ママハピ

『子「くつしたがない!」・・こんなとき、子どもが自分で解決できるかどうかは親次第?』

「就学時健診でお伝えしていること」

 

 

今年、千葉県市川市と船橋市で、就学時健診の時に、親業のお話をする機会を何回かいただきました。

我が子が初めて小学校に行くとなると、親としては様々な思い、心配があります。

私も、長女が学校から帰ってくるなり

私「今日、学校、どうだった?」

長女「ふつー」

私「ふつうって、どうふつうだったの?楽しかった?何かあった?」

長女「・・・・(考えている)」

私「思い出せないの?何でもいいから言ってみて!」

なーんて、質問攻めにしていたこともあります。(反省・・;;)

 

 

就学時健診で出会ったお母様からも

「うちの子、一人で学校まで歩いて行けるかしら?」

「何かあってもあんまり言ってくれないから・・」

「いつも私が急かしてばかりで、一人でしたくができるようになるかしら?」

などといったお声が聞こえてきました。

 

 

たとえば朝、子どもが(学校などに出かける前に)

「くつしたがない!」と言っていたら、親はどうするでしょう?

私だったらきっと(その当時でしたら)真っ先に引き出しからくつしたを取り出し、子どもにポイと渡していたと思います。

さて、ここで親業ではこんなふうに考えます。

「くつしたがない!」と言って困っているのは → 子ども

なので、困っていることを解決する本人は → 子ども

子どもが自分で解決が出来るような手助けをするのは → 親

この例ですとこんなやりとりになるかもしれません。

子「くつしたがない!」

親「くつしたが見つからないの?」(子どもが言ってきたことをくりかえしたり、親の言葉で言いかえたりする。)

子「どこいっちゃったんだろう?」

親「見あたらなくて困っているのね?」(子どもの気持ちをくむ言葉かけして、子どもが言ってきたことを確認する聞き方をする)

子「じゃ、これでいいや。(別のくつしたを選ぶ)」(子どもが自分で解決をする)

 

 

 

 

ここでもし、親が

「じゃ、こっちのにしたら?」と別のくつしたを子どもに渡すこともできることです。

しかし、大きく違うのは

親から言われて別のくつしたはくことにするのか

自分で考え、自分で決めて別のくつしたにするのか です。

 

 

親から言われて別のくつしたをはいていたら

「お母さんが言うから仕方なくこっちのくつしたにしたんだ。」と言うかもしれませんが

自分で決めたら、自分の行動にも責任を持つのではないでしょうか?

(私達も人から言われて何かをするのと、自分からするのでは違ったりします。)

 

 

我が子が、自分で考えて行動できる子どもに育っていってほしい・・そう願う親は多いと思います。

日頃の声かけの工夫が、子どもの考える力を育むとしたら、私達親が日常の中でできることはたくさんあるのかもしれません。

 

 

希望と期待に輝く、素敵な4月になるといいですね☆

 

 

 

「自分で考えられる子どもを育てる」親業についてお知りになりたい方は

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親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子

□心理カウンセラー

□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員

□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1

教師学インストラクター

アンガーマネジメント キッズインストラクター

 

 

千葉県市川市在住。3児の母。

自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。

自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの親達に講座や講演会を通してお伝えしています。

同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。

 

 

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