ママハピ

「上手!」「すごい!」を使いがちだけど…子どもが喜ぶ認め方

こんにちは。
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 

現場を離れた今も、パパやママとお話をさせて頂く機会が多く、
お悩みを直接お伺いすることもあります。
子どもたちの変化に寄り添い、親も時に悩み、
迷う子育て期を応援したいと思っていますので、
特に重視してお伝えさせて頂いているのが、「言葉かけ」です。
大人たちは、「子どもを承認する」ということを、
少し取り違えてしまっていることがあります。
「ブロックができた」「絵が描けた」といった時に、
「わーすごい!上手!」そんな風に褒めていませんか?
褒めてあげることはダメなことではありませんが、これだけだと子どもたちは、
何が“すごい”と言われているのか、まったくわかっていません。

 

子どもたちは、“プロセス”を言葉にしてもらって、はじめて、「褒められた」とわかります。
「まっすぐ色を塗ったんだね」「これとこれを並べたんだね」と細かく認めてあげます。
褒めることだけが承認ではないのですね。
「褒められないとやらない子」になることを考えたら、
少し丁寧に、プロセスをちゃんと褒めることが大事ですよ、
とお伝えしています。

また、「作品を飾る」ということも、「正しく、承認する」ということにつながります。
絵を描き、塗り絵をして、ハイ!終わり!というのではなく、これらを飾ってあげるということ。
「パパに見せようね」なんて声かけをしながら、
画用紙で台紙をつけてあげて、ちょっと素敵にして飾ります。
きっと、嬉しそうに、得意げな顔をしています。
保育園などでも子どもたちの作品が飾ってあるのには、ちゃんと意味があります。
「○○ちゃんのコーナー」などがあるのもいいですよね。

 

「お礼をする」というのも、実は承認です。
「ありがとう。じゃあ、ママも折り紙をあげるね」など、ご褒美をプレゼントします。
私もよく、手裏剣を作って返してあげたりしました。
「おおー!」なんて喜ばれてうれしかったものです(笑)

 

では、子どもにとって、「認められていない」と思うのは、どういうときか?
テレビや携帯を見ながら、「上手ね」「すごいね」というだけだと、
自分のことをちゃんと見ていてくれるという安心感につながりません。
大人に置き換えても同じですね。
承認してくれている人は、自分を気にかけて、見ていてくれるものです。
日々の子どもとの関わり方を、少しだけより丁寧に、
向き合ってみられるとすてきですね。

 

 

 

 

チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美

 

CFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)山本直美

 

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