ママハピ

新年度に向けて~職場で肩身が狭い!! とお悩みなら・・・~

皆さん、こんにちは!
新年度を前に、やることは山積み・・・
子どもたちは二人ともハナタレ状態が続く低空飛行・・・
いつお呼び出しが来るかとハラハラな毎日。
そんな時でも前向きワーママ、高橋奈緒子です。

 

 

さて、あっという間に3月31日です。
(あっ!コラム原稿の締め切り日過ぎてる!!)

 

4月から復職される方が多いので、船橋ワーキングマザーの会では
毎年2月に復職準備講座を行っています。

 

今年の2月に開催した際に、参加者の方から
次のようなご相談がありました。

 

「復職当初は時短にしてもらうのですが、
 いつごろ時短をやめてフルに戻すのがいいのでしょうか」

 

 

復職済みの方でこの4月から時短が終わる方もいらっしゃるかもしれません。
このことも含め、今日は年度の区切りに当たり
ワーママの皆さんにお伝えしたいことを3つ、書いてみたいと思います。
質問をいくつかしながら書いていきますので、
一緒に考えながら読み進めてくださいね。

 

構成はこんな感じです↓
1. 時間の流れを区切る
2. 自分で自分に名前を付ける
3. アタシたち、踏ん張りどころの世代ですよ
また長くなりましたが、
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

写真1

 

 

1.時間の流れを区切る

 

私自身のことからお話ししますが、
H27年度は第2子の育休が明けて復職し、
とにかくがむしゃらに中身はともかく力技で毎日をのりきり、
仕事と家庭と地域の活動を回してきた印象です。
職場の方々と、夫や双方の両親、子どもたちの保育園の先生方、
地域の活動仲間やサポーターの方々のおかげで
大きな事故や病気もなく過ごしてこられたことに
心から感謝をして、年度を締めたいと思います。

 

【質問1】
皆さんは、どんな1年間をお過ごしでしたか?
ちょっと考えてみてください。

 

続けて、次の質問です。
【質問2】
皆さんは、どんな1年間にしたいですか?

 

これまた自分の話ですみませんが、新しいH28年度は
もう一度、自分の大事にしたいことを研ぎ澄まして
そこに注力できるようにしたいです。
H27年度が挑戦と拡散の年だったので、
H28年度は狙い定めて具現化する年にしたい。
そしてそれを、「仲間の力を借りて」やっていきたいと思っています。
仕事も、地域の活動も、そして家庭生活も
一人じゃない、チームだからできることを大切にする。それをテーマにしたいのです。

 

忙しいワーママほど、
自分のことを振り返る、
これからのビジョンを描くことを
大事にすると、頭がすっきりして
毎日が充実しますのでお勧めします。

 

そして、もう一つ質問です。
【質問3】
H27年度、一番感謝したい人は誰ですか?

 

 

その人を思い描き、心の中を感謝の気持ちでいっぱいにしてください。
心の中があったかくなりましたか?
その状態は、一日フル回転している「脳」への
ご褒美ホルモンが出ている状態。
この気持ちいい状態を、時々作ってくださいね。
絶え間なく流れている時間を、
時々区切って、(一日ごとは難しくても)
一週間ごと、1か月ごと、仕事での納期の区切りでも結構です、
「一旦、お疲れさま!」
⇒①自分自身と支えてくれた人への感謝
②振り返り
③ビジョン(今後のイメージ)を膨らませる
このセットを習慣にすることをお勧めします。

 

 

2.自分で自分に名前を付ける

 

前向き、前向きって自分のことを呼んでいると、
なんだかいつのまにか自然と・・・
前向きモードが定着してきている気がします。
(私が思い込みの激しいタイプだからなのかな?)

皆さんも「なりたい自分」がいたら、そのキャッチコピーを
自分に着けちゃうといいかもしれないですよ。

 

【質問4】
あなたのつけたい自分のキャッチコピーはなんですか?

 

名前をつける、といっても
別に私も名刺交換の時に
「前向きワーママの高橋奈緒子です」
なんて名乗ってるわけではないですし、コラムでそう書いているだけなので、
皆さんも自分の心の中で自分をそのように称すればいいだけです。

 

「いつも笑顔の〇〇です」とか
「ピンチに強い〇〇です」とか
最初はこっぱずかしいような、
おこがましいような感じがするかもしれませんが
何週間かすると、いつの間にか実現しつつある自分、
それっぽくなっている自分に気づくかもしれません。

 

お金もかかりませんし、何の手間もリスクもないので
超・お勧めします。

 

写真2
3.アタシたち、踏ん張りどころの世代ですよ

 

さてここで、コラムの冒頭でご紹介した、
「復職当初は時短にしてもらうのですが、
いつごろ時短をやめてフルに戻すのがいいのでしょうか」
というご相談に戻ります。

 

このご相談を受けたとき、
「どうしていつごろに、と考えるの?」と尋ねました。
時短⇒フルに切り替えたい理由は人それぞれありますものね。

 

・経済的な理由(1時間の時短ならそれほどではないかもしれませんが
法律で定められている上限まで取得(多くは2時間)を取るとちょっとした
年収差になってきます)
・職務内容的な理由(もっと責任ある仕事を任されたい、
やりがいある仕事を全うしたいという思いから、
早くフルタイムに、と希望される方も多いようです。
まだまだ時短=制約が多い人=任せられない、の構図ですね)

 

上記以外にも、よくある理由があります。
実は私がこれまで何人もの方から同じ相談をされて
同じ質問を投げかけたところ、帰ってきた答えで結構多いのが、
「時短だと、周囲に申し訳なくて」
というものです。「肩身が狭い」とみなさん、おっしゃいます。

 

さぁ、ここで、最後の質問です。
まとめて2つ、重たい質問、ドーン。
【質問5】
あなたが仕事をすることで得たいのは、何ですか?
【質問6】
あなたが子どもを育てる中で得たいのは、何ですか?

 

もしも【質問5】の答えが
「職場の人たちとの人間関係を楽しみたい」
「職場が自分の心地いい居場所であること」
が最優先な人は、時短をやめてフルに戻す理由を
「周囲に申し訳ないので」としてもいいですが、
そうではない人(例えば「働くことで得られる達成感が好き」
「仕事を通して自分が成長できる」
「社会に貢献する仕事をしていきたい」とかね)は、
自分の気持ちを押し殺して周囲に合わせてフルタイムにすることは
お勧めできません。

 

だって、ワーママな私たちには、
【質問6】にもあるように、仕事以外にも大事にしたいことがあるのですから。

 

子どもと楽しく生き生きとした時間を過ごしたい
子どもの変化を感じて喜びや充実感を得たい
子どもの笑顔から元気をもらいたい
子どもを幸せにすることで自分も幸せを感じたい・・・

 

子どもにしてあげたいことも多々ありますが、
子どもから得たいと思っていることも、
価値観として大切にしてください。

 

時短を使えるのは、長くても3~5年程度ですよね。
その間の子どもの変化は、目覚ましいものがあります。
子ども時代に体験すること、そこから得られる
人としての成長は、何にも代えられないと言われています。

 

ことわざでは「親はなくとも子は育つ」といいますが、
そりゃあ、一定年齢以上になれば「生命維持」はできるでしょうし、
しかるべき大人が親以外にいれば育ちも心配ないかもしれませんが、
周囲に親以外の頼れる大人がいない今の育児環境では、
親がいないと、子どもはしっかりと自分の力で
生きていける人間には育ちにくいのではないかと思います。

 

もちろん、母親だけが子どもの育ちを担うわけでは
ありませんけれど、ママが時短を取ろう、
とパートナーと話し合って決めて今の状況があり、
もともと時短を取った理由が皆さんにはあるはずなので、
(お迎えに間に合わない、子どもと過ごす時間を確保したい、
子どもの体力に合わせて生活させてあげたいなど)
そのことの優先順位を下げて、フルタイムに切り替えるのには
慎重になっていいのではないかと思います。

 

職場の雰囲気が辛いなら、
その解消の方法を一緒に考えますので、
周囲に合わせて自分の大切にしたいことを曲げることは
しないでほしいな・・・というのが、私の感想です。
よほど、肩身の狭い思いをされているのかとは思います、
毎日毎日のことですので耐え難い思いでしょうね。

 

そういう思いを、次に続く世代に感じさせないように、
私たちは踏ん張りどころの世代なのだと思います。
フルタイムにする以外に何か方法がないか、
考える必要がありますね。
時短の分の業務のしわ寄せが一定の人に偏っていないか、
在宅で仕事ができるようにはできないのか、
情報共有やチームでの仕事の仕方については、
私たち本人から上司に働きかけることによって
解消することができる点もあるはずです。

 

また、制度面についても、
機会があれば経営層や人事に提言できるよう、
当事者からの声として伝えたいことを
まとめておくといいと思います。

 

子育て(や介護、闘病など)と仕事を両立させることって、
できるよ!大変なこともあるけど、結構楽しいよ!!
というメッセージを若い世代に送り続けなければ、
若い人たちは子どもを産まない選択をし続けるでしょう。
そしたら、私たちのかわいい子どもたちが
おじいさん・おばあさんになるころには日本はどうなってしまうでしょうね。

 

そんなことを考えると、
社会問題の一端に当事者として居る今、
個人としてもできることすべきことは結構あるな~
と思うのです。
とか、難しいようなことを言っていますが、
「人の目や人から言われることに振り回されなくて大丈夫。
自分の大事にしたいことをしっかりと守ろう!」
ということが、一番お伝えしたいことです。
新年度、時短の人もそうでない人も、
パートの人も、働いてない人も、何につけても
「アタシひとりが我慢すれば・・・」と思うのはやめて、
個人が個人の生き方を大事にできる世の中づくりの
お役に立てばと願って、自分の生き方の選択を
大事にしていきましょう!

 

その代わり、自分の生き方を大事にする
イコール
相手の生き方も大事にする
なので、お子さんのいない方や自分とは価値観の違う方の
生き方も、しっかりと認めていきましょうね。

 

私だけわがまま言って・・・とモヤモヤされるときは、
仲間に会いに来てください!
毎月のイベントでお待ちしています。
(4月は4月10日(日)西武百貨店船橋店で、
「保育園を共働き子育ての最強の味方にする方法」という
ワーママ関心事ドンピシャの、ありそうでなかったテーマで
講座をします。詳しくはブログをご覧ください!)

 

 

 

 

高橋 奈緒子(Nawoko Takahashi)

 

プロフ写真

 

◎ママハピサロン船橋 主宰
◎船橋ワーキングマザーの会 事務局代表
◎親学アドバイザー(一般財団法人親学推進協会)

 

・東京都出身、千葉県船橋市在住。
・教育関連機関での時短勤務中。
・「男子って…」が口癖の2男児の母。
・将来の夢は、ヤギを飼うこと。

 

船橋ワーキングマザーの会
地域のワーママ仲間づくりと子連れ参加できる学びの場
毎月1回(土日)子連れ参加できるイベント開催中。
船橋市市民公益活動公募型支援事業

 

 

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