ママハピ

ママは世界で1番のお医者さん   〜『ほんとにすごい!!唾液のちから』のお話〜

こんにちは。
予防医學ドクター、歯科医師の井手です。

 

今日は「唾液のちから」のお話です。

 

皆さんは唾液にすごい力があることを知っていますか?

 

 

 

 

唾液はお口の周りにある耳下腺、顎下腺、舌下腺から分泌されてお口の中に出てきます。

 

レモンや梅干しをお口の中に入れる想像をするだけでもジワッと出てきますよね。

 

今日はそんな唾液のすごいちからを5つ、お伝えしたいとおもいます。

 

[唾液のちから①〜消化を助ける〜]

 

 

 

唾液にはアミラーゼと言われる消化酵素が含まれています。
デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解するこの酵素は消化を助けます。

 

よく噛んで食べる事で、食べ物と唾液がよく混ざり、胃や腸の負担を減らすことができます。

 

[唾液のちから②〜抗菌・殺菌作用をもつ〜]

 

 

 

唾液の中には分泌型IgA、ラクトフェリン、リゾチームなどが含まれています。

 

抗菌や殺菌の作用をもつため、色々なものが口に入ってきても私達は元気でいられます。

 

「つばをつけておけば治るよ」という言葉もあながち嘘ではないかもしれません。

 

[唾液のちから③〜アンチエイジング効果をもつ〜]

 

唾液には成長ホルモンであり別名「若返りホルモン」とも言われるパロチンが含まれています。

 

 

 

パロチンには歯や骨の発育を促進する・粘膜や毛髪などの発育も促進する・肌の新陳代謝を促すなどの効果があります。

 

よく噛んで食べる事でアンチエイジング効果も期待できますね。

 

[唾液のちから④⑤〜むし歯を防ぐ効果をもつ(緩衝作用・再石灰化作用)〜]

 

唾液には炭酸水素塩が含まれ、酸性に傾いた唾液のpHを中性に戻してくれる働きがあります。

 

また、スタテリンは酸性で溶けてしまった歯の表面を再石灰化させる作用を持ちます。

 

こんなにたくさんの効果をもつ唾液。

 

子供の頃はたくさん出ていることが多いのですが、加齢・食事の仕方・ストレスなどの影響で現代人は唾液の分泌が少ない方もたくさんいらっしゃいます。

 

①よく噛んでたべる
②お口の周りの筋肉をゆるめる
③ストレスをためない

 

この3つを意識されて唾液をたくさん出すようにしましょうね!

 

 

 

 

次回は「効果はすごい!でも簡単!自分でできるむし歯予防」のお話です。
どうぞお楽しみに!

 

井手真理(Mari Ide)

 

 

イデアデンタルクリニック 院長
http://www.idea-dental.com
(社)国際予防医學推進協会 代表理事
http://ihp-japan.or.jp/
Dr.Mariの郵便ドクター
http://drmari.net/

・香川県出身、東京都在住
・1児のママ
・旅行と読書が大好き!
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