生活の中にあるルーティン
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ママは世界で1番のお医者さん〜病気しらずの子育て法④〜
こんにちは。
予防医學ドクター、歯科医師の井手真理です。
今日は「赤ちゃんの腸と離乳食」のお話です。
赤ちゃんと大人の腸の違いについて詳しく
お話したいとおもいます。
赤ちゃんが生まれてから3ヶ月ほどで約2倍
近く大きくなることにびっくりされませんでしたか?
赤ちゃんはママの母乳やミルクから栄養を体内に取り込みます。
母乳は赤ちゃんに必要な栄養・免疫・成長を促す成長因子など赤ちゃんの成長に必要な物をすべて含んでいます。
そんな素晴らしい母乳の成分を残す事なく吸収できるように赤ちゃんの腸の壁は透過性が大きくなっています。
そのため、大きい分子量の物でも腸から吸収されて、血液内に入る事があります。
売られているハチミツに満1歳までのお子さんには与えないように書かれているのを見た事がありますか?
これは1976年〜1978年にアメリカで起こった「乳児ボツリヌス菌症事件」が基になって付け加えられた注意書きです。
ボツリヌス菌は河川や海岸などの土壌に広く分布しており、発芽して出す毒素は非常に毒性が強いものです。
しかし、空気がない所でしか発芽しないため中毒事件を起こす事はめったにありません。
アメリカで起こった事件は、ボツリヌス菌の芽胞がハチミツの中に含まれていてそれを食べた赤ちゃんの腸から血液中に吸収され、空気がないため体内で毒素を発生してしまいました。
そのためにハチミツを食べた赤ちゃんが死亡したという痛ましい事件でした。
そしてその時、大人は腸壁がしっかりしているため同じハチミツを食べても大丈夫でした。
また、母乳を飲んでいた赤ちゃんも腸内のビフィズス菌が多かったためか、死亡例はほとんど見られなかったそうです。
赤ちゃんの腸は大人とは違い、透過性が高いため、アレルギー症状などの疾患を持つお子さんは離乳食を遅らせるよう推奨されています。
ご自分のお子さんの離乳食を開始する際も体調など考慮しながら、ゆっくりと始めてあげてくださいね。
次回は「お子様がスポーツをする際の重要な注意点」のお話です。
どうぞお楽しみに!
井手真理(Mari Ide)
イデア健康サロン併設 イデアデンタルクリニック 院長
http://www.idea-dental.com
一社)国際予防医學推進協会 代表理事
http://ihp-japan.or.jp
・香川県出身、東京都在住
・1児のママ
・旅行と読書が大好き
◆赤ちゃん・子ども相談室 受付中
◆無料メール講座http://www.idea-dental.com
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