ママハピ

ワーママの朝のワンオペはやっぱし大変だ・・・

冬は朝・夕・夜と、一日中、空が本当にきれいですね。
心洗われる気がして、ますます前向きになれそうな高橋奈緒子です。

 

さて、このコラム書いている今日は久しぶりに、
朝だけですが、「ワンオペ」状態でした。
まーその大変なことったら!!!
こりゃーやっぱり、朝は夫婦で協力し合わなきゃねと、思いました。

 

ですので今回のコラムは、どうしたらママの「ワンオペ」状態を回避できるのかを
考えてみたいと思います。

 

  1. 朝の過ごし方(参考にならない)一例
  2. チームワークが合言葉
  3. 家事育児=「快」のすり込み
  4. 相手のどんな表情を思い浮かべますか?

 

こんな構成です。
またいつものように長目(かなり)ですので、
お暇な時にゆるりとお付き合いください。

 

 

写真1

 

 

 

1.朝の過ごし方(参考にならない)一例

 

我が家の子どもたちは5歳と2歳の男の子。同じ保育園に通っています。
夫と私の通勤時間は1時間弱。保育園は自宅から自転車で5分くらい。
保育園から駅までは10分くらいです。

 

普段の我が家の朝はこんな感じです↓
きっとぜんぜん参考になりませんけど、こんなこともありえるんだと思って見てください。

==============
4:00~5:00 夫、起床 (仕事、洗濯、保育園支度、朝食支度など)
5:45 私、夫に起こされる
6:00 私、ベッドから出る(寝起きが生まれつき超悪いです)
6:15 子どもたち起床(私と夫で寄ってたかってくすぐったり音楽かけたり
必死に起こします。無理やり起こしたり、叱って起こしたりすると機嫌悪くて
その後のオペレーションに支障をきたすので、とにかく楽しく起きてもらう努力。
しかし、いつまでこうなんだろうか。誰に似たのだろうか。私か!)
6:30 子どもたち朝食(私、連絡帳書きながら食事の世話、犬の世話など
ちょっとパタパタ。夫、着替え洗面など)
6:50 私、着替え化粧など
夫、子どもたちの着替えやなんやら
7:05-15 この時間に4人で出発できるのが理想。実際は7:20-30になることも。
7:30-45 保育園 (園での支度に結構時間必要です。
下の子オムツ替え、上の子は自分で支度するのを見守って励まして…)
8:00 夫と私、一緒に電車に乗って反省会と打ち合わせ
==============

 

こんだけ夫と二人三脚で、いやむしろ夫におんぶに抱っこでやっている日常だと、
今日みたいに一人で全部をこなす”ワンオペ”の大変さを
改めて痛感したわけです。

 

え~、ここで皆さんから、
「パパの4時起床で家事って!!ありえない!」という声が
聞こえてきそうですが、
(毎朝4時起床じゃないです。週2-3回かな?)
これは、拝み倒してしてもらっているのでも、
怒りまくってそうさせているのでもないんです。
なんらかのテクニックでそうしたわけでもないんです。
3まで読むとヒントがあるかも、しれません。

 

続きをどうぞ。

 

 

2.チームワークが合言葉

 

上のようなスケジュールがレギュラーですが、
子どもたちの起床時間や、夫が何時に起きて支度を始められたかによって、
出かけられるタイミングがズレることも。

 

そういう時は、私が自分の身支度は後にして、先に夫と子どもたちを送り出すこともあります。
(そのパターンだと、朝食の片付けと夕食の下ごしらえもできるので結構有意義です。
いろんなパターンでできることを見つけておくと効率UPします)

 

夫と子どもを先に送り出そうとして進めていたら、
下の子が出掛けになって急に「ママちゃんとがいいー」とか泣く時があるので、
「なんだと~!?」と叫びながら、急遽フォーメーション変更!!
私がマッハで化粧して支度して、夫が残ってくれるということもあります。

 

 

毎朝の夫との阿吽の呼吸と言うか、
私「今日みんなで行けそう?」
夫「上の子がヨーグルトおかわりって言ってる。一緒はムリかな~」
私「じゃあ私残るね」
的なささっとした打ち合わせが日課です。
(我が家では「察してよ」はなくなりました。なんでも話します。)
こういうコンビネーションがうまくいくのは、もしかして元同僚だからかも?
なんとなく、仕事っぽいというか、チームで動いている感覚です。

 

どっちがラクとか、どっちの方が損してるとかという発想は無くて、
チーム全体がうまく回る為に、
自分の得意を発揮し、チームメイトの苦手を補う感じです。

 

 

写真2

 

 

 

3.家事育児=「快」のすり込み

 

とか言ってますけど、
夫からは、「もっと早く起きてくれたらいいのに~」と毎日のように言われます。
ほんと、スミマセン。

 

でも、それを言いながらも、夫は私の寝起きの悪さをよ~~~く知っているので、
責めたりはしないで、あくまでも
「もう~お寝坊さんだから~」という雰囲気で言ってくれます(笑)。

 

この余裕は、なんなんでしょうね。
その秘訣が、「快」のすりこみだと思うのです。

つまりどういうことか、お話しますね。

 

 

時には私も早起きするんです。(月に何日かです。2時とか3時に起きます。)
ほぼ仕事するためですけど、ついでにちょっと家事もします。

 

すると、夫はとっても喜んでくれます

 

 

「すごい!!自分で起きたの?!洗い物してくれたの!洗濯も?!ありがとう~!!」

 

コドモじゃないんだから、当たり前なんですけどね。
でもそうやって言われたら、
「ルン♪ また起きれるときは、家事もしよ~」と思いますよね。

 

 

夫からは、「オイ、何でやんねーんだよ。なんでいっつもオレがやってんだよ」
と言われたことは、(どんなに私がやってない時でも)たぶん一度もありません。

 

夫にきいてみました。
なんでそんなにココロ広くいられるんですか?と。

 

「お互いに、できることをすればいいでしょ。
できないことを求めても楽しくなくなるだけだから・・・。
やってくれるときに感謝して、やれないときはやれないんだな、
というだけでしょ。」    だそうです。

 

妻と夫のよくあるパターンが逆転しているような感じですが、
実はですね、

 

夫と私の関係も最初のころは、“あるあるな感じ”でした!!

 

 

  • 夫、洗濯物干す → ぐちゃぐちゃで一日たっても乾かない干し方。
    私、干しなおす。夫、ムッとする。
  • 夫、洗濯する → ドライマークを普通に洗って、セーター縮む。
    高かったのにと私、キレる。夫、ちょっと逆切れして、その後凹む。
  • 夫、夕飯の片付け → お皿しまう場所が違って、私、イライラする。夫、びくびくする。
  • 夫、買い物   → 買い物メモを私が書いて、初めてのお使い状態。
    小麦粉の種類が多くて選べずに、不機嫌であろう私に電話で確認する
    こともできず「わかんなかったから」と買わずに帰宅。私、キレる。夫、げんなりする。

 

う~ん、こうやって書いてみると、私、怖かったかな。怖かっただろうな。
育休中とか、育休明けって、まだ産後の余韻というか、イライラ感が強いですよね。
(言い訳じみてますけど、産後がいつまでかって、人によって違いますよね。
授乳しているとず~っと産後モードな気もします。
そういうの、自分でもわかってなかったと思います)

復職したら・・・と考えて、焦りとかもあったのかもしれません。
いつも夫にイライラ、ムカムカ、期待してはがっかりし、を繰り返していた気がします。

 

 

それがいつのまにか、変わって来たんですね。
どういう流れだったのか、私なりに考えてみました。

 

産後のイライラ

育休復帰前の焦り・不安
ますますイライラ

復職する
疲れやもどかしさでイライラピーク
夫と衝突増える

慣れて生活ペースにゆとり少し出てくる
夫、スキル格段にUPしている
夫と話すこと増える

いいときも悪いときも、この人とやっていくんだなと
絆が深まっているのに気づく
感謝の気持ちで接するようになる

 

という感じだと思います。雨降って地固まるということでしょうか。

 

そこでうまくいった要因は何かと言えば、復職してゆとりが出てきたときに
イライラが減って、それと同時に
相手を責める」という、お互いに取って不快な事を辞められたことだと思います。

 

人はね~、やらないことを責められても、やるようにはなりません。
責められると、防御に入りますので、やる気が失せちゃう
んです。
その事に、気がついたんですね(無意識でしたけど)。

 

「宿題やったの?!」「今やろうと思ってたのに!」っていう会話、
子どものころ一度や二度はしたことありませんか?
あのときの、やる気の失せ方を思い出してください。

 

子どものころと、いまの私たちは、年齢が違うだけで同じ人間です。
人間は(動物は)
「快」=気持ちのいいこと、楽しいこと、嬉しいことを求めて行動します。
家事をすることや、家のことをすることが「強制」や「罰」のようになると、
「不快」=気分の悪いこと、いやなこと、やりたくないことになってしまうのです。
やらなきゃいけない。けど、やりたくない。
だから、腰が上がらないのです。
やらなきゃと思っていないのではないのです。

 

洗濯すりゃ怒られ、片づけすりゃイライラされ、
やることなすこと地雷を踏んでいたような夫は、
さぞやる気が起きなかったことと思います。

 

私の場合、いつのまにか、でしたけど、
やってくれないことよりも、やってくれたときに目を向けられるようになりました。
いまは、夫との共働き生活を楽しみながら、家の事も子どものことも
分担して取り組めるようになっている自分の気持ちも含めて考えてみると、
以下のようなことが言えると思います。

 

  • 家事をするのは楽しい
  • 家のことをパートナーと一緒に回していくのは面白い

 

という気持ちのベースを作ること、
そしてそのための家事育児スキルを自然と身につけてもらうことを
ママが(うちの場合はパパが)コーディネートしていくと
いいのではないかと思います。

 

 

4.相手のどんな表情を思い浮かべますか?

 

さて、ではどうやって、その「快」の刷り込みをすればいいのでしょうか。

 

ここで、ワーママの皆さん、
23時に仕事から帰ってきたパパのことを想像してみてください。

 

ママと子どもたちはすでに寝ています。
流しには夕食の食器がそのまま。ぐしゃーっ。
ソファの上には取り込んだ洗濯物の山が。どぁーっ。
それを見たときに、パパはどのような発想をするでしょうか。

 

A:「家事をしていないと怒られる」という刷り込みのパパ
⇒あ~、これ、やっとかないとまたギャーギャー言われるなと
奥さんのイライラした声や怒った顔を思い浮かべます。
ため息、げんなり・・・エネルギーがなくなります。
とりあえず、ビール飲んでごはん食べよ・・・。
で、結局お風呂に入って、疲れが押し寄せて、
そのまま寝てしまう(可能性が高い)のです。

 

B:「家事をすると奥さんが喜んでくれる」という刷り込みのパパ
⇒あ、これ俺がやっといたら、朝に奥さんの笑顔が見られるかもと
奥さんの「ありがとう!やってくれたの!」という声や
明るい表情
を思い浮かべて、
疲れてはいても、ちょっと心があったかくなって、エネルギーが沸きます。
そして、できるところまでだけでもやろうという気持ちになり、
ちょっとでも手を動かす(可能性が高い)のです。

 

 

どちらの発想を、パートナーにしてもらいたいですか?
そのためには、日々の生活の中で、
どんな会話や表情を、パートナーに刷り込みますか?

 

あなたのことを想像したときに、

元気が沸いてくるような表情や言葉を、相手に刷り込んでください。
私がかつてしてしまったように、

イライラをぶつける、馬鹿にした態度を取る、
無言で怒る(無視する)とか、してもな~~~~んの効果もありません。

 

これ、ママだけじゃないです、パパにもぜひ、お願いしたいです。
ママにありがとうと言ってもらいたかったら、パパから言ってください。
毎日の様子を、たずねてください。くだらない話で、雑談してください。
パパも家で笑顔を見せてください(子どもに対してではなく、ママにね)。
ママがやたらイライラしていたら、そっとしておかず、話をきいてください。

 

相手が全くやってくれないから、やさしくできない。
ありがとうを言うタイミングが全然無い。
パートナーの前で明るい表情になれるタイミングが全然無い。
顔を合わせると愚痴が言いたくなってしまう・・・とよくききます。

 

そんな状況だとしても、見つけてください!
ちいちゃな一個でもいいので、「ありがとう」と言える要素。
使ったタオルを洗濯籠に入れたとか、
食器を流しまで(カウンターまで?!)下げたとか、
お茶を入れてくれたとか、買い物をしておいてくれたとか、
「こんなことでありがとうなんて言えないよ!」と思わずに、
ちいちゃいことを拾い上げて、「ありがとう」と言ってみてください。

 

どちらが先に、オトナになるかです。
やってもらったから、やってあげたくなるものなのです。
やってもらうのをただ待っていても、やってもらえません。
やってもらうのを怖い顔して待っていたら、ますますやってもらえないです(笑)。

 

 

ありがとうや、嬉しい、という気持ち、
やってあげたい、喜んでほしいというあたたかい気持ち・・・
そういう気持ちがあふれる家庭にしていきたいですね。
一緒にあきらめず、腐らず、焦らずにやっていきましょう!
いつも応援しています!

 

そういう仲間が船橋にはたくさんいますよ~
ママだけでなく、近頃、パパたちも集っております。

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みんな、悩んで、困っているけど、楽しみながら試行錯誤してます。
毎月のイベントにぜひいらしてみてくださいね!

 

 

 

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高橋 奈緒子(Nawoko Takahashi)

 

プロフ写真

 

◎ママハピサロン船橋 主宰
◎船橋ワーキングマザーの会 事務局代表
◆産業カウンセラー(JAICO)
◆国家資格キャリアコンサルタント
◆親学アドバイザー(一般財団法人親学推進協会)

・東京都出身、千葉県船橋市在住。
・教育関連機関での時短勤務中。
・「男子って…」が口癖の2男児の母。
・将来の夢は、ヤギを飼うこと。

 

船橋ワーキングマザーの会
地域のワーママ仲間づくりと子連れ参加できる学びの場
毎月1回(土日)子連れ参加できるイベント開催中。
船橋市市民公益活動公募型支援事業