ママハピ

きょうだい。上の子との時間を楽しもう

こんにちは。笑顔で子育てを応援しています。

親業訓練インストラクターの加藤由紀子です。

 

子育てをしていると、自分が子どもの頃には嫌だった、親の言動と同じことを自分が子どもに対してしているなぁ…。と気が付くことがあります。

 

政子さんは、小2の花子ちゃんと年長の太郎君のお母さんです。政子さん自身、下に弟が居たので、小さい頃から『おねえちゃん』として弟の面倒をみたり、『おねえちゃんなんだから』という親からの雰囲気を感じて、いい子でいなきゃと頑張ったり、いろいろ我慢をしたりしていたそうです。

なので、花子ちゃんには絶対に『おねえちゃんなんだから』とは言いたくない!と思い気をつけていました。

 

なのに…。
ふと気がつくと、花子ちゃんに対して『おねえちゃんなのに、なんで我慢ができないんだろう…。私はおんなじこと我慢したのに。』と、思ってしまうことも。

 

 

きょうだい、いつも一緒が平等?

 

 

姉弟には、ママとの距離感を同じように感じてほしいと思い、どちらかの用事の時にもいつも一緒を心掛けて連れていき、待たせます。花子ちゃんがスイミングの日には、政子さんはいつも年長の太郎君を一緒に連れていきます。太郎君は途中で飽きてしまって、なだめるのが大変…疲れてしまいます。

 

ある日、パパのお出かけに太郎君が一緒について行くことになりました。
花子ちゃんにとっては、ママと二人だけのスイミング。自分からお支度をして
「ママ、お支度終わったよ、早く行こう。先にお外で待ってるよ。」と、玄関からとっても嬉しそうな声がしました。

 

 

母と子

 

 

花子ちゃんを待っている間、太郎君のことを気にかけなくていいので、政子さんはなんだかとっても気分が楽。この時間がとっても新鮮で、これからも子どもひとりずつの時間をもっと持ってもいいのかな。と思ったそうです。

 

スイミングが終わった後に花子ちゃんから「ママ、公園に行こう!」と言われて、いつもはそんなこと言わないのに…、そうか…花子ちゃんも自分と同じように、「おねえちゃんなんだから」って、いろいろ我慢していたんだなぁ。と愛おしく感じられたそうです。それも、政子さん自身の心に余裕が出来たからなんでしょうね。

 

年齢が小さい上の子の赤ちゃんがえり

 

下の子が生まれると、年齢が小さい上の子の場合は、急に赤ちゃんのようにグズグズ言い始めたり、今まで出来ていたことが出来なくなったり、抱っこ抱っことママにまとわりついたりすることがあります。

 

赤ちゃんが生まれて、ママも夜中に起きなきゃいけないし、やらなければいけない仕事も増えるし、ほんとに疲れてへとへとなのに、この『赤ちゃんがえり』にイライラしてしまうママも多いでしょう。

 

おねえちゃんになるんだから。おにいちゃんでしょ。
自覚をもってしっかりして欲しい、出来るよね?
そんな風に思ってしまうものです。

 

ところが、そのことがかえって『赤ちゃんがえり』をひどくさせてしまいます。
上の子にしてみたらどうでしょう…。
急に小さな赤ちゃんがおうちにやって来て、ママを独占している…。
今までだったら、「ママぁ~」と呼んだら、自分のために返事をしてくれていたのに、「ちょっと待ってね」「おっぱいあげ終わったらね」と言われちゃう。

 

まさしく青天の霹靂です。

 

下の子が生まれたら、意識して上の子を優先してあげましょう。
たとえば、上の子がぐずったら、赤ちゃんが泣いていても上の子に100%関わって、上の子とママだけの時間を作ると、上の子は安心するんですよ。

 

 

兄弟2

 

 

 

 

親業は、子どもが育つうえで親がいかにかかわるかに焦点をあてた
コミュニケーションプログラムです。
上の子への対応の仕方、なども具体的に学べます。

 

親業訓練インストラクター 加藤由紀子
加藤由紀子
◇看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1級
◇埼玉県家庭教育アドバイザー
◇埼玉県草加市生涯学習指導者バンク登録者
◇草加地区更生保護女性会会員

 

講座や県内各地区更生保護女性会主催の親業講演会等の講師を務めています。
草加市内でほぼ毎月、ハッピーマルシェbyスマイリーママに参加。
子育てに効果的な言葉かけの方法をお伝えしています。

 

 

「おやぎょうコミュゆきかぐれ」ホームページ
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