ママハピ

そんなに神経質にならなくても・・っ言われても・・自分の気持ちをつかむだけで何かが変わる☆

「そんなに神経質にならなくても大丈夫ですよ。」

長女が産まれ、初めての育児で戸惑うことが多く、子育ての電話相談のところに電話をかけると、だいたいこのような言葉をかけてくれることが多かったように思います。
(今のようにインターネットもなく、ママ友もまだポツポツとしかいなかった頃です。)
母に聞いても「もう忘れちゃったわ~」と・・・・そうね・・・母の世代とは時代も全く違うし・・

 

「お母さんがゆったりした気持ちで・・」って言われるけれど、どうやったらゆったりできるんだろう・・と私はいつも思っていました。
「神経質にならずに・・」と言われても、そもそも赤ちゃんがいること自体、私にとって気が休まることではないのです。

 

「今日の夜は寝てくれるかな?」
「次に目を覚ますのはいつだろう?それまでにご飯の支度はできるかな?」
「お昼寝の間に買い物に行っちゃって、もし起きて泣いていたらどうしよう・・」
「今日、私、お風呂入れるかな?パパが早く帰ってくるといいな・・」
赤ちゃんを抱っこしてほほえむ、端から見れば夢のような幸せな風景に見えても、実は私の心の中は自分のことでいっぱいでした。自分を優先してしまうことに罪悪感を持ってしまうことさえありました。

 

 

 

 

さらに、授乳の間隔、飲んだ量、湿疹ができていること、いつもとリズムが違うこと、便秘気味であること・・
緊急というほどではないことくらいはわかっているのだけれど、気になることは毎日いっぱい出てきます。
自分が精神的に不安定になってしまうことが怖くて、必死の笑顔で乗り切っていたように思います。

 

そう、私はある意味「神経質」だったのでしょう。
ちっとも「ゆったり」となんかしていませんでした。
頭の中は「今日、私はお風呂に入って、夜の睡眠はちゃんととれるだろうか。」ということがいつも渦巻いていました。
外遊びをするとぐっすり寝るという神話?を信じて、雨でも何でもとにかく外に連れ出していました。
笑顔の下に、私はいろいろな魂胆?があったのです。とにかく必死でした。

 

あの頃、カミングアウト?して
「必死なんです」
「大変なんです」
「自分のことを優先したいけど、なかなか出来なくて不満がたまりそうです。」
なんて、言葉にしてしまったらどうだったのかな・・

 

私達は自分のことは自分が一番よく知っているのだけれど
自分の気持ちを見ていなかったり、表現していなかったりすることがあります。

 

 

 

 

相手に「こうして欲しい」と思う時
自分が「こうしたい」と思う時、
そこには自分の「気持ち」があります。
例えば、
「ちょっと手伝ってよ~」→(そう言いたい自分の気持ちは?)
「たっぷり寝たいな~」→(なんでかな?)
自分の気持ちをつかむだけで、事態は変わらなくても、今の自分を認めることに近づくこともあります。

 

自分を大切にするということは、自分の気持ちを大事にすることなのかもしれません。
誰にでもある大事な「気持ち」・・
次回は自分の気持ちを表現する「自己表現」についても書きます。お楽しみに~♪

 

 

 

 

 

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式場敬子(上着有)011-200KB

親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子
□心理カウンセラー
□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員
□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1級
□教師学インストラクター
□アンガーマネジメント キッズインストラクター

千葉県市川市在住。3児の母。
自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。
自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの親達に講座や講演会を通してお伝えしています。
同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。

E-Mail: shikiba@oyagyo.jp
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