生活の中にあるルーティン
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子どもの「お腹をすかせる経験」奪っていませんか?という記事を書かせていただきました。
食育料理研究家/フードビジネスコーディネーター の さとうりさ@HappyFood です。
先日は、ママハピで第1回目のコラムだったのにも関わらず、ご挨拶もせずに書きはじめてしまいました。
ということであらためて、自己紹介を…。HappyFoodの さとうりさ と申します。
食育という言葉が、こんなに一般化する前から子供達から大人の方々に「五感」と「味覚」を大切にした、活きる&生きるための食育授業を行ってきました。もちろん、調理メインのお料理教室もしていますが、「食の力を借りて、子ども達の生きる力を育てたい」そんな授業をしています。Creative食育研究所も併設し、子どもたちのCreativeな力や、キャリア教育につながる食育研究も行っています。
私は、最初から食の分野で仕事をしていたのではなく、実は、大学を卒業した後、長年、人事教育分野でキャリア教育や現場教育に携わっていました。
一方、フードコーディネーターの資格を取得後は、人事教育分野の仕事を続けながら、飲食店を立ち上げたり、スーパー様のコンサルティングをしたりと、食の分野でもお仕事をしてきました。現在も新店舗開発のお手伝いをしたり、各現場で講習やセミナーを行ったり、お料理教室の講師をしたり、プライベートシェフとしてご依頼を受けたりしています。
最初からお料理の分野でお仕事をしてきたのではないので、食の分野に足を踏み入れた時には、ワクワクが止まらなかったのを記憶しています。
調理技術と五感、調理科学…そして、今までの仕事のマーケティングと人事教育分野がつながった時、広がる世界を感じ、知りたい欲求が止まらなくなりました。なので、今でもたくさんの先生について学んでいます。“知りたい!”は、私の趣味のようなものですね。
さて、自己紹介はそのくらいにして、「お腹をすかせる経験」に話を戻しますね。
2歳前後から、食事をする時に落ち着いて座ってくれないお子様が多くなります。
とりあえず「間食を少なくして」「食事の前にはたくさん遊んで」「食卓の周囲には気が散るおもちゃやテレビをおかない」というのをやっていただくと、
「お腹がすくと、ごはんが食べれる」
→「ごはんを食べてもらうと、お母さんも嬉しい」
→「おかあさんの笑顔が、こどものごはんをおいしくする」
→「おいしいくて楽しい食卓なので、フラフラと立つ必要がなくなる」
というサイクルが生まれてくることが多いです。
もちろん人間の体としても「お腹をすかせると、おいしく感じる」というのもありますが、おいしくパクパク食べていると、食卓が楽しいですよね。楽しいは、おいしいをつくります。
「お母さんが作ってくれたごはんを食べてくれてありがとう。おいしかった?」を繰り返します。食べてくれるのが当たり前だと、気がつきませんが、食べてもらえなかったお母さんが、食べてもらった時には、本当に嬉しくて、普通に出てくる言葉です。「おいしかった?おいしかったね。」
人は、口だけで食べていません。お腹に入れるだけが目的ではありません。だからこそ、「おいしかったね」の言葉を忘れずに。
そうやって、こどもの「おいしい」は作られていきます。
「ひとは、食べたもので作られる。」
でも、栄養をとることだけが「食事をする」意味ではありません。
栄養だけを考えて、これを食べないとだめ、あれを食べないとだめ!とガミガミ言うと、食卓の記憶が、ガミガミで作られてしまいます。ガミガミは「おいしい」を作りません。楽しい食卓を作りません。
でも、嫌いなものを食べてもらいたい。そんな時には、もちろん、調理方法を変えてみるというのもありますが、小さいうちなら、物語を作って楽しそうに話してみる。お母さんが「おいしい!」といいながら、おいしそうに食べる。心地よい経験を何回も繰り返すことで、食べてみようかなとなることもあります。
さて、いろいろ書いてしまいましたが、「お腹をすかせたら、おいしい」という経験をもっているお母様ご自身が、ぜひ「今日はがんばったから、たくさん遊んだから、おなかがペコペコだね。おなかがすくと、もっともっと、おいしいね~!」と満面の笑顔で、お子様と食事をする機会を増やしてください。お子様じゃなくて、お母様がですよ。
お子様に「こうしなきゃ、こうならなきゃ」の前に、お母様ご自身で表現してあげてください。お子様は、お母様が大好きですもの。つられて笑顔になりますよ。
creative&logical&happyなHappyFood さとうりさ でした!
・creative&logical&happyな食育お料理教室HappyFood代表
・食育から生きる活きるを創る~Creative食育研究所 所長
・一般社団法人子育てマイスター協会 Managing Director
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