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「食育」×「子育て」ジメジメ季節の台所で気をつけること

 

Creative食育Design研究所所長/私立中高一貫の魅力を伝えるエデュケーショナルマガジンSCHOOL副編集長/(社)子育てマイスター協会理事の さとうりさ です。

 

 

最近、「味覚」のお仕事と同様に、「子育て・教育」のお仕事をたくさんいただいています。私自身、みんなが身近に感じている「食べもの」の力を借りて、「思考力」や「表現力」「思い込みの分解」と「構成力」「コミュニケーション」「想像、創造力」などを伸ばしていただくアクティブラーニング型の食育授業を行っています。

もともと「食」と「教育」をデザインして、何かを生み出すことに付加価値を置いて活動してきたわけですが、SCHOOL副編集長としては、中学生や高校生そして、その先生方が置かれている現状に触れたり、毎日どんな風に生き生きと学校生活を送っているかを、肌で感じて書く仕事を行っています。

https://www.facebook.com/LisaSatoSCHOOL/

 

子育てマイスターとしては、0歳~中学高校生のお母様やご本人に向けて「子どもが伸びる」ということに視点を向け授業を行うことが多い私ですが、いつでもスタンスは同じ。基本をおさえて、無理やりねじまげず、そして、伸ばせることは伸ばせるように。「○○べき」ばかりに振り回されて、苦しい思いばかりで、生活をしないで、なるべくバランスをとれるように・・・。

 

そんなスタンスの中で、この時期のジメジメ台所の中で気をつけていただきたいことをお話しますね。

 

昨日は、娘の運動会でした。お弁当を楽しみにしている娘。

小学校にあがると給食があるので、なかなかお弁当を作る機会もなくなるのですが、機会が減ったからこそのお弁当は、子どもの楽しみのひとつのようです。

 

ちょっぴり魔法のから揚げが、いつもの娘のオーダー。

ハチミツとニンニクで下味をつけるのが私の定番です。

 

 

グラフィックス1

 

 

さて、娘のお弁当のお話はさておき、

ジメジメとした季節がやってきました。

 

私はフードコーディネーターだけでなく、惣菜管理士としてもお仕事をしていて、スーパー様やレストラン様のメニューを考えたり、現場指導に行かせていただいたり、経営戦略に携わったりしています。ですので、この季節になると、現場は余計にピリピリしているというのを、しばしば感じます。

 

特に、お惣菜売り場でのお弁当づくり。

 

この時期は、湿度と温度の状態で、非常に菌が発生しやすい状態なのです。

 

販売するお弁当もそうですが、もちろん幼稚園や小学校に持っていくお弁当も同じことが言える季節なんですよね。

 

基本、菌は「つけない・増やさない・やっつける」と言われています。

まず、つけないことが基本。だから、「つけてないかな?」って思うようにすることが第一歩なんです。

 

いわゆる「マニュアル的な本」を見ると、煮沸消毒をして、アルコールをかけて・・・など、大変な手間が書いてあります。

 

それを見て、そうよね!そうしなきゃ、と思う人はそれほど多くありません。

そして、そうしなきゃ!と思って、それを継続できる人はなおさら多くないと思います。

 

すると、気をつけなくなる・・・なんて悪循環が起こるのも事実なんですよね。

大人も子どももそこは一緒です(笑)。

 

お料理の教室で、生徒さんに洗いものをしてもらっていて、しばしばお話するのが、包丁を洗うときのおはなし。

 

包丁を洗う時って、刃を一生懸命に洗っているのですが、手をもつところを上手に洗えていない人が、意外に多くいるのです。

 

食材に触れている部分だけを意識して洗っているのですが、実は手に持っている部分には、手の菌がついています。通常の手の常在菌だけでなく、調理中に触った食材の菌が、手の温度で繁殖をしてしまっている。それをキレイに洗っていない方が意外にいらっしゃるのです。

 

「つけてないかな?」なのですね。

 

食材の触った手で、柄をさわった

→ つけてしまった

→ つけないようにする&つけたら洗う。

このイメージです。

 

次に、「増やさない」ように・・・をイメージする。

 

そこで登場するのが、「ラップおにぎり」

 

 

グラフィックス2

 

 

今は、手でおにぎりを握る人が減って、ほとんどの方がラップで握っているようです。

 

ですが、ここでひとつ注意があります。

 

温かいご飯をラップに直接のせて、ラップで握ってそのまま、握ったラップでお弁当箱に入れている方がいらっしゃいます。

 

実は、ご飯が冷めていく最中で、菌が発生します。肌に触れずに、ご飯を配置しているので、基本ラップとご飯の間には菌はあまりいない状態かもしれませんが、様々な理由で菌があった場合、その冷まされている間に菌が増殖するのです。

 

ですので、湯気のない少し冷ましたご飯をラップで握ったとして、それをキレイなお皿の上に置き、冷ました後に、再度新しいラップで包んでみてください。

 

「増やしてないかな?」は、温度管理のこと。あたたかい状態が、一番菌が好む温度だと知っていれば、「増やしてないかな?」は考えやすくなります。

 

「きれいにしなきゃ!キレイにシナキャ!」と、殺菌剤をシュッシュとかけてばかりいる前に、できる基本のこと。

ぜひ、それを感じ考えて、お弁当作りを楽しんでくださいね。

 

「子育て」×「食育」×「自己肯定感」で講演やセミナーを行っていますので、ぜひいらしてくださいね。

 

お知らせ:6月15日に「子育て」×「自己肯定感」×「食育」をテーマに

『ランチセミナー:未来の笑顔を増やす、親子の「こうだったらいいな連鎖」を創るために』と題し、セミナーを開催いたします。テレビでもおなじみの教育評論家の石川先生をお招きし、また、アド街ック天国(日本橋・水天宮)で11位にランクインした遠忠商店様の会場をお借りして、オーガニックお弁当付で行います。ぜひ、皆さまにお会いできることを楽しみにしております。

詳しくは:https://www.facebook.com/events/487134688150963/

をごらんください。

 

また、6月10日にはキャンパスビジュアルマガジンSCHOOL&子育てマイスター協会共催で『私立中学を知る視点。今、中学高校でおこなわれている教育を取材して…』をお送りします。

「親子の私立中高選びのお手伝いをしたいschool副編集長の取材のつぶやき」

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のフェイスブックページにアップしますので、ぜひ「いいね」をしてくださいませ。

 

 

 

さとう りさ   HPはこちら

 

佐藤理沙

 

 

食育から生きる活きるを創る~ Creative食育Design研究所所長

私立中学高校の魅力を伝えるキャンパスビジュアルマガジンSCHOOL副編集長

一般社団法人子育てマイスター協会 理事

creative&logical&happyな食育お料理教室HappyFood代表

一般社団法人味育協会 MIIKU(味育)マスター認定講師

 

慶應義塾大学総合政策学部卒。大学時代より人事教育を学び、大手電機系企業にてキャリアデザインプログラム設計を担当、その後外資系人事コンサルティング会社にて人材像及び人事評価と教育、コンピテンシーについて研究。2000年HappyFood設立。食と教育をデザインし、数々の飲食店立ち上げ及び商品開発、研修を行う。教育と食に関するインタビュー及びプロジェクトで出会った人数は数百人にのぼる。教育と食に携わるうち、小さい頃からの経験が大切だと感じ「Creative食育研究所」を設立、「食をツールとしたコンピテンシーベースのアクティブラーニング授業」を展開。味覚教育とビジネススキルを取り入れた食育教育を行う。一方、子どもたちに未来を!とSCHOOL副編集長として、様々な学校取材に行く毎日。『こどもたちが未来にはばたくための力(創造力・思考力や表現力等)を伸ばし活かすことを考えるためのプラットフォーム設立に向けて』企業や学校と連携準備に奔走している。

 

フェイスブックは、www.facebook.com/lisa.i.kobayashi

HappyFoodフェイスブックページは、www.facebook.com/HappyFoodLisa/

 

 

 

 

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