ママハピ

ママは世界で1番のお医者さん〜病気しらずの子育て法⑥〜

こんにちは。

予防医學ドクター、歯科医師の井手真理です。

 

今日は「子供のお口を理解しよう!」のお話です。

 

初めてお子さんのお口を見た時に
「なんて小さいんだろう」という
感想を持たれた方も多いのではないでしょうか。

 

 

グラフィックス1

 

 

生まれたての赤ちゃんのお口を見てみると
歯ぐきだけでまだ歯ははえていません。
(まれに生まれてきた時から歯がはえている
赤ちゃんもいます。)

 

赤ちゃんはお乳(もしくはミルク)から栄養を
とるので、まだ歯は必要がないのです。
歯ぐきでおっぱいを上手にしごいて母乳を
飲みます。

 

また、1歳までの赤ちゃんは喉の構造が
大人と違っています。
赤ちゃんがおっぱいをくわえたまま
お鼻で呼吸している風景をみたことはありませんか?

 

1歳までは猿などの動物と同じように空気が通る
道と食べ物(飲み物)が通る道が分かれているため
長時間でも息をしながらおっぱいを吸うことが
できるのです。

 

大人の喉は空気の通り道と食べ物(飲み物)の
通り道を軟口蓋(なんこうがい)が動いて分けて
いるので、同時に呼吸と飲み込みはできません。

 

さて、歯の話に戻ります。

 

皆さんは子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)
にはえ変わる事はご存知ですね。

 

子供の歯は7、8ヶ月からはえ始め、およそ2歳半で
20本がはえ揃います。
栄養の取り方が
「吸う」から「噛む」に変化するのです。

 

そして身体の成長とともにアゴも大きくなり、
歯も大人の歯へと順番にはえ変わります。

 

5、6歳〜12歳半くらいまでは歯がひっきりなし
に入れ替わるためとても歯磨きが難しい時期でも
あります。

 

 

グラフィックス2

 

 

理想を言えば、小学校卒業までは仕上げ磨きを
してあげるといいですね。

 

「三つ子の魂百まで」ということわざもあるくらい
子供時代の生活習慣・癖の付け方で一生の健康を
左右します。

 

次回は「綺麗な歯並びを自分でつくろう」のお話です。
どうぞお楽しみに!

 

 

 

井手真理(Mari Ide)

井出

 

イデア健康サロン・イデアデンタルクリニック 院長
http://www.idea-dental.com
一社)国際予防医學推進協会 代表理事
http://ihp-japan.or.jp

 

・香川県出身、東京都在住
・1児のママ
・旅行と読書が大好き
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