ママハピ

日常の中のほんの1分。誰にでもできる効果的な声かけがあります☆ ~『ただいま~』『おかえり~』のあとには・・?~

こんにちは☆
ママの心をサポートする♡親業訓練協会シニアインストラクターの式場敬子(しきばけいこ)です。

 

今回も「入園」「入学」準備編です☆

 

私の長女は3月生まれですが、3年保育(幼稚園)で入園をしました;;(入園当時、まだ一人でブラウスのボタンもかけられないままで、4月生まれのお友達に手伝ってもらっていました。)
3年保育にしたのは、長女の回りのお友達が皆、幼稚園に通い始めるので、公園仲間がいなくなってしまうこと。そして自分も毎日、長女とべったり一緒の時間から解放されたいという気持ちもありました。
入園当初、長女はソレハソレハ泣きました。毎日涙と鼻水でカピカピになった顔で帰ってきました。今思い出しても、ちょっとかわいそうなことをしてしまったと思っています・・

 

 

とまと(教室)

 

 

6月のある日、病院に行く日があり、幼稚園をお休みして、入園前に毎日のように行っていた公園に、下の子を連れて遊びに行きました。
長女は一人でブランコをして、鉄棒で前回りをしたので私はビックリ!!(いつの間に出来るようになったんだろう・・?)
そして、帰るときに「おかあさん、こうえんにつれてきてくれてありがとう!」と言ったのでさらにビックリ!!!(いったいどこの家の子だろう・・?)
親が知らない間に成長をしていたのですね・・
幼稚園に行って→家に帰ってくる。ということも理解して行ったのだと思います。

 

 

元気に飛び回る子ども

 

 

何年か前、私が保育ボランティアをしていた時のことです。
2歳より小さいお子さんを2時間ほどお預かりするのですが、どのお子さんも最初は不安で泣きます。そばにいたお母さんがいないのですから当然ですよね・・
でも、けなげに、涙をこらえながら「おかあしゃん、いってらっしゃい」と、お母さんに背中を向けて「ボクは遊んでいるから大丈夫だよ」と言わんばかりにブロック遊びを始めるお子さんもいました。
お母さん達はこの貴重な2時間の間に、銀行、郵便局、市役所と飛び回ったり、このときとばかり家の掃除をしたりしていたそうです。(この時間に美容院に行ける・・なんて思っていた私の予想とはマッタク違っていました;;ごめんなさい。)
どのお子さんも、やがては保育ルームの環境に慣れて「一時的にいるところ」と、心得て行ったようです。

 

私達大人も、職場や外での活動は、だいたいは「一時的な時間」であって、家に帰ってリセットしてまた次の日を向かえる毎日を送っています。
だとしたら、子どもにとっても集団の場は「一時的な時間」なのでしょうね・・
私は子どもが通っていた小学校の先生から「お母さん、子どもにとっては学校が生活の全てではないんですよ・・」と言われたことがありました。当たり前のことなのですが「ハッ」とした経験があります。
親にとって、入園、入学は一大事、一つの大きな節目ともなりますが、子どもにとっては園や学校での時間は生活の一部分なのかもしれません。

 

さてさて、私達がそんな「一時的な場」である外から家に帰ってきたらどんな声かけをしてほしいでしょう・・?
「お帰り~おつかれさま~」かな・・?
「ご飯あるよ~」かな?(そうだったらどんなにいいか!)

 

こんな時(自分がもし子どもだったとして)
「今日、何があったの?」
「お友達と仲良く出来た?」
「トイレには行けたの?」
「お昼、残さず食べた?」
「手洗い、うがいして!」
(・・・私は子どもに全部言っていたかも・・;;)
なんて言われたらどんな気持ちになるかなぁ・・

 

もし、帰宅してきたときの子どもの気持ち(表情からもわかりますよね)をくむ言葉かけをするとしたら・・
「お家に帰ってきてホッとしたのかな」
「幼稚園(保育園)でがんばったみたいね」
「いっぱいお話があるんだね」(次から次へと話が止まらないときなど・・)
「ぐったりかぁ・・」(疲れちゃっているとき)
他にもあるかもしれません・・

 

 

帰ってきた

 

 

この言葉かけが不思議な力となることがあるのです☆
「今」子どもが持っている「その時の気持ち」は、子どもにとっては「事実」なので
「あなたはこう言ってこういう気持ちなのね」と、親が受け取ったものを確認するだけで
子どもは「そうなんだよ・・」(あるいはもっと違う言葉や表情がでてくるかもしれません)→「でね・・」と、会話が続くこともありますし、「だったらこうしようかな・・」(自分で考える)などと、コミュニケーションが進み、子どもが自分のことについて自分で考える機会つくることにつながる可能性は大いにあるのです。
(もちろん、言葉かけだけではなく、側にいたり、温かく包んであげたりも日常の中で出来ることですよね。)

 

時間がない中で、ほんの1分。
「何を言っているのかな?」「どんな気持ちなのかな?」と、子どもに目を向けてみることで
「私はいつも忙しくって子どもの話をなかなか聞いてあげられない・・」という自己嫌悪から
お母さん自身が自分に対して肯定的な気持ちになることもあるかもしれません。

 

特別な関わりを持とうとしなくても
日常の中の小さな声かけからできることはたくさんあると私は思っています。

 

実際の声かけを練習してみる場はたくさんあります。
親業のセミナーや各種講座など、タイミングが合う日程がありましたら
ぜひ足を運んでみてください。
どれも体験型となっているので、学んですぐにその日に使うことが出来ます。

 

親もより人間らしく。
そして子どもと紡いで行く日々がより温かく輝きを増しますように☆

 

 

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式場敬子(上着有)011-200KB

 

親業訓練協会シニアインストラクター 式 場 敬 子

□心理カウンセラー

□千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員

□看護ふれあい学ふれあいコミュニケーションリーダー1

アンガーマネジメント キッズインストラクター

 

千葉県市川市在住。3児の母。

自分を「良い母」とは思えず、自信が持てなかった育児中に出会った「親業」が、自分の人生の指針となりました。

自らの実体験を基に、親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くかを、たくさんの親達に講座や講演会を通してお伝えしています。

同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場でお伝えしています。

 

E-Mail:      shikiba@oyagyo.jp

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