子どもの長期休みの時は一緒にいる時間が長い分、親子のケンカも増えますよね。
これは以前のわが家での出来事ですが、もう原因は何だったか思い出せないくらい些細なことで、長女とケンカになりました。
「ママのバカ!デブ!ブス!もう大っ嫌い!この家から出て行くから!」
と言われたのです。
こんな事を言われると、売り言葉に買い言葉・・・
つい同じ土俵に乗って戦ってしまう事ってありませんか?
ちなみに、これまでも「鼻くそ!」「ババクソジジイ!」なども言われたことがあります(笑)
正直なところ、イラッとはするけれど、“私はこんな事は親に言えなかったなぁ”と思うと
こんなに素直に、私に怒りをぶつけてくる娘がある意味、羨ましく思えたりします。
普段、私は講座などで、子どもの言うことには “共感” や “おうむ返し” がいいですよとお伝えしています。
ですが、こんな時には
「ママのこと、バカ!って思うんだね」 「ママのこと、デブ!ブス!って思うんだね」
なんて、おうむ返しはしたくないですよね(笑)
こんな時は、気持ちに共感するだけでOK。
「今怒ってるんだね」 そんな子どもの気持ちに共感するだけ。
私は娘の気持ちに共感しながら、言いたいだけ言わせてます。
子どもが興奮している時に何を言っても、子どもには届きにくいんですよね。
それは子どもの耳が閉じているから。
もし、ママの伝えたいことがあったら、子どもの耳が開いてから伝えてみて下さいね。
子どもの耳が開くときは、安心している時だけです。
「ママのバカ!デブ!ブス!」と言われることは、あまり嬉しくはないですよね。
共感するとか、言いたいだけ言わせるという事は、
言われた事を受け入れる、という事ではありません。受け入れる必要もありません。
私の内心は…
「バカって言われたー!」 確かに!
「デブって言われたー!」 確かに!
「ブスって言われたー!」 いやこれは反論させて!笑 こんな感じです(^^;
バカ!デブ!ブス! という言葉だけを受け取ると 「なによーっ!」ってなってしまいますが、
視点を変えると、ちょっと笑えたりしますよね。
ひょえ~!ブスって言われた!ってね(笑)
子どもの暴言って、その場で正そうとしたり、叱ったりしたくなるけれど、子どももそれが良くない事は分かっているはずなんですよね。
その瞬間だけで判断してしまいがちだけど、ちょっと待ってみて欲しいなって思います。
普段のお子さんの様子はどうでしょうか?
断然、暴言を使わない状態の方が多いと思うのです。
暴言=ダメな子、悪い子、意地悪な子
こんなジャッジを瞬時にしがちですが、暴言を吐く子どもは通常モードではないんですよね。
娘にバカ!デブ!ブス!と言われたけれど、娘=ダメな子、悪い子、意地悪な子
ではないことを、私は知っています。
その時の状況が娘の全てではないし、まして、娘の未来の姿でもありません。
パパが疲れてソファーで寝てしまった時、寝室から毛布を持ってきて、そっとかけてあげる娘を、私は知っています。
私が次女を叱った時は、次女の味方になってあげる娘を、私は知っています。
私が寝込んでいる時には買い物へ行って、ご飯を作ってくれる娘を、私は知っています。
人の行動って、95%が適切な行動、不適切な行動はたったの5%と言われています。
そして、人は注目された行動が強化されていくと言われています。
あなたは95%の適切な行動と、たった5%の不適切な行動の何方に注目しますか?
ぜひ、お子さんの95%の適切な行動に注目してみて下さいね。
適切な行動については、また別のコラムで書いてみようと思います(^-^)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
こんにちは。
子どものこころのコーチング協会インストラクターで、褒めるでも叱るでもない、勇気づけの育児実践中の松丸飛鳥です。
3歳・8歳の子どもを育児中の現役ママです。
今、育児が辛いと感じているママ。
または、もっと子どもとの関係を良くしたいと思っているママ。
ちょっとしたコツで育児はグンと楽になります。
楽になると、気持ちに余裕が生まれ、子どもと過ごす時間を楽しめるようになり、ママも子どもも笑顔が増える良い循環が出来ます。
その最初の一歩を踏み出してみませんか。
もう一人で悩まないで大丈夫、一緒に考えていきましょう。
何を話してもOK、安心・安全な場所を作ってお待ちしています。
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子どものこころのコーチング協会 インストラクター
ヒューマンギルド認定 SMILE(スマイル)リーダー/ELM勇気づけトレーナー
松丸飛鳥
ブログ:http://ameblo.jp/nomunomu-pine
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