子どもたちとの関わりは、幼稚園教諭として働き始めてから早25年以上過ぎました。
これまで接してきた子どもは6000人以上、その保護者や家族との接点は4000以上にな
ります。
お一人お一人の顔は浮かびますが、こうして数字を並べてみても全然実感は沸きませ
んね。
でも、人生の半分近くを子どもたちと過ごさせてもらい改めて確信しているのは、
私にとって、パパ、ママの成長を見届けていることは、
子どもたちを愛でる気持ちと同じくらい愛おしいということ。
これには、深い深い思いがあります。
パパ、ママだって、一生懸命頑張っておられて、
前にはできなかったことがたくさんできるようになっているんです。
成長しているのは子どもだけじゃない!そんな自分自身が進化している姿を
認めてあげてほしいですし、変化していることを楽しんでもらいたい。
そんな思いで、前へ進もうとされる親の姿を応援し続けてきました。
「よく、頑張ってるね」なんて、改めて褒めてくれる人はいないけど、
泣き虫なママだって、忘れんぼうなパパだって、
子どもは、無条件に親の存在を認めてくれているんですよね。
そんな「子どもとの時間」を味わうだけで、親の自己肯定は育まれているんですよ。
子どもが高熱を出してしまった―――「なんで風邪をひかせてしまったんだろ
う・・・」
と新米ママは自分を責めてしまいますが、
いつ熱が下がるかわからない不安のなか、
効果的な対処法もまだ分からず、
家事をこなしながら泣き続ける子どもの側に付き添っていることほど
つらいことはないと思うんです。
その時のママの頑張りを思うだけで私は胸がきゅんとなります。
分からないことだらけの子育て期。
手を差し伸べて認めてくれる存在がいることで、
心 がほっと和らぐこともあると思います。
「ママだって頑張ってるんだよ」と、側にいて声を
かけてあげたい、ひとりでも多くの家庭に
CFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)のサポートを届けたい、
そんな思いで養成講座をすすめています。
とくにママたちに伝えたいのは、
「どうぞ自分を責めないでほしい」ということ。
「毎日、時間に追われているけど、お風呂の時間は守れているな。よしよし」って、
小さなことからママ自身が自分を認めてあげてくださいね。
子どもという無条件に親を認めてくれている存在がいることで、
子どもの成長を見ながら、自分を肯定していくことを親が覚えていければよいなと
思っています。
子育ての中に自分を認めるきっかけが見つけられるようになると、
希望がもてるようになるように感じます。
そして、 子育てがもっと楽に、楽しめるようになるはず。
ブログではそんな私の長年の思いをお伝えしていくとともに、
子育てのヒントもお届けしていければと思います。どうぞよろしくお願いします^-^
CFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)山本直美
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