ママハピ

お気にいりの時間

 

こんにちは。

 

東京自由が丘の花雑貨アトリエ

「花と香りとお気にいり」です。

 

 

今回のテーマは  ~ススキ~

 

 

 

 

 

 

一年で一番美しい満月を楽しめる十五夜。

 

今年2022年は、9月10日が十五夜です。

 

 

その十五夜のお飾りとして必ず登場するススキ。

なぜ飾られているのかご存知ですか?

 

 

皆さんのだいたいの予想通り、

農作物の収穫への感謝と魔除けです。

 

月の神様の依り代(よりしろ)とされる稲穂。

(依り代とは神様が寄り付く、いわゆる神が宿るもののことです)

 

豊かに実った稲穂や農作物を収穫できたことに

感謝を込めてお供えします。

 

 

ただ十五夜は旧暦の8月15日で、

その頃はまだ稲の刈り取りが済んでいません。

 

そこで稲穂に似たススキを飾るようになったそうです。

 

 

 

そしてもう一つの役割は、魔除け。

 

 

ススキの葉で手を切りそうになったことはありませんか?

 

ススキの葉の縁には硬くて細かいギザギザがあり、

葉の根本に向けて擦ると肌を傷つけます。

 

これはススキを含むイネ科の植物も同じで、

このトゲがガラス質でできているからなのです。

 

植物にガラス?!と驚きますよね。

 

 

イネ科の植物は、土の中にある珪酸という

ガラス質の元となる物質が水に溶けると、

 

それを根から吸収し、特定の細胞に溜めてゆきます。

 

その細胞がガラス質に変わると、

「プラントオパール」と呼ばれます。

 

この「プラントオパール」を作ることで、

乾燥に強い丈夫な体となり、葉がピンと張られます。

 

このお陰で外敵から身を守ったり、

厳しい環境でも適応できる、強い植物となるそうです。

 

 

このガラス質のトゲトゲと、

茎を切った時の切り口が鋭いことから

魔除けとして飾られているそうです。

 

お月見でお供えした後に、

軒先に吊るす風習もあるそうですよ。

 

 

 

 

 

 

さて、意外に奥深いススキでしたが、

役割も分かり、より身近になりましたね。

 

早速今年の十五夜に飾ってみてはいかがでしょうか。

 

ススキだけも素敵ですが、

秋の七草の仲間たちと一緒に飾るのも

風情がありそうです。

 

おいしいお団子も用意して

ご家族で中秋の名月をお楽しみください。

 

 

花と香りとお気にいり

小池貴子

 

 

*お知らせ*

「北欧風インテリアフラワー教室」を開催中です。

・2022年11月まで。毎月第4火曜日午前中(予定)

・単発受講も可

・東急田園都市線たまプラーザ駅前

「tvkハウジングたまプラーザ」内スウェーデンハウスにて

・お問合せはこちらのフォームが便利です。

*同じ内容のレッスンを自由が丘アトリエでもご受講いただけます。

 

~プロフィール~

お花とインテリアと旅行が好きで、いつか雑貨店を開きたいと夢半ばです。

2011年より委託販売や催事出店を始め、

自宅サロンでプリザーブドフラワー教室を主宰していました。

2020年に東京都チャレンジショップという助成制度を利用して、

1年間自由が丘に出店。

現在も自由が丘にアトリエショップとして拠点を置き、活動中です。

アトリエでは火・水・土曜日をlesson dayとして体験レッスン(予約制)を開催中。

リアルで素敵時間を過ごしたい時に、是非いらしてくださいね。

 

 

【自由が丘アトリエ体験レッスン】

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