ママハピ

叱る前にできる事

春、桜がお祝いしてくれる新学期が始まります。

 

 

 

 

子ども達も親にとっても、
期待と不安の入り混じった季節です。

 

この季節思い出す我が子のエピソードがあります。

 

我が家には娘と2歳下の息子がおります。娘は慎重な子でしたが、息子の方はいつも
予想外のことをしてくれるし、人の話聞いてないよね?と毎回突っ込みたくなるほどの子でした。

 

ピカピカの小学校1年生になった息子は歩いて2分走れば1分の地元の小学校にいつも時間ぎりぎりで出かけていきます。
小学校にも慣れてきたある日、『行ってきまーす!』と元気よく出かけて行ったのですが、

 

ふと見ると玄関にポツンとランドセル・・・!    ・・・?・・・?・・・

 

一瞬?気づきました・・・ランドセルを持っていかないで
どこに?というか、ランドセル忘れたんだ・・・(笑)
どうしよう?やはり届けるべきかな?と思っていると、タタタタタ・・と走る足音。
『忘れたー!』と帰ってきました。さすがに、こちらも怒る暇もなく、すっとんでまた
『行ってきまーす』と登校していきました。。

 

 

 

 

一時が万事こんな調子。
なので、私の口癖は
『いい加減にしてよ』
『少し落ち着きなさい』
『何度言ったらわかるの?』等々
それでも繰り返される毎日に、ほとほと困っていました。

 

さて、私はその後、《親業一般講座》を受講したことで、
気がついたのです。
私がいやだなと思っていることを子どもに通じてなかったと。
子どもが解るように伝えるためのスキルがあるということでした。

 

そして、この伝え方、わたしメッセージ

 

子どもは親を悩ませる(困らせる)行動はなになのか、はっきりとわかるように伝える。
子どもの自尊心を傷つけない。
親子の関係を壊さない。
というものでした。

 

そして、親は解決策を支持しないので、子どもは自分がどのように親に協力するか考える機会を与えられるのです。

 

私は子どもの行動を親が受け入れられない時、ついつい言っていたのが、

 

『いい加減にしてよ 』
『少し落ち着きなさい』『早く○○しなさい!』
『何度、言ったらわかるの?』(落ち着きのない、困った子ね)
これでは、子どもがどの行動を私が言っているのかが解らないし、
子どもの自尊心を傷つける可能性があります。

 

 

 

 

子どもを責めたり、子どもに何かするように、しないように言っている。
これでは、子どもの思考は止まっています。
どうしたら怒られないかは考えるのかもしれませんが・・・。

 

たとえば、

 

子どもが集金袋を集金日の朝出してくる時

 

『また!何度言ったらわかるの?集金袋をもらった日に出してよ』という代わりに、

 

『集金袋を持っていく日にママに見せると(事実)
おつりが無いように小銭が揃うかどうかわからなくて (影響)ハラハラするの
(影響に対する私の感情)
『小銭がなかったら、コンビニまで走ったりしなくてはならないし(影響)
朝から憂鬱になるわ(影響に対する私の感情)

 

この事実 (見たまま、聞いたまま)、その影響を具体的に、その影響へのわたしの感情
率直に伝えるのです。

 

「指示、命令」「アメやムチ」で子どもを動かすこともできますが、
具体的に伝えることで、子どもが相手の立場を考えて自分でどうするかを決める機会ができるのです。

 

もちろん、子どもにも言い分があるので、それは 親業で学ぶ『能動的な聞き方』で
しっかり聞きます。これも大切なスキルです。

 

この伝え方をできた時は、子どもの反発が少ないし、親の私は自分の言いたい事を吟味するので、自分を見つめるきっかけにもなりました。

 

子どもの自肯定感とコミュニケーション能力があがるスキルを身に着ける、心理学や行動学がベースになった親を改めて学びませんか?

 

 

 

 

 

 

親業訓練協会インストラクター 伊藤圭子  

 

都内どちらでも、説明会、体験会、講演、
講座に伺います。

 

☆㈱交通道徳事業部 代表取締役
☆主に大田区で保育サポーターとしても活動中
☆L・E・T(リーダー・エフェクティブネス・トレーニング)トレーナー

 

子どもが幼い時同居する母からの子育てのアドバイスが、本当にこれでいいのかわからなくなり不安に感じていた時、地元小学校で聞いた親業の説明体験会で『これ!』とピンときてすぐに受講しました。『親業』は自分の育児のみならす、自分の生き方の指針となりました。今私の二人の子ども達は、自分の人生をそれぞれが悩みながらも自分の好きな道で力強く生きている姿に『親業』に出会えてよかったと心から思っております。