ママハピ

自分の親になかなか優しくなれなくって・・

助けてもらっているし、本当は感謝したい気持ちはいっぱいなのに・・

 

♪近くにいるといらだつくせに、遠くにいるとさみしく感じ・・♪(だったかな?)SEAMOの「MOTHER」という曲がありました。

私は、母には自分の話したいことだけ、しかも自分の都合の良い時間にだけワーワー話して、母の話を聞く時には、何回か聞いた話だったりすると(だいたい母は話したことを忘れていることが多かったけど・・)テキトーに聞いていたりして・・

それでも、母は、私が電話をしたり訪ねて行くと本当に嬉しそうでした。

 

 

指の老夫婦と紅葉

 

 

今はいることが当たり前だと思っている親も、子どもたちが成長して行くことが自然なことのように、やがては年老いて行きます。私は里帰り出産で、その後も何かと実家に押しかけて子育ての息抜きをしていましたが、その時は自分の親が年老いて行くことなど、想像もしていませんでした。(子育てでめいっぱいだったのかも・・)

自分の親は、私の子どもたちの成長に一緒に一喜一憂してくれる、頼りになる人間だったのです。

でも、やがて父も母も自分で出来ることがどんどん減っていって、弱々しくなり、私はそんな父と母にもどかしさやいらだたしさも感じて、あまり優しくはなれませんでした。

本当はもっと優しい言葉をかけてあげたらよいのに、口から出る言葉は違ったものになってしまい、帰りの電車の中で涙が出てきてしまったこともあります・・

 

 

縁側

 

 

ある時、ふと、「このまま母がいなくなったらどうしよう!」と、突然変な気持ちになって、母に手紙を出したことがありました。

母からは「敬子、(私は敬子という名前なのです)みんな順繰り。私がやってきたことを今度はあなたが子どもたちにして行く。それでいいの。何も恐れることはないのよ。」というような内容の手紙が返ってきました。

 

今、父も母も天国にいます。

母になった私をずっと変わらずに応援してくれた父や母。

私がこの世にいるのは、父と母がいたから。

大切な人たちへの確かな思いと、大事な思い出は宝物です。

いつか自分の子ども達も、私と同じような思いを持つのかもしれません。

 

 

三世代家族

 

 

大切だと思っていること。

それをどう伝えるのか・・

あるいは伝えないことにするのか・・

選ぶのは自分自身です。

 

 

当たり前のように過ぎて行く毎日の「今」はずっと続くものではないと、身にしみてわかったので

「今」できること。

「今」伝えたいこと。

この「今」を見て行くことを忘れずにいたいと思っています。

 

私はこの記事を読んでいらっしゃるみなさんのお父様、お母様と、どちらかというと歳が近いのかもしれませんね・・。

親が年老いて行くことを受け入れ、自分もまた素直になれたら・・といつも思っています。

 

 

 

「親業」で学ぶコミュニケーションは、自分と親との関係の中でも活かして行くことが出来ます。

大事な人へ、自分は何を思い、何を伝えたいのか・・一緒に考えてみませんか?

 

 

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式場敬子(上着有)011-200KB

 

親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子

□心理カウンセラー

□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員

□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1

アンガーマネジメント キッズインストラクター

 

千葉県市川市在住。3児の母。

自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。

自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの親達に講座や講演会を通してお伝えしています。

同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。

 

E-Mail:      shikiba@oyagyo.jp

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親業訓練協会HP:www.oyagyo.or.jp