こんにちは。
予防医學ドクター、歯科医師の井手です。
今日は「病気を防ぐ、なめまわしの効果」のお話です。
皆さんは、「綺麗好き」が病気を引き起こすことがあるって知っていましたか?
前回のお話で日本人がとても綺麗好きだというお話をしました。
「抗菌」「除菌」など書かれていると安心されるという方も多いのではないでしょうか。
ですが、赤ちゃんの頃に清潔なものばかりに囲まれていると大切な免疫力を身につける機会を失うことにもなります。
赤ちゃんは周りにある色々なものをなめます。
ママやパパからすると、大切な赤ちゃんが色々なものをなめようとするのは気が気ではないですよね。
「これはダメ!それもやめて〜!」
毎日、そんな台詞を言っていませんか?
ですが、この「なめる」という行動はとっても大切なもの。
なめることにより身体の中に色々な菌が入ってきます。
すると身体の中では抗体がつくられ、免疫力があがります。
清潔すぎる環境では、赤ちゃんの頃につくっておくはずの免疫力が作られずに病気になりやすい身体になってしまいます。
日本人は衛生状態のあまり良くない海外へいくと、お腹を壊したり、体調を壊したりしやすいですよね。
清潔すぎる環境は逆に弱い身体を作ってしまいます。
また、赤ちゃんの頃は手よりも口の感覚の方が鋭敏です。
口の感覚は脳神経の中でもとても太い三叉神経が支配していて、脳へたくさんの刺激を送っています。
口でたくさんの刺激を受けることで、脳の発達をうながしているのです。
様々な効果を持つ、「なめまわし」
あまり神経質にならずに、「今は免疫をつけているのね」と温かく見守ってあげてください。
次回は「簡単!ミトコンドリア健康法」のお話です。
どうぞお楽しみに!
井手真理(Mari Ide)
イデアデンタルクリニック 院長
http://www.idea-dental.com
(社)国際予防医學推進協会 代表理事
http://ihp-japan.or.jp/
・香川県出身、東京都在住
・1児のママ
・旅行と読書が大好き
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