ママハピ

サンタさんからのプレゼント

こんにちは!チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。
12月、世の中はすっかりクリスマスの装いですね。子ども達もなんだかソワソワ、大騒ぎな様子です。

 

ハロウィーンが終わり、街中でサンタクロースやクリスマスの飾りが目につくようになると、子ども達は「今年はサンタさんに何を頼もうかな」とあれこれ思案し始めます。しかし、それは実際には手に入らないものだったり、親としては少々困るものだったりと、大人を悩ませることもありますよね。ただ、最終的に何をもらったのかを聞いてみると?!親の希望に近いものになっている!(笑)「子どもって、パパやママが思うより、親の思惑に合わせてくれているのかな?」と思います。

 

最初のサンタさんへのお願いを貫いて、突拍子もないものをお願いする子は少ないですよね。その間に、たくさんのお話を親子でしているのだと思います。みなさんは、ちょっと困るものを欲しいと言われたとき、どんな風に答えたり会話したりしていますか?思い出してみてください。

 

私が知るパパやママは、子どもの言ったお願い事に遠からず、そして現実的にかなえてあげられそうなものに、上手く近づけていくための会話を楽しんでいたように思います。
たとえば、子どもが「大きなおうちがほしい!」と言ったら、「まずはおうちを立てる場所を探しに行かないといけないね」「いろいろ決めないといけなくて大変だよね」などと伝えていくと、「そっかぁ・・」と“無理っぽい感じ”を受け取っていくのですね。
「赤くてカッコいいスポーツカーがほしい!」と言われたら、「家族みんなが乗れないよね・・」などとお話しをしていくうちに、「そうだね、うちのワゴン車が一番だね!じゃあ何を頼もうかな~」なんて、そうやって“折り合い”をつけながら、会話を楽しめたら一番いいですよね。

 

この「サンタさんからのプレゼント」という行事を通して、子どもたちなりの“大人をけなげに受け入れている姿”を垣間見ることができて、毎年なんだかほっこりします。親としては、日々の生活の中で「うちの子はなかなか言うことをきかない」と嘆くことも多いのですが、実は大人が思っているよりもずっと、子どもは大人を受け入れてくれているのです。

 

子どもが3歳くらいまでは、「美味しい?」と聞くと「うん、美味しい」と言ってくれるし、「楽しかった?」と聞くと「うん、楽しかった」と答えてくれたりして、そんなときも、彼らなりに大人の期待に応えようとしてくれているのかな、なんて思います。

 

せっかくのこの時期なので、大人も言葉のやりとりを連想ゲームのように楽しんでみてはいかがでしょうか。今年もあともう少し、子どもたちとの会話、そして大人同士の会話もぜひ楽しんで、それぞれに素敵な時間をお過ごし下さいね!

 

 

チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美

山本直美

 

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