ママハピ

“好き”や“信頼”のバリエーションを楽しみましょう!

こんにちは!チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。

 

子どもに「○○は好き?」とか「ねえ、楽しい?」と聞くと、4歳ぐらいまでは、必ずと言っていいほど、「好き」「楽しい」と答えていて、
「嫌い」とか「ううん、楽しくない」とあまり言わないですよね。
もちろん言語数が少ないということもありますが、なんとも健気。
私は子どもたちが“自分を守る”“敵を作らない”という自然の自己防衛の感覚から、本来はネガティブな言葉をあまり使わないのではないか、と思っています。

 

では、ネガティブな言葉はいつごろから覚えるのでしょうか?
2、3歳頃から言語の獲得が始まります。
そこから5歳位までにどんな言葉を耳にしてきたのか?どんな言葉を使ってきたのか?その時期がとても大事になってきます。
例えば、私は常々「嫌い」ではなく「苦手」と言う言葉を使うように心掛けていますし、周りの人や子ども達にもそのように伝えてきています。
ただ、使わない方が良い言葉がある一方で、最近私はもっともっと使った方がいい言葉があることにも気がつきました。

 

子どもたちが、「おじいちゃんといると○○だから楽しいんだ」とか「おばあちゃんはいつもいいよ、って言うから好きなの」とか、
子どもたちは「好き」や「楽しい」という気持ちを色々な言葉のバリエーションを使って表現してくれます。
そんな子どもたちと話をしていて、楽しいという気持ちや好きという気持ちにも色々な種類があるのではないか?ということに気づかされました。

 

大人の世界でも同じことが言えると思うんです。
大人も、お友達や会社の同僚、上司など、自分の周りの人とどんな気持ちで繋がっているのか、考えてみるとちょっと面白いですよね。
「○○さんとは、安心してこんな話ができるから楽しい」とか「○○さんは、まず話を聞いてくれるから安心する」「○○さんは任せてくれるから嬉しい」など、男女や年齢、立場を問わず色々な関係を、楽しい、嬉しい、安心する、信頼するという、気持ちを表す色々なバリエーションの言葉で思い浮かべてみると、好きや信頼にも色々な種類があることに気づいてとっても楽しくなります。
そして、改めて自分と周囲の人との関係性も知ることが出来て、場合によってはそれを相手に伝えることによって関係性もより良くなったりするかもしれませんよね。

 

お子さんがいる方は、お互いに周りの人を思い浮かべて言葉に出してみる、夏休みにたくさんの人に会って色々な経験をした後は、そんな言葉遊びをしてみてはいかがでしょうか。

 

大人も子どもも、言葉のバリエーションを使って色々な気持ちを知ることは、自分以外を受け入れる大事なきっかけになるかもしれませんね。

 

 

チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美

山本直美

 

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