こんにちは！チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 

みなさんは、誰かに“サプライズ”を仕掛けたことがありますか？
私は、お誕生日や何かお祝い事があるときに、その人にどうやって喜んでもらおうかとサプライズを考え、なんだかワクワクして嬉しくなります。また、それにも増して誰かが自分にサプライズをしてくれた時のびっくりは本当に楽しいものですよね。

 

少し話が変わりますが、お子さんの送り迎えの際、いつも私の顔を見て元気にご挨拶をして下さるママがいらっしゃいました。そのママがある日、「先生、体調悪い？」と声をかけて下さったのです。少し考え事が重なって疲れ気味だった私は、その言葉を聞いたとき何とも言えない『安心感』を感じたのを憶えています。自分が思いもよらないタイミングで、思いもよらない人から声をかけられたとき、それはもしかしたら“日常の中のプチサプライズ”なのではないかと気づきました。誰かに気にかけてもらったとき、人は安心するのですね。いつも元気な人がおとなしかったり、いつも冷静な人がバタバタしていたり、そんな時は何か不安を抱えているときかもしれません。そんなときにふと声をかけてもらうと、自分を気にかけてくれたんだな、見ていてくれたんだなってほっとしますよね。特別なイベントがなくても、ふとその人を気にかけてそっと寄り添うように言葉をかけること自体が、サプライズの日常版と言えるかもしれません。

 

私は、多くの保護者と向き合う中で、単身赴任のご家庭のお子さんについてよく相談を受けます。その際にお伝えすることは、「パパがそこにいるように会話をする」ということです。実際には遠くにいても、パパが好きな夕飯を食べるときには「ハンバーグ、パパも好きだよね！」とか、お家の中で何か決め事があるときには「パパだったらなんて言うかな？」など、姿がなくても存在を感じることができるような会話をして、いつも気にかける習慣があれば、家族の中に安心感ができていくと思うのです。そんな習慣が身についていれば、自然と家族や大切なお友達など、周りの人に対して常に気にかけることができるような、相手を慮る（おもんばかる）ことができる心も育っていくのではないでしょうか。

 

そもそもサプライズを仕掛けることは、楽しいことです。
久しぶりに会う友達や家族がいたら、相手の少し驚く顔を想像しながら何か仕掛けてみるのも良いですが、まずは明日、最初に顔を合わせる人に声をかけて“日常のプチサプライズ”を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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以上
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美

 

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