子どもが病気になること・・私は口に出すのもイヤなほど、避けたいことでした。(誰でもそうかな・・)
でも、私達大人だって風邪をひくし、体調を崩すし、ケガもするから、生きていれば出会う一コマなのでしょう・・
病院に連れて行くこと。(順番を取りに行ったり、予約をとること。)病院での待ち時間があること。今日、病院に行くことにしたので、その分の自分のスケジュール調整があること。買い物はササッとすませること・・などなど、いつもの一日が、大いに変わってきます。
子どもを病院に連れて行くことがイヤなわけではなく(連れて行かなくてはいけないものね・・!)、子どもが病気になることがイヤなわけでもなく(なってしまったものは仕方がないもの・・)、
では、一体何を私は避けたいのでしょう・・
子どもにとっては、(状態がそんなにキツくなければ)お母さんと一緒にいる時間が増えるので、そんなにイヤな体験ではなく、むしろお母さんの側でホッとしている感じもあります。(近くの小児科の待合室も、そんな感じです。)
私も、小さい頃、病気をすると母がとても優しくなったので(?)、病気が治っても、ずっと優しい母でいて欲しいと思った思い出があります・・
だとしたら、体のつらさは子どもが持っているものとして
子どもが病気になることを恐れているのは私。
それならば、私が自分でこの「恐れ」に対処をして行くことができることなのでしょう。
何ができるでしょうか・・・
「明るく、落ち着く気分になる絵本を読む」
「一緒に暖かいものを飲む」
「枕に子どもが好きなタオルをかける」
「気分が良くなる香りをディフューズする」
など、環境面を整えることもできることかもしれません。
「健康でいることがなにより安心なのよ。」
「病気になると、とても心配。早く良くならないかと、病気になったその日に(!)思ってしまう・・」
「自分も健康でいられるように気をつけているの。」
などと伝えることもできそうです。
ただ、
気分が優れない人に、自分の思いばかり言っても、なかなか届かないかもしれませんね・・
そんなときは
子どもの様子を見て、子どもの気持ちがわかるようなら
「しんどいね」
「そばにいてほしいの?」
「心細いのかな・・」
子どもの気持ちをくんだ言葉かけをして、そばにいることが一番なのかもしれません。
(言葉をまだ話せない小さなお子さんも、受容を表す言葉を聞いて、言語の発達が促されると言われています。)
「早く良くなって、安心したい」という自分の思いをもちながら
お子さんの側によりそうことができたらいいですね・・☆
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親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子
□心理カウンセラー
□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員
□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1級
□教師学インストラクター
□アンガーマネジメント キッズインストラクター
千葉県市川市在住。3児の母。
自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。
自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの親達に講座や講演会を通してお伝えしています。
同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。
E-Mail: shikiba@oyagyo.jp
ホームページ: www.oyagyo.jp
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