ママハピ

『上の子に優しく接してあげられなくって・・』「なんで私はかまってあげたいの?」

「下の子が生まれたら、よりいっそう上の子にかまってあげなさい。」

育児書(当時は育児書が頼り!)にも書いてあったし、母やお姑さんにもそう言われた記憶があります。

だから、下の子が産まれてからは、私は必死で上の子にかまって、声をかけていました。

今思えば、張り詰めた笑顔で、使命感と悲愴感・・?

とにかく、休む間などない必死の毎日、自分も泣きたくなる気持ちを抑えて、ただただ頑張って育児をしていた記憶があります。

今思えば、そんなに必死にならなくってもよかったのに・・・(その時は必死だったのよね;;)

 

でも、ガマンをしていると、いつかは張り詰めていた気持ちが膨らんでバクハツしてしまいます。

上の子に優しくなるどころか、自分のストレスがいつしか上の子に向いて行き、そしてそんな自分を責めて・・

上の子が甘えてきても、素直に応じられない自分に、いつも「ごめんね・・」と、罪悪感をもっていました。

 

 

 

講演会などで出会うママ達の質問の中にも

「上の子へなかなか優しく接してあげられなくて・・」というお声がよくあります。

 

私は

上の子に対して「かまってあげたいのに、なかなかできなくって・・」という思いをもっていることが、大事なことなのだと思います。

「上の子を気にしている私なのである」ということを認めて行くこと。

そこがスタートです。

 

 

 

次に、「かまってあげたいのはなぜなのか?」

これも大切な自分の思いです。

好きだから?

大切だから?

寂しい思いをしているのではと心配だから?

自分の気持ちに気がついたら、それをそのまま表現することもできることの一つです。

 

言葉をまだ十分に理解できない小さなお子さんでも

お母さんの表情、声のトーン、雰囲気から、何かを感じているはずです。

 

自分の気持ちを正直に表現してみることで

自分の中の気持ちの変化にも気づくことがあるかもしれません。

 

私は昔(そう、むか~し むか~し)まだ幼かった長女に

「いつもガマンしているんだよね?抱っこしてあげたいけれど、(下の子を)おんぶしたままあなたを抱っこすると、地面にぐりぐりっと沈み込んでいく感じなのよね~」と言ったことがありました。

長女は(2歳だったかな?)「がまん」「ぐりぐり」と言葉をくり返していましたが、イヤそうな表情ではありませんでした。

 

あれもこれもやってあげたいけれど

ママの体は一つ。全部はできません。

 

言葉かけなら出来るとしたら

その子への自分の思いを言葉にのせてみることは、私達が日常の中でできることなのかもしれません。

 

上の子が

下の子の面倒をみたとき

「ママがんばって」「ママだいじょうぶ?」と気づかってくれたとき

側にいて温かみを感じたとき

自分の中にわき上がる嬉しい気持ち、ほのぼのとした気持ちも、いつでも表現することができます。

 

一緒に成長をして行って

兄弟姉妹が仲良くしているところを見るのは

本当に嬉しく、幸せな気持ちになりますね♪

 

 

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親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子

 □心理カウンセラー

□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員

□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1

教師学インストラクター

アンガーマネジメント キッズインストラクター

 

千葉県市川市在住。3児の母。

自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。

自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの親達に講座や講演会を通してお伝えしています。

同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。

 

E-Mail:      shikiba@oyagyo.jp

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