3人の子の母。
自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。
自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの方々に講座や講演会を通してお伝えしています。
同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。
E-Mail: shikiba@oyagyo.jp
ホームページ: http://www.oyagyo.jp
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