生活の中にあるルーティン
こんにちは! チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。 相変わらずのコロナ禍で、まだまだ制約されることの多い生活が続いていますね。 普段通りにいかないことが増え、改めて多くの人は日...
「下の子に手がかかって、上の子をガマンさせてしまうことが気になっています。本当はもっと、上の子を大事にしてあげたいのに…。」
「仕事をしていて、子どもとゆっくり向き合う時間が取れないでいます。このままでいいのか心配です…。」
親業の体験会に参加してくださった方から、こんな声を聞きました。この声と同じような悩みを、私も以前持っていました。
こんにちは。子育てサポーターの本間恵です。
小学校教師を20云年やり、今は非常勤で学校に勤めながら、親業訓練協会インストラクターとして活動しています。思春期の息子と娘と日々奮闘中です。
いままで、たくさんのお母さん達に出会ってきました。子どもに愛情を届けたいと思っている方がほとんどでした。でも、「ちゃんと伝わっていないかもしれない…。」と不安を感じている方もいらっしゃいました。
こんなに愛しているのにちゃんと伝わっていないとしたら、本当にもったいない!と思います。
実は私も、仕事をフルでしていた頃は、子どもを保育園に朝7時に預け、夜7時にお迎え。ご飯・お風呂・寝るまで、後3時間!なんて生活を長年してきました。(保育園の先生には、何から何までお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。)
ちなみに夫は、土日も仕事でした…。
ですので、子どもとゆっくり過ごすことなんて、なかなかありませんでした。時間がないと、ついイライラして、ガミガミ言ったりしていました…。
そんなわが家ですが、子どもと接する時間は短いけれど、コミュニケーションの質を高めていけるようにしたいと思うようになりました。そして親業を学び始めてから、心がけるようになったことがあります。たくさんありますが、その中の1つをご紹介させていただきます。
お迎えの車の中は「今日はどうだった?」とおしゃべりタイムにしていました。ぐずっていたり、いつもと違って黙っていたり、何かあったのかな?と思ったときは、聞くことを心がけていました。その時間だけで足りなかったら、お風呂やお布団に入った時など、ちょっとした時間に聞くようにしていました。
「うん、うん、そうかあ。」「○○ちゃんは、お絵かきをもっとやりたかったんだね。」「○○は、友達とけんかしちゃって、くやしかったんだ。」「友達に、もっとわかってほしかったんだね。」等など…。
ここポイントです。親の意見は言わずに、子どもの言っていること、感じていることを理解しようと聞くのです。
短い時間でも、この時間は子どもとの時間にしようと決めて聞きました。するとですね、こちらが思ってもみなかったことを話したりするのです。こんなことを考えたりするんだな~と、私の方が驚くこともありました。子どもは小さくたって、一人前に考えているんですね。しばらく聞いていると、子どもは自分から「もう寝よう!」などと、次の行動に移っていました。気持ちを出すとスッキリしたり、安心したりするようでした。
聞いてもらうことで、子どもは「ママは自分のことをわかろうとしてくれている」「受け入れてくれている」と感じ、「自分は愛されている」と実感するのだそうです。
子どもが十分に甘えられたと感じることは、受け入れられていると感じることと同じなのではないでしょうか。
トマス・ゴードン博士は「親業」の本の中に「自分はいまのままで相手に本当に受容されていると感じると、人はそこから動き出す自由を手にし、思いのままに自分の変身・成長をはかり、能力を発揮する方法を考えられるようになる。」と書いています。
つまり、子どもが安心し、持っている可能性を大きく伸ばしていけるように、親は聞くことで手助けができるのです。
冒頭に書いた、「子どもを大事にしたい」というママの気持ちが、子どもにちゃんと伝わるために、どんなことができるのでしょうか。
下の子に手がかかり、上の子が泣いてしまう時、上の子のことを大事にしたいと思ったなら、聞くということもできます。その時できなくても、後で聞いても大丈夫です。泣いていて話せないようなら、抱きしめたり、黙ってそばにいたりするだけでも、子どもは落ち着くのではないでしょうか。
ママが自分のことを見てくれている。大事にしてくれているという実感は、心にたくさんの愛情エネルギーをたくわえます。愛情エネルギーがたくさんある子は、安心して好きなことに取り組みます。失敗したって、ママが気持ちを分かってくれていたら、また頑張ってみようという気持ちになりやすいのです。
でも、ママだって聞けない時もありますよね。そんな時は、自分の気持ちを大事にして、それを伝える方法もありますよ。
「できるときに、できることを、できるだけ」でも、いいんです。
子どもは、ママの笑顔が大好きです。ママたちの愛情が、子どもにちゃんと届きますように…?
ママハピコラムプロフィール
親業訓練協会インストラクター 本間 恵
(企業向けのコミュニケーショントレーニング)
小学校教師を20年経験し、現在非常勤講師
教育現場でも親業の方法を使い、効果を実感しています!
あらゆる人間関係で使えるコミュニケーションの方法をお伝えして、皆さんの笑顔が増えるお手伝いがしたいと、活動しています。
千葉県市川市在住
本間 恵HP:http://smile—com.info/
親業訓練協会HP:http://www.oyagyo.or.jp
Facebookも開設しています
7月16日、9月8日、12日、17日に親業体験会を開催いたします。
詳しくは本間恵HPに掲載しています。
▼親業の過去の記事
PTAは是か非か!結論の出ないPTAについてちょっと考えてみた
コトが起きる前に子どもに伝えておく秘訣☆~バタバタの朝だと大変!なんでもない時間を有効活用♪
「イライラ」している時は、自分の気持ちを知るチャンス☆私って何がイヤなんだろう・・?
子どもの「考える力」は、日常のこんな一コマから☆(「くつ下がな~い!」編)
元ガミガミママ、今、親教育の専門家が伝える「親にとって大切なこと」
こんにちは! チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。 相変わらずのコロナ禍で、まだまだ制約されることの多い生活が続いていますね。 普段通りにいかないことが増え、改めて多くの人は日...
「好きを仕事に」をキャッチフレーズに教室支援事業を行う楽習フォーラム。 ビーズ、編み物、手織り、クッキングなど50種類以上の資格講座を展開し、 講師活動をサポートしています。 子育て時期に講師の仕事と出会い、楽習フォーラ...
こんにちは リンパ講師 リンパケアサロンLahiLahi(ラヒラヒ)セラピストの若林悦子です。 日が短くなり急に寒くなりましたね。都内では54年ぶりに11月に積雪したそうで、私のところも横浜市内ですがうっす...
前回に引き続き、「どうする?復職準備〜家事育児分担編〜」です。 パート2は、役割分担のお話です。 パート2.タスク洗い出しと緩やか担当決めをしよう 家...
こんにちは!ママハピ関西 統括マネージャー 泉 智子です。 前回の記事では簡単に自己紹介と、私が起業するきっかけとなった、ベビーサインについて少しご紹介させていただきました。 一...
はじめまして!泉 智子と申します。 まずは自己紹介もかねて、私の働き方と子育て観ついて少しずつご紹介させていただこうと思います。 ちょっぴり恥ずかしいですが、よかったらお付き合いください。 現...