女性の為のセキュリティグッズ販売 ArmorsSecurity A’s 楠本あゆ美です。
先日大田区で開かれたみんなのアレルギーEXPOに参加してきました。
社会全体でアレルギーなど環境由来の健康問題の改善に取り組み、安心して暮らせる社会の構築を積極的に進めている患者会、企業やNPOなど法人、自治体とともに情報共有や情報交換などを図る場という趣旨のイベントでした。
出展団体さんには 防災食品を扱っている企業さんや 子供のお菓子を販売している企業さん それから防災の避難所の運営を指導しているNPOなど私の行っている
防犯防災関連の方々もたくさん出展していたので興味があり参加してみました。
大田区産業プラザPiOの1Fで沢山の出展者さんがブースを出していました。
食品の他に環境問題等の展示もたくさんありました。
私はその中で避難所運営シュミレーション さすけなぶる というワークショップに参加してきました。
このワークショップは実際に東日本大震災の際に 福島ビックパレットで避難所を運営した方々が本当にあった事例を問題として みんなで運営を考えていくというものでした。
実際に出された課題は
「Aさん一家には 小麦アレルギーがある小学生の子供がいます。
避難所での食事は小麦が含まれているものもあり 責任者に話して 別支給にしてもらっています。また調理に関しても別にさせてもらっています。 ところがこれを見てAさん達だけずるい。
えこひいきだ。自分勝手だ。我慢させればいいのに。といううわさが流れています。
噂はAさん一家の耳にも入っています。
さて運営者側はどのような対応をしますか?」
というものでした。
うちにも小学3年生の息子がおり 中度のアトピー性皮膚炎です。
今でこそ除去食はなくなりましたが 1年生までは給食も別メニューでした。
お友達の中には 好き嫌いはいけないよ や なんでみんなと同じものを食べないの?
と聞いてくる子もいました。
実際に 避難所では除去食がなく 食べないで死ぬか?食べて死ぬか?という選択をせまられるような場面もあったんだそうです。
アレルギーの子を持つ親として やはり自分で知識を蓄えて アレルゲン除去食を用意しておくことはもちろん、エピペン(アナフィラキシーに対する緊急補助治療に使用される医薬品)を自前で用意しておく 何が食べることができて 何が食べれないのか。どのくらいは大丈夫でどこからは危ないのかをしっかり把握をするべきだと思いました。
またいじめなどの問題もあり 自分の子供のアレルギーを隠す親御さんもいるようですが、きちんと公表して周りに理解を求めることも大事だなと思いました。
また周囲の人も アレルギーは贅沢病なわけではなく 本当に命にかかわる問題なんだということをしっかり認識して差別的なことを言わないようにする 子供にしっかりと教えることも大事だと思います。
運営者側も 早期の除去食 エピペンの準備 また1件だけでなく全体のアレルギーの方の把握、周りへの理解の呼びかけ 言い出したくても言えない方々の意見をくみ取る仕組みの確立が必要だなと思いました。
そのほかに いくつかの課題ととりくんだ さすけなぶる ワークショップ。
知らない人がほとんどだと思いますが 一回経験してみると本当に色々なことがわかります。
アレルギーは命にかかわります。
せっかく震災で助かった命が 避難所で落とされてしまっては意味がないのです。
実際にAさん一家は肩身が狭かったことでしょう。
痒さに泣きながらパンを食べたお子さんもいると聞いています。
沢山の企業がアレルゲン除去の 防災食を販売しています。
アレルギーのお子さんをお持ちの親御さんだけでなく 周囲の人も含めて
アレルギーを理解できるようにそんなお手伝いができたらいいなあと思っています。
ArmorsSecurity A’s 楠本 あゆ美