子どもを褒めたくなる時ってどんな時でしょう?「トイレに一人で行けた時」「お手伝いをした時」「野菜を残さず食べた時」「勉強をがんばった時」などなど・・
では、そんな時にどんな声かけをしたいですか?一般的な声かけとしては、「エライね」「すごいね」「がんばったね」などが浮かぶかもしれません。
ここで注目したいことは、子どもを褒めたくなった時の私たち親の「気持ち」です。子どもがトイレに一人で行けたらどんな気持ちでしょうか?お手伝いをしてくれた時は?野菜をペロリと食べた後のお皿を見た時は?勉強(スポーツなどでも)をがんばっている姿が目に入ったら?
私たち親は嬉しいし、頼もしいと思うかもしれないし、親としての幸せを感じる時もあるかもしれません。そのまぎれもない「気持ち」を表現してみることが実はとても効果のあるメッセージなのです。(「肯定のわたしメッセージ」とよんでいます。) この「肯定のわたしメッセージ」には、「あなたはエライ」というような評価も教訓もありません。
子どもは、自分がしたことで親が喜びや幸せを感じていることを、親自身から語られるので、自分が認められたという「肯定感」を持つことが多いのです。日本の子ども達は「自己肯定感」が低いと言われているそうですが、実は何気ない普段の会話から、私達親が出来ることはたくさんあるのかもしれませんね。
親業訓練協会インストラクター 式 場 敬 子
□心理カウンセラー
□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員
□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1級
千葉県市川市在住。3児の母。
自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。
自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの親達に講座や講演会を通してお伝えしています。
同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。
式場敬子ホームページ:www.oyagyo.jp
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